5・25第21回女性部定期大会の報告

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0292号07/01)(2014/07/01)

5・25第21回女性部定期大会の報告

女性部の前途は明るいと確信させる大会

都知事選の決断から鈴コン勝利、青年労働者の解雇撤回の決起、5・2動労千葉スト、5・10動労水戸スト、5・18泉佐野選挙勝利の上で5・30-31動労水戸スト、6・8国鉄全国運動大集会に向かって闘い抜く意欲と確信にあふれた大会を勝ちとることができた!参加者全体の感想だったと思います。
 特別報告では、福島合同労組の市川さんは動労水戸ストライキについて、早期帰還を望む人はほとんどいない、「動労水戸のゼッケンを見ると安心する」という住民の声を紹介してくれました。労働組合が資本と非和解で闘いぬいたときどれほどの力を発揮するのかを具体的に見せてくれたと思います。階級的労働運動・労働組合のもつ根底的な力はフクシマの根底的な怒りと結びつき、今日ついに楢葉町長の「帰町宣言」をふっとばし、JR青年労働者の魂を揺り動かしています。労働運動でこの社会を根本から変えることができる、青年を獲得できる、市川さんの報告とこの日の議論で確信は深まった!
 さらに市川さんは郡山工場をめぐる決戦について、「都知事選の教訓、やらなければならないことは準備がとか、力量がとか言っていてはだめ」と闘い抜く決意を固めたことが報告されました。広島の代議員からも「うちとこまだまだやんと言ってられない。実力以上の闘いが求められている」という発言がなされました。
 議論をとおして、「労働者が団結を求めて決起する時代」に「一緒に闘おうと声をかけられるのは我々のみ」「青年は自分の思いを共有できる人がいない。私たちと仲間になる以外ない。組合的団結に組織しよう。既成の労組の壁がこわれてきている」ことをはっきりさせることができたと思います。
 動労千葉を先頭に私たちが切りひらいた地平に対して、まさに「準備が、力量が」と躊躇しているときではないんだ、自分たちのカラを破ってうって出ようという意欲が全体のものになった!
 とくに、沖縄IJBSや八王子西局の青年労働者をはじめ、各地で青年の根底的な決起がはじまり、私たちと結びつき始めていることが生き生きと報告されたことは、今大会の重大な特徴でした。
 沖縄報告では「沖縄の労働運動を塗り替える」デカサをつかんで闘い抜いているすごさが語られ、広島では青年と一緒に格闘して「青年が組合で闘うことで日々鍛えられて、階級性を獲得していっている」と。
 そして大会に参加した自治体の青年労働者から「闘わなきゃ生きていけない。病気になっちゃう。福祉切り捨て、復興キャンペーンの末端として利用されてる怒り、闘うことで元気が出る」「(自治体は)本来であれば支配する道具で重要なはず。民営化する矛盾。なぜこんなことやるのかな」との意見が出され、参加した自治体労働者を中心に何人もが発言に起ち、議論を深めることができ、女性部の団結が強まったことは決定的でした。女性部の前途は明るい!と確信させる大会でした。
 灰垣 美佐子(八尾北医療センター労働組合)

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