地平線 9・21住宅闘争が爆発!

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0295号12/01)(2014/10/01)

地平線 9・21住宅闘争が爆発!

○9・21住宅闘争が爆発! 生きさせろ! 全てを奪い返せ!
○階級の根底的怒りの決起が始まった!

平沼和典 (全水同盟事務局長、南大阪交流センター)

 西郡の8家族に対して、8月26日八尾市は300人もの警察権力で村を制圧し強制執行に突っ込んできました。階級の怒りがいつ爆発するかわからないという敵の恐怖のあらわれです。村には住宅追い出し・解雇・生活破壊への怒りが充満しています。
 そして現業民営化と首切りです。強制執行に対して「8家族の団結を守り、勝利者として世の中を根底からひっくり返しつくり変えよう!」と戦闘宣言を発しました。強制執行を行いながら、19日高裁判決では「仮執行の取り消し」を出し、裁判所自ら破綻に追い込まれました。住宅追い出しは、解雇攻撃です。儲け優先の社会は労働者の生活を破壊しています。西郡で起こっていることは全国で起こっています。集会では、高槻市から追い出し攻撃を受けている高槻市富田園芸協同組合の仲間が、全国水平同盟と共に闘いに決起しました。部落差別とは民営化、解雇攻撃そのものです。労働者の団結の拡大で、世の中をひっくり返すことです。
 9・21闘争は9・11闘争と一体の闘いです。「7・1」安倍政権の反動は労働者階級の意識を激変させ、根底的怒りに火をつけるものになっています。新自由主義攻撃に対して、絶対反対の闘いしかない、階級は党派選択を求めて動き出しています。資本の団結解体と生活破壊の攻撃に対しては、改良の余地はない、根底的に対決し世の中をひっくり返す以外に生きる道はありません。一気に闘いを拡大するチャンスが来ています。JR体制を打倒する動労総連合の全国化と全国水平同盟の建設は共に進みます。
 これに先立つ7月13日、全国水平同盟第2回大会では全水同盟の役割を明確にしました。
まず、時代認識を明確にしました。安倍の「7・1集団的自衛権」の踏み切りは、今が戦争か革命かの歴史選択の時代だということです。労働者は闘う以外に生きていけない。労働者が闘いの中で階級性を取り戻し、団結し、共同体を取り戻すことです。団結を拡大し、世の中をひっくり返し、差別のない労働者が主人公の社会をつくる時代がついに来たのです。この立場に立って時代認識と生き方を貫くことです。労働者の変革と決起への絶望が、血債主義と改良主義の根拠であり、腐敗と裏切りの原因です。全ての人間の解放を求める全く新しい組織が全国水平同盟です。
 次に、部落差別の本質を労働者階級に対する分断攻撃として明確にしました。全水同盟は、部落民自身が当たり前の人間としての団結、階級的団結をつくる団結体です。全水同盟の目的は、労働者の団結によって世の中を根底的につくり変え、労働者が主人公の社会をつくり、当たり前に人間らしく平等に生きることのできる社会の建設です。
 団結を拡大するために、全水同盟の実践方針として労働組合に結集し闘うことです。部落差別は、労働者の分断そのものであり、民営化、非正規化攻撃そのものです。国鉄決戦と階級的労働運動は全水同盟建の闘いです。
 全水同盟は、階級の団結の最先頭で闘おう!

地平線,連載0295

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