たたかいはこれからだ! 8・23報告・決起集会に400人 解雇撤回まで闘う!

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0306号02/01)(2015/09/01)

動労千葉鉄建公団訴訟最高裁上告棄却弾劾! 1047名解雇撤回! たたかいはこれからだ!
8・23報告・決起集会に400人が結集!
不当労働行為を認定させた! 解雇撤回まで闘う!

 8月23日、東京・永田町の星陵会館で、動労千葉と国鉄闘争全国運動主催の「闘いはこれからだ!上告棄却弾劾!報告・決起集会」が開催され、400人が結集した。
 集会は、動労千葉鉄建公団訴訟の最高裁6・30上告棄却決定を弾劾すると共に、最高裁に「不採用基準は不当労働行為」と認定させたことの歴史的大きさを明らかにした。 国鉄分割・民営化反対闘争の30年間の勝利の地平を確認し、いよいよ解雇撤回をかちとるまで闘う決意を明らかにした。そして外注化阻止・非正規職撤廃闘争を本格的に取り組み、国鉄闘争全国運動の拡大、動労総連合建設を軸に、秋の各地区国鉄集会から11月労働者集会の1万結集へ全力をあげることを参加者全体で確認した。

ここから新たな闘いを始めよう!

伊藤晃さん(全国運動呼びかけ人)

 6月30日最高裁決定は何を意味しているか。国家をあげた不当労働行為に対して労働者は何ができるかということを示した。全国の労働者に大きな反響を呼び起こしていると思います。闘いはこれからです。何をするのか。外注化・非正規化の流れ、社会の全面的崩壊に対して何ができるのかをあらゆる職場、地域で示すことが、これからの闘いの中心であると私は思います。職場への完全復帰に全国運動が力を添えることができるとすれば、10万署名の力を百万、一千万に広げる。全国での不当労働行為をひっくり返す力にできる。
 安倍は戦争の道に突き進んでいます。その前面に労働者を立たせようとしている。労働者に絶望感があります。それに支配者から与えられるケチな希望にすがる気持ちに組織することです。UAゼンセンはそういう役割を果たしています。 私達は、労働者が自らの力で立つ組織をつくりましょう。今秋、各地区で開催される国鉄集会の成功が大事です。何かの組織、運動をつくりだしましょう。

芹澤壽良さん(署名運動呼びかけ人)

 私は1990年代は清算事業団闘争を高知で支援していました。2000年代に東京に戻りましたが、4党合意で揺れていて支援組織はバラバラでした。大同団結と統一行動なしに勝利できないと、何人かと一緒に大同団結を呼びかけ、動労千葉の田中委員長と知り合いました。最高裁決定に至る動労千葉の闘いは、最小の組織で解雇撤回の要求を原則的に堅持し、幅広い共同行動と連帯行動(これは国鉄闘争全国運動です)を背景に職場・地域で合法的闘いを展開し、日本の労働運動史上に残る闘いを築き上げたと私は評価しています。
 28年間の動労千葉の闘いは総括され日本の労働運動に提供していただきたい。
「政治解決」後も解雇撤回を貫いた闘いは立派だった。最高裁決定後も戦い抜く新しい労働運動を前進させていくことをお願いいたします。

金元重(キムウォンジュン)さん(全国運動よびかけ人)

 8月初旬の呼びかけ人会議でパンフレットを作ってほしいと発言しました。いいパンフレットができました。こういう形にしてくれる事務局の働きに感謝したいと思います。
 私が発言したいことは、国鉄分割・民営化は権力中枢が関わったこと、最高裁決定は違憲訴訟でもあるのにマスコミは無視している。多くの人にこうしたパンフレットを持ち込むことが必要です。パンフづくりのためにカンパのお願いもするかもしれません。

花輪不二男さん(全国運動呼びかけ人)

