■甦る労働組合 情勢は労働者が社会の主人公となる時代の到来だ!

2019年7月31日

月刊『労働運動』48頁(0300号01/01)(2015/03/01)

■甦る労働組合 情勢は労働者が社会の主人公となる時代の到来だ!

■甦る労働組合

今日の情勢は、労働者が社会の主人公となる歴史的時代の到来だ!

西田 貴広(常任運営委員・神奈川労組交流センター・全逓)

 戦争に突き進む安倍政権を打倒し、労働者階級がすべての権力を奪取し、社会を運営する時代がついに到来しました。
 安倍政権は国会での「数の力」を背景にして、強権的で独裁的な政治を強力に推し進めています。「戦後の大改革」「この道しかない」など、嘘とペテン的言辞を弄して労働者階級の根底的怒りを圧殺し、戦争に突き進もうとしています。
 安倍政権の戦争政治に対して、日本共産党を始めすべての諸党派と既成の労働組合や諸団体が、安倍やマスコミの「テロ弾劾」「国の存立を守れ」の攻撃に屈服し、翼賛勢力に転落しています。まさに日帝ブルジョアジーは国を挙げて排外主義と「闘っても勝てない」「戦争に協力する道しかない」という「絶望」を組織しています。
 大恐慌が「恐慌の中の恐慌」に突入し、戦争にしか活路が見いだせない絶望的危機に各国帝国主義が叩き込まれているなかで、とりわけ日本帝国主義こそ全ての面で根底的で破滅的危機に叩き込まれています。安倍は戦争と戦時体制で危機突破をもくろんでいますが、日本の労働者階級の反戦意識、階級性を解体することはできずに、根底的で革命的な闘いを覚醒させています。日帝ブルジョアジーは安倍政権とともに労働者階級に打倒される運命にあるということを3~6月の闘いの爆発で指し示そうではありませんか。
 2月7、8日、全国労働組合交流センターの定期総会がいわきで開催され、闘う方針と体制が確立されました。私も再度常任運営委員となり、改めてこの激動情勢のなかで労働組合を甦らせるために、国鉄決戦を闘う決意を固めているところです。
 国鉄決戦こそが、今日の戦争絶対反対を貫く闘いそのものであり、戦争を止める実践的闘いです。30年にわたり「解雇撤回」と労組破壊の「民営化」攻撃との労働組合の原則をかけた闘いを不屈に闘い抜いてきて、労働組合の団結を守り抜いている動労千葉・動労水戸を先頭とする国鉄労働運動の発展の中に、全世界の労働者を獲得する道があるのは明らかです。3・14ダイ改攻撃に全国の力を結集して勝利し、3・15「動労水戸支援共闘」結成の前進と成功を勝ち取りましょう。そしてその力で、3・11フクシマの反原発闘争の爆発も勝ち取ろう。動労総連合の全国的建設を推し進め、公務員決戦・4大産別決戦の発展を大きく切り開き、戦争を革命に転化しよう。4月統一地方選での杉並・北島邦彦候補の勝利から5~6月安保国会を粉砕しよう。
 まさに今日の情勢は、戦後革命期以来ついに訪れた、ブルジョア支配を打ち破り労働者が支配階級となる歴史的時代の到来です。安倍政権の外への侵略戦争と内への階級戦争に、労組交流センターの会員拡大で、労組権力戦に勝利し拠点を建設するなかで勝利しましょう。