11・13~14横浜APEC粉砕全国闘争に決起しよう

2019年7月31日

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労働者の国際連帯、労農連帯で、労働運動破壊と戦争のためのAPECを粉砕しよう! 11・13~14横浜APEC粉砕全国闘争に決起しよう。韓国G20反対闘争と一体で闘おう。
 11・7から一週間にわたってAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の本番となる会議が横浜で開催されます。全世界の労働者階級人民の怒りの標的となっ ているがゆえに国家権力は総力を挙げた大厳戒態勢を敷いています。13~14日には米帝・オバマはじめ21カ国首脳が集まる首脳会議が行われます。
 今年は94年インドネシア・ボゴール首脳会談で採択されたボゴール目標「先進国・地域は2010年まで、途上国・地域は2020年までに『自由で開かれた貿易及び投資』を達成」の達成年です。
 APECは自由貿易や経済についての協議のみが行われているわけではありません。01年10月上海APECでは9・11「テロ」攻撃について、08年ペ ルー・リマAPECでは「世界金融恐慌」について、昨年のシンガポールAPEC首脳会談は、前年に発生した「金融恐慌」について、協議し宣言を発していま す。
 しかし、世界恐慌突入から3年、資金供給・財政投入を柱とする恐慌回避策が全世界的に破綻。各国は自国ブルジョアジーの生き残りのために必死です。いよいよ協調の余地はなく、横浜APECはむき出しの利害対立の場となっています。
 日帝が『2010年日本APECの論点』で提起している①自由貿易・投資(ボゴール目標)②地域経済統合と成長戦略 ③人間の安全保障 とは、世界恐慌下の今日、米日中によるアジア・太平洋の経済ブロックの主導権をどこが握るのかをかけた激烈な争闘戦です。そしてそれは各国の労働者・農民 に対して民営化・労組破壊、農民切り捨ての新自由主義攻撃の嵐となって襲いかかるということです。そして全世界の労働者階級人民の決起に対して「人間の安 全保障」と称しての治安弾圧まで含めて検討している、徹底的に支配階級のための会議です。そしてこのAPECに、連合がITUC(国際労働組合総連合)と 共に参画を要請してきたことも見過ごせません。

 巨大独占の利害で貿易の全面自由化

  日帝は横浜APEC議長国として、APEC・FTA(自由貿易協定)として構想されている「アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)」構築の主導権をとろうとしています。鳩山が提唱し菅が受け継いだ「東アジア共同体構想」の具体化です。
 これに対して、中国はASEAN+3(ASEANと中・日・韓)の主導権をとろうとしており、何よりも米帝・オバマは09年11・14東京宣言で APEC参加国の一部を含めた「環太平洋経済連携協定(TPP)」への参加を表明し、APECでの日帝の思惑は大きく修正を余儀なくされています。
 こうしたなかでTPPへの参加問題が急浮上しています。日本経団連会長・米倉は「APEC首脳会議に向けての緊急提言」を発し、「APEC首脳会議の場 でTPP交渉への参加を表明すべきである」と首相にダメを押しました。日本経団連は、米帝が参加表明したTPPへの参加国が増えることを見越して、TPP に乗り遅れるな、日帝主導のFTAAPへの架け橋として利用しようということです。
 T P P は例外品目なしの100%の自由化をめざす協定です。多国籍企業だけが儲け、農業・農民を切り捨てる新自由主義攻撃そのものです。多くの農業団体、農民が猛反発しています。

 戦争と改憲・労組破壊の菅政権を打倒しよう

 菅政権は、大恐慌の深化と日帝のどん詰まりの危機のもとで「4・9政治和解攻撃」、すなわち日帝ブルジョアジーが労働運動解体を基本政策とすることの中 で生まれた政権です。7・11でいったんは打倒されたものの、ブルジョアジーの全面的バックアップで小沢を打倒して基盤を強化しています。
 今臨時国会で最重要課題に掲げた法案を見て下さい。国家公務員給与改正法案、郵政改革法案、派遣法改正法案。まさに4大産別と非正規労働者に対する攻撃で資本を延命させていく政権だということです。 
 前述のTPP参加についても、農業・農民の全面切り捨ての激しさに民主党、国民新党議員の中からも3ケタの反対が出ています。しかし外相の前原が「国内 総生産(GDP)の1・5%しか占めていない1次産業を守るためにかなりの部分が犠牲になっている」と、こともなげに言ってのける政権です。資本が生き残 るためには労働者や農民が生きようが死のうが関係ないと心底思っている連中なのです。
 釣魚台(尖閣列島)をめぐる事態も、中国との歴史的な軍事をはらむ対立関係に日帝の側から突入したこと、すなわち歴史的な侵略戦争突入宣言であると同時に、沖縄闘争の圧殺と辺野古新基地建設・日米安保強化の凶暴な攻撃です。
 11・7労働者集会に向かって前進させてきた国鉄決戦、職場闘争、国際連帯の地平を発展させよう。反戦共同行動委員会の旗の下、大厳戒態勢をはねとばし、労働運動破壊と戦争のための11・13~14横浜APEC粉砕へ全国から総決起しよう。
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 11・13 ~ 14 闘争要綱

 ● 11 月13 日(土)
 ・朝 職場ビラ入れ
 ・昼 集会デモ 12:00
 大通り公園・石の広場結集(神奈川県横浜市中区万代町)
 JR関内駅 市営地下鉄関内駅
 伊勢佐木長者町駅下車徒歩3分
 集会 13:00 ~ 14:00
 デモ 14:00 頃出発 市内繁華街一巡のデモ
 ・夕  桜木町近くで大街宣

 ● 11 月14 日(日) 全国結集闘争
 集会・デモ 12:00 蒔田公園結集(横浜市南区宿町1-1)市営地下鉄線蒔田駅から徒歩5 分
 集会13:00 ~ 15:00
 デモ出発15:00 APEC会場に向かってのデモ

事務局

Posted by m-center