■闘う合同一般労組 小竹運輸―労働委員会開始!

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0301号12/01)(2015/04/01)

■闘う合同一般労組 小竹運輸―労働委員会開始!

(写真 小竹運輸労組三役)

■闘う合同一般労組

小竹運輸―労働委員会開始!

中村委員長・植田書記長が最初の証人!

植田和実(合同・一般労働組合全国協議会小竹運輸グループ労働組合書記長)

3月23日第1回審問が開始

 3月 23日 13時 30分より、茨城県労働委員会で第1回審問が開始された。最初の証人は小竹運輸グループ労働組合中村信幸執行委員長と植田和実書記長だ。不当労働行為の救済申立は2013年 10月30日になされ、審問は7月8日までほぼ決まっている。小竹正雄については検討中ということで確定はしていない。組合としては是非とも実質的経営者・小竹正雄を引きずり出す審問闘争にしたいと考えている。
 争点は4つ。第1は、小竹運輸、つくばトランスポート、K―ロジテック、トランスーコ4社が一体になって組合員に対して配車差別を行ったか否か(労組法7条1号・3号違反)。第2は、渡邊竜一組合員をトランスーコに出向させたことが不当労働行為か否か(同上違反)。第3は、神矢組合員を解雇したことが労組法第7条1号違反に当たるか否か。第4は、一連の団体交渉に対する対応が団交拒否にあたるか否か(労組法7条2号違反)。

組合結成以来、不当労働行為の数々と闘いぬく

 2011年11月27日に労働組合を結成して立ち上がった。第1回目の団交で会社側は、当初、小竹正雄の組合結成までの横暴について謝罪し、その他の改善も含めて協議していくと約束した。
 しかし、2012年10月に会社は、小竹運輸のタンクローリーとそのドライバーを全てK―ロジテックに一年雇用の契約社員にして転籍させた。2013年12月からは、小竹運輸の一般のトラック、トレーラーとドライバーを個別に呼び出し、少しずつK―ロジテック、つくばトランスポートに転籍させていった。これも一旦退職、非正規社員で再雇用という国鉄分割・民営化型の攻撃だ。2013年8月からは、小竹運輸、K―ロジテック、つくばトランスポートは、別の会社であり、小竹運輸には仕事が無いとして、組合を潰す攻撃をかけてきた。今まで通りの違法な過重労働の仕事をK―ロジテック、つくばトランスポートに全て割り振り、組合員と若干の人数だけを残した小竹運輸の仕事は干し上げた。しかしグループ全体では全く何も変わらない過重労働が今日まで継続している。
 小竹運輸グループの賃金体系は、固定残業代が含まれ、過重労働になり易く、最賃を割ってしまう低賃金をごまかす違法なものだ。また、手当がなくなると給与が半分以下に激減する仕組みだ。残業代も残業付加手当となっており、時間外労働手当は、一時間あたり一律600円。正規の割増賃金は支払われていない。グループ全体の仕事量は変えずに、過重な業務も給与体系もそのままで変わっていない。グループ全体のほぼ全ての業務が小竹運輸(現在のK―ロジテック本社)の管理でこれまでと変わらず行われている。別な法人に車輌と人員を見せかけで割り振ったにすぎず、同族企業として一体で運営していることに何ら変わりがない。組合敵視―組合潰し攻撃が貫かれた分社化―非正規化攻撃なのだ。
 組合潰しの不当労働行為―配車差別が一体で行われ、グループ全体では今井さんが過労死した時と何も変わっていないというのが実態だ。労働委員会の審問ではそのことを暴き出したい。

渡邊竜一組合員の配転の不当性―新たな懲戒処分攻撃と闘いぬく

 渡邊組合員は、些細な事故(大部分が相手方に過失がある事故)を理由に運転業務から外され、2013年4月15日付で、小竹運輸に在籍のまま、行方市にあるトランスーコ麻生事業所に出向を命ぜられた。その間、会社の焼却炉でゴミを燃やす仕事を一日中させられ、それでも毎日会社に出勤していると、今度は自宅待機にさせられた。他のドライバーとの扱いの違いに納得出来ないため、「法的判断が出るまで、業務命令に従う」という内容証明を小竹運輸に出して出向無効仮処分の裁判にたち、全て勝利し、裁判所が「出向は無効である」と判断を示した。
 しかし会社は、小竹運輸の運転業務に戻そうとしなかった。そして、2014年7月10日に出向先のトランスーコ麻生事業所―関東セグメント麻生工場で、吊り上げられたコンクリート製品と残されたコンクリート製品に挟まれ、右恥坐骨骨折の重傷を負う労災事故に遭った。この労災事故は、免許を持たないクレーン従事者の操作ミス事故でトランスーコ、関東セグメント麻生工場の業務管理のずさんさから生じたものだ。そして、同年9月5日治療が終わり、治療医師から「荷重制限なし、運動制限なし」との診断書の交付も受けた。しかし会社は、小竹運輸にもトランスーコ麻生事業所の仕事もさせずに自宅待機とし、会社指定の 産業医との面談をしてからでないと復帰させないと言ってきたのだ。
 さらに、9月7日で切れる休業補償の引き延ばしを迫り(不正受給になりかねない)、会社都合で休ませているにもかかわらず、給料の支払いもしていない。その後、「出向の解除」になり、小竹本社(下妻五箇)における運転業務を11月20日付で命じられる。
 しかしまた、会社から連絡があり、2台分有った構内運搬業務の仕事が荷主により断わられ、仕事が無くなった、他に仕事をさがすのでもう少し待つよう指示された。
 11月からの休業手当は、6割を支払うと回答しているが、9月、10月分は支払われていない。その後、会社側は、小竹運輸とは全く関係が無い 「 ツルショク」「神建社」という会社に、名目は「出向」だが、事実上の解雇―就職斡旋攻撃をかけてきた。一連の攻撃の流れを見るならば明らかな不利益取り扱いである。今回の不当労働行為事件の大きな焦点の一つだ。
 会社は、新たに組合三役に懲戒処分の恫喝を加える文書を出してきた。自らの違法な変形労働時間制を使った業務命令に組合員が応じないからとの理由だ。これも組合員だけ狙い撃ちにした不当労働行為であり絶対に許すことはできない。徹底的に闘いぬく。