11・3労働者国際連帯集会の報告と総括

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0297号02/02)(2014/12/01)

11・3労働者国際連帯集会の報告と総括



11・3労働者国際連帯集会の報告と総括
山本弘行(動労千葉国際連帯委員会)
 11・2集会大成功の息吹の中、翌日、千葉市内で労働者国際連帯集会が300名の結集で開催された。
 冒頭、主催者を代表して動労千葉・田中康宏委員長より「民営化と戦争を阻止する闘いは、今や全世界の労働者の共同の任務となった。この集会を国際連帯の着実な前進の一歩として勝ち取っていきたい」と訴えがされた。
 臨場感あふれる力強い律動の後、民主労総の4人の代表者からアピールが行われた。鉄道労組のオムギリョンさんは、「去る十数年間、鉄道労働者は民営化に反対し、時には失敗し、時には成果を出しながら、休むことなく闘ってきた。最も大きい成果は、国民から広範な民営化反対の支持を獲得したことだ。諦めなければ必ず勝利する」と訴えた。
 ロサンゼルス統一教組(UTLA)のセシリーさんより、Union Powerというフラクションの結成から、現場の隅々まで分け入る闘いを通して執行委員会の全権を握りしめたこと、反動教育長を打倒し、チャーター・スクール(民営化学校)の労働者の組織化に圧倒的に乗り出しているとの報告がなされた。
 ラ―ベンさんからは、ドイツ鉄道労働者の苦闘が報告され、国際連帯をもって民営化攻撃を打ち返していく決意が語られた。
 そして闘う在日の労働者・労働団体からは、長期に渡る解雇撤回の闘いが報告され、民主労総の闘いへの熱い連帯の発言が行われた。
 続いて、日本の民間・教育・自治体職場から民営化と戦争と闘うアピールが行われた。
 冒頭、鈴コン分会の目の覚めるような闘いの勝利に会場は割れんばかりの喝采に沸いた。続いて教育と自治体の現場からのアピールだ。「破綻の淵にある新自由主義は、ついに896地方自治体の消滅をも公言し、公的部門の民営化・外注化・非正規化と公務員労働運動の解体攻撃にはっきりと照準を合わせてきた。しかし、この攻撃は支離滅裂であり、破産は必至だ。国際連帯のもと国鉄決戦と一体で公務員決戦を爆発させる」。
 全世界で新自由主義は、目先の利潤追求にのみ明け暮れ、規制緩和・民営化・外注化に最後の生き残りをかけて、労働運動の絶滅攻撃に走り出した。安全は極限的に破壊され、セウォル号転覆、原発爆発など未曽有の事故を引き起こしている。「内なる階級戦争」だ。世界的な新自由主義の破綻が、「外への侵略戦争」として爆発している。米・EU帝国主義はウクライナ、イラク、シリア、パレスチナ人民を殺戮し争闘戦を展開している。
 安倍政権は生き残りをかけた参戦の道にのめり込み始めた。しかし、労働者階級こそが、「圧倒的」なように見える新自由主義の攻撃を根底から打ち砕く力をもっている。このことが11・2と11・3の2つの集会で示された。
 職場生産点の支配権を奪取する闘いが全世界で始まっている。民営化・外注化を新自由主義の最大の弱点に転化させる具体的な闘いが開始された。労働組合の原則を堅持し地を這うような闘いが確実に実を結びつつある。
 集会は、最後に、以下の点を圧倒的な歓声で確認し、終了した。
●国際連帯の圧倒的な前進で新自由主義の規制緩和・民営化・外注化攻撃に断を下そう!
●「自衛のための戦争」の呪縛を断ち切り、あらゆる戦争を命にかけて阻止しよう!
●2015年11月、再び笑顔で再会しよう!