2010年秋医療福祉部会ビラ

2019年8月1日

2010年秋医療福祉部会ビラ
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菅「新成長戦略」による医療福祉の非正規化、外注化、労組破壊と闘う労働者が大結集する
11・7日比谷労働者集会へ

 全国の医療福祉現場に働く労働者の皆さん!
 菅・民主党政権は、いよいよその超反動政権としての本質をむき出しにしています。11月7日、戦争と大失業、労組破壊の菅政権打倒を掲げ、11・7全国労働者総決起集会が東京・日比谷野音で行われます。ここには、国鉄1047名解雇撤回を闘い外注化と対決する動労千葉、大手ゼネコンと対決して3ヶ月間にわたる産業ゼネストを闘いぬいている連帯労組関西生コン支部、全国金属機械港合同をはじめとした闘う労働組合、韓国・アメリカなど海外の労組代表、そして医療福祉現場で闘う仲間たちが全国から大結集します。
 11・7日比谷野音集会は、新自由主義と戦争に反撃する大集会です。ここに、「戦争か革命か」労働者の歴史選択がかかっています。医療・福祉労働者は、合理化・外注化と非正規化・労組破壊攻撃と対決し、新成長戦略粉砕を掲げ、11月7日(日)正午・日比谷野音に集まろう!

 1929年以来の大恐慌がますます深まり、国家財政の破綻と、「為替戦争」とまで言われる状況の中で、民主党・菅政権は、ますます労働者への攻撃を激しくしています。
 釣魚台(尖閣列島)付近で発生した海上保安庁の巡視船と中国漁船の「衝突事件」を引き金に、「領土と国益を守れ」の大合唱が吹き荒れ、これを口実に戦争への動きが猛烈に強められています。東アジアにおける巨大な権益・資源をめぐった、戦争をも辞さない各国間のつぶし合いの激突が始まっているのです。
菅政権の「新成長戦略」は医療・福祉の民営化、非正規化だ
 菅政権が打ち出した新成長戦略は、私たち労働者から徹底的にむしりとり、そして新たなアジア侵略を狙うものです。とりわけ、「高い成長と雇用創出が見込める医療・介護・健康関連産業を日本の成長牽引産業として明確に位置づける」とし、医療・福祉分野を最大のターゲットにしています。これは、今までと比べ物にならない大合理化・民営化攻撃を行なう、まさに新自由主義攻撃そのものです。
 「2020年までに健康分野で約50兆円の新規市場、284万人の雇用が目標」と菅政権は言っていますが、それは労働者の大首切りであり、社会全体を非正規に叩き込むものです。そこでは「医療で儲けることがタブーという考え方はおかしい」(家次恒シスメックス社長)という資本家側の要求がそのまま具体化されています。
 菅民主党政権は、こうした攻撃を実現するために、4月9日に国鉄1047名解雇撤回闘争の幕引きを狙った「政治和解」に踏み切りました。全社会的な解雇自由・非正規化・外注化、360万の公務員首切り=道州制を実現するためには、労働者の誇りと団結を守り抜き「解雇撤回」を貫く国鉄闘争を今ここでつぶさなければ、労働者の反撃が爆発するという強烈な危機感がそこにはあります。
 しかし、労働運動圧殺の4・9「政治和解」攻撃に対して、ストライキで闘う動労千葉を先頭に、新たな国鉄全国運動がスタートしました。国鉄決戦を勝利させ、全労働者の未来を開く大集会が11・7労働者集会です。全国から日比谷野音に集まろう!