 世田谷では、会社倒産で解雇との闘いをしてきました。資本家は第二会社をつくって機械を持ち出し労働者を追い出す。偽装解散なんです。国鉄の場合、電車や線路を引き継ぐんだったら労働者も引き継げばいい。偽装解散なのにこれを認めないのが国鉄処分の本質です。一人でも闘う労働者がいれば支援し続ける。鈴コンも勝利した。不可能と思われる壁を打ち破り安倍を倒し勝利しよう。

武谷新吾書記次長(関西地区生コン支部)

 最高裁決定を弾劾します。動労千葉の解雇撤回、外注化阻止の国鉄闘争はこれからが正念場です。関生支部は、労働員会、裁判闘争は活用するものであるが、大衆闘争こそ勝利を決定づけるものだと闘っています。11月集会へ闘おう。

木下浩平執行委員(港合同)

 不当労働行為を認めさせたことは大きな意義がある。国鉄闘争が11月集会の原点です。故大和田幸治委員長も労働運動再生の道は国鉄闘争にあると言っていました。団結権の破壊を許さず闘う。

国鉄を軸に新たな闘いへ

 田中康宏委員長(動労千葉)
 国鉄分割・民営化から30年間の1047名解雇撤回闘争で、最高裁が上告棄却決定を下ろしました。闘いはこれからです。
 上告棄却決定は、国鉄闘争はこれ以上続けさせないという国家権力の意思の表れでしょう。しかし、採用差別が明確な不当労働行為であったと最高裁が確定せざるを得なかった。最高裁決定は法律に等しい効力を持ちます。不採用基準の策定が国鉄分割・民営化に反対している労働組合に所属していることをもって不当に差別し不利益に取り扱う動機、目的によって(不当労働行為意思)つくられたと不当労働行為を認定しました。しかし解雇を撤回しなかった。絶対に許しません。
 だけど労働運動をつぶして、憲法を改悪し戦争に突き進もうとした国鉄分割・民営化が不当労働行為だと確定させた。これは闘いの新しい根拠、拠点、出発点になると私は考えます。
 今、戦争法案を制定し、政府・資本家が生き残るために戦争に出ようとしている。しかし30年間、国鉄闘争で戦争の道を止めてきた大きな地平があります。
 さらに、国鉄分割・民営化は、改革法を通して派遣法を制定し労働者を非正規職に突き落としていく攻撃でもありました。これに僕らは立ち向かってきた。
 今、国会で派遣法の抜本的改悪、労働時間規制の解体、国家戦略特区の制定、国民年金も国民健康保険も医療も教育も競争の中に叩き込み民営化する攻撃が始まっています。だから旗を降ろすことは絶対に考えられません。不当労働行為だったのだから起きていることは全部間違いだったんです。決着をつける責任が国鉄労働者にはある。
 JR東日本に採用手続きをさかのぼって全部やり直せという申入れを出すつもりです。新しい解雇撤回闘争の始まりです。
 もう一つ、JR職場で安全の崩壊が進行しています。外注化と非正規化、業務をばらばらにした結果、安全が崩壊している。鉄道業務のすべて、保線も電力も信号通信も検修も車掌も運転士も駅も全部別会社にして労働者ごとたたき落す、これが第2の分割・民営化です。全部派遣、総非正規職化、社会丸ごと民営化、これをもう一回やるしか今の政権は生きる道がない。JRをモデルにして全体に貫徹する。国鉄分割・民営化の時と同じです。だから僕らは立ち上がらなくてはいけない。
 さらにもう一点、戦争に向かって歩み始める中で、総評解散・連合結成に次ぐ労働運動の再編が安倍政権の手で進められている。UAゼンセン会長と安倍が極秘会談をやって連合を分裂させようと議論をしている。UAゼンセンは徴兵制までやると言う154万人の日本最大の労働組合です。戦争をめぐって労働運動の衝突が始まっています。国鉄闘争がその先頭で、旗を掲げなきゃいけない。
 明らかに時代は変わった。貧困、格差への怒りの声、原発政策に対する怒りの声、戦争に対する怒りの声があります。
 だから動労総連合を全国につくろうと決断しました。外注化が強行され10月強制出向に出された組合員が3年を迎えます。僕らはここにストライキを構えて闘いぬく決意です。
 下請け会社の大再編が始まっています。労働条件の解体、転籍、賃下げ、ひどい状況です。これからの闘いの大きな柱になるのは、外注化・非正規職化粉砕の闘いになります。9月11日強制出向反対・外注化反対の裁判闘争に結集をお願いします。
 なによりも安倍政権の戦争法案を止めるために、労働者の誇りにかけて全力を尽くして決起しないといけないと思います。

