■地平線 2015・3・1ビキニデー集会in杉並

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0301号15/01)(2015/04/01)

■地平線 2015・3・1ビキニデー集会in杉並

■地平線

被曝労働拒否-戦争・原発絶対反対の労働組合運動の切り開いた地平

ビキニデー事件から61年「2015・3・1ビキニデー集会in杉並」

北島一恵(東京西部労組交流センター・中野区職労)

★ビキニ事件とヒロシマ・ナガサキ

 1954年3月1日、太平洋ビキニ環礁においてアメリカが行った水爆実験で、第五福竜丸はじめ1000隻に及ぶマグロ漁船が被爆。この事件をきっかけに杉並の主婦達から始まった「原水爆禁止署名」は日本、全世界に広まった。
 そしてビキニ事件を契機にヒロシマ・ナガサキの原子爆弾による被爆の実態を報道規制してきたアメリカ政府に対し、被爆者の怒りの闘いが始まるきっかけになった。放射能被爆―内部被曝が人間にもたらす影響を暴き出し、原水爆禁止運動として発展した。

★ビキニ事件と福島原発事故

 3・11から4年。原発労働者の必死の収束作業にも関わらず、作業は進まないどころか、大量の汚染水が海に流れ出していることを1年以上も隠し続けていた東電。小児甲状腺ガン。仮設住宅での孤独死。帰りたくても帰れない13万の県民が避難生活を余儀なくされている。今も命が削られている。
 原発反対ビラを配った学生を逮捕する暴挙を打ち破り、3・11反原発福島行動が爆発した。
 ビキニ事件に対し、アメリカ政府は第五福竜丸の船員だけに「見舞金」を払い、事故を葬ろうとした。日本政府はビキニ事件を利用し、アメリカから原子力技術の供与を受け、本格的に原子力政策・核政策を推進した。原子力の平和利用―原子力発電所の建設に突進した。原子力の平和利用と対決できなかった結果が3・11福島原発事故だ。

★ビキニ事件と被曝労働拒否の動労水戸のたたかい

 新自由主義攻撃の国鉄分割・民営化に対し、動労千葉と共に絶対反対で闘い、団結を守り抜いてきた動労水戸の30年間の労働組合運動が、石井委員長の30年間の生き様として語られた。
 駅売店やそば屋、ベンディングへの配転、運転士登用差別などに対しどう闘ってきたか、3・11原発事故から3年目、ポケモン列車や常磐線竜田延伸に対し、被曝労働拒否のストライキに決起し、「これが労働組合だ」と次々と青年労働者の組合加入を勝ち取り、仮設住宅で生きる避難者の心を捉えていることなどが力強く訴えられた。
 安倍政権は有志連合の中軸国となり戦争を推進。国会では「安保法制」整備にむけ与党合意。
 労働組合の戦争・原発絶対反対こそが時代を拓く。60年前、杉並から起こった原水爆禁止運動の発展も当時の地区労の力が大きい。西部労組交流センターは3・1ビキニデー集会、3・11反原発福島行動、3・14ダイ改阻止の動労千葉・動労水戸ストライキ、3・15動労水戸支援共闘結成集会の成功を職場闘争と一体で闘いぬいた。4月統一地方選でたたかう議席奪還を!