公立病院の民営化絶対反対!
現場の団結で合理化と闘おう

 私たち医療・福祉現場は、非正規化、合理化・外注化と労組破壊攻撃である菅「新成長戦略」との最先端の攻防点です。11・7労働者集会の1万人大結集による菅政権打倒こそが勝利の道だと、心から訴えます!
 合理化・解雇攻撃への反撃が始まった!
 全国で、新成長戦略のもとでの解雇、合理化攻撃に対する怒りの反撃が開始されています。
 病院で非正規で働く青年労働者の雇い止め攻撃に現場労働者の怒りが爆発し、解雇撤回がかちとられています。経営の立て直しで新自由主義的経営に代わり、 一時金削減を中心とした人件費削減などの全面的な合理化攻撃をしかけた病院資本は、非正規の青年労働者に集中的に攻撃をしかけることで労働組合破壊=団結 破壊を狙ってきました。しかしこれに対して青年労働者を先頭に積もりに積もった現場の怒りが爆発し、労働組合の団結を逆に強め、雇い止め解雇の全面撤回を させたのです。
 非正規職労働者の雇い止め=解雇は、医療現場の合理化、非正規職化・外注化を画然と推し進める攻撃です。今、全国の医療職場で、看護師も含めた非正規化 が進んでいます。これは、現場に労働強化を強制して、「事故の責任は全部労働者にある」と、安全確保を労働者の責任に転嫁して医療を崩壊させます。労働者 と患者がその犠牲にされるのです。これと対決してきたのが、動労千葉が実践してきた1047名解雇撤回闘争と反合理化・安全闘争の路線です。
 また、むき出しの新自由主義攻撃と、それを率先協力する医労連などの労組幹部に対する現場の怒りの決起も起こっています。IT化などの合理化は、一見 「働きやすくする」という体裁をとりますが、実は労働者を低賃金でこき使い、外注化などを推し進めるためのものであり、資本が搾取を強め、儲けるためのも のに他なりません。いまや労働現場において大合理化、外注化攻撃との徹底した闘いをつくり出すこと、同時に医療・福祉の産別的団結と闘いを組織していくこ とが決定的になっています。
 全国の医療・福祉の現場には怒りが満ちあふれています。あらゆる怒りを11・7日比谷野音に集め、闘う労働組合をよみがえらせよう!
公立病院民営化=クビ切り・労組破壊許すな!
 民営化・道州制攻撃との最大の対決点として、公立病院の民営化―分限免職・労働組合つぶしとの闘いに突入しています。これは、公立保育所・幼稚園の全廃 と並んで、公務員360万人首切り攻撃そのものであり、自治体労働運動の主力を担い切り開いてきた現業労働運動の全面解体を狙う大攻撃です。
 これとの闘いに日本労働者階級の未来がかかっています。私たち医療福祉労働者は、自治体労働者とともに「公立病院民営化攻撃粉砕! 民営化・道州制粉砕!」のスローガンを掲げて、11・7労働者集会に集まろう!

外注化阻止! 闘う青年部運動を巻き起こそう
 11・7集会の呼びかけ労組である動労千葉は、今春JR東日本による検査修繕部門の全面外注化策動に対して、青年労働者が先頭に立って、ストライキを含めた絶対反対の闘いによって4月1日実施を阻止しました。
 しかし、JR東日本は、新たな外注化攻撃を、動労千葉への労働組合破壊攻撃と一体で進めようとしています。第2次国鉄決戦とも言える闘いが、すでに始まっているのです。
 11・7労働者集会は、JR外注化を阻止する決戦への突入宣言の集会でもあります。医療・福祉労働者の未来も、この国鉄決戦の行方にかかっています。 1047名解雇撤回、外注化阻止の国鉄決戦勝利へ11・7集会を成功させましょう。そして医療福祉労働者の全国的団結と闘いを11月7日、日比谷野音から 作りだそう!

★菅政権の「新成長戦略」が狙うもの
●医療の民営化・合理化・外注化、そして非正規化を推し進める!
・寝具類の洗濯や廃棄物処理、検体検査、院内清掃などの外注化はすでに80%を超え、1986年に外部委託が解禁された給食業務では62%。ガーゼ・マス ク・カテーテルなど医療器材の調達、購買代行も外注化が進んでいる。三菱商事は、医療ビジネスで売上高2400~2500億円も稼ぎ出している。
・規制緩和で社会保障・福祉領域を市場開放し、民間資本の餌食に差し出す病院の株式会社経営も進んでいる。
●公立病院の全面民営化
・阿賀野市立水原郷病院や銚子市立病院、氷見市民病院などで、民営化=分限免職という社保庁型の全員解雇が進んでいる。
●「高度医療」の推進で、現場か ら医療を奪い、強労働強制
・「財政負担を軽減する」と言って労働者から必要な医療を奪い、もうけるためには「公的財源に依存しない市場の拡大が必要」だと言って、保険外診療分野の拡大など医療・福祉を資本の食い物として完全に明け渡すもの。
・そのために医療関連法が改悪されている。
 医療の非営利原則の部分解体
 病院機能別再編
 社会医療法人の新設(株式会社 参入の部分容認・債権発行認可)
 療養病床6割削減
診療報酬の利益誘導(2010年診療報酬改訂=高度医療に対する評価の拡大)
 混合医療の規制緩和
メディカルツーリズム(外国人患者の誘致)・・・
◎2012年には、医療と介護の  報酬・制度改定が重なっている。 今年から来年が大決戦だ!