葉山岳夫弁護団長

 6月30日最高裁の上告棄却決定は反動判決です。東京高裁の犯した重大な憲法違反について審理を怠り、労働基本権、適正手続き訴訟に関する判断の誤りを真正面から判断することから逃げて、単なる法令違反、事実誤認の主張に過ぎないと上告棄却しました。最高裁が決定を出すにはかなり時間が経っています。毎年全国集会を行い、10万1244筆の署名を集めた闘いや署名提出行動が大きな影響を与えた。国鉄闘争全国運動は最高裁を追い詰めました。
 そして、JR不採用基準が不当労働行為であると確定させました。しかし、解雇撤回を認めないことは反動判決です。井手文書も提出しました。解雇撤回を実現するのは労働運動の力です。弁護団もみなさんと共に闘います。

動労千葉争議団 高石正博さん

 30年闘ってきました。動労千葉は永久闘争主義者だと言われたがそれで今の結果を生み出した。これからが闘いです。不当労働行為があったのに解雇は撤回できないということは許さない。解雇自由の社会を許さないため闘います。

中村仁さん

 何のために闘っているのか。やはり自分より傷ついた人がいて、28人の解雇者がいて、自分たちがいる。駅に行かされたり、駅から帰ってきても検修やって自分たちが行きたい仕事につけない。だけど動労千葉という組合は一つになって闘っている。これがあったからわれわれは闘えた。だから今回の決定を受けても、私たちは闘いを続けていくし、すでに闘いは始まっている。外注化でCTSで頑張っている組合員もみなさんの力をいただいて、職場と人を一緒に帰す。非正規で頑張っている人たちも一緒になって闘っていきたいと思います。非正規化に絶対反対の闘いをしていきたい。JRに帰ることを宣言します。
 林利明さん 私は事業団から解雇されて28年、民間労働者をしています。支援者のみなさま、本当にありがとうございます。私たちは、最高裁不当決定を弾劾すると共に、亡き中野洋元委員長の遺志を継承してこれからも頑張っていきたいと思います。

小玉忠憲さん(国労秋田闘争団)

 上告棄却とは言え動労千葉が最高裁決定でかちとったものはものすごく偉大です。「4・9政治和解」で国労闘争団、全動労争議団も裁判を下ろしました。国労本部は私たちを組合から追放し、裁判の証人として国労の浜中元書記長は「4・9和解で解雇は不当ではなくなった」と言い、企業に籍のない者は組合員ではないと言うのです。
 私たちは解雇撤回の裁判を継続しましたが、私は時効で切られました。羽廣さん、石﨑さん、成田さんの裁判では、解雇は有効だと終わらせました。動労千葉は、本州1万人割れで不採用の問題を真っ向から突きつけた。
 解雇撤回にむけ新たな運動をしていきましょう。動労総連合を全国につくることです。そして新しい段階に入った国鉄闘争をもっと大衆的に広げましょう。階級的労働運動として今秋、各地区で国鉄集会を取り組みましょう。

石井真一委員長(動労水戸)

 JR東日本の常磐線全線開通にむけた攻撃との闘いを8・29から開始します。結集をお願いします。
 常磐線で原発に一番近い駅は30㍃シーベルトあり、そこに電車を走らせようとしている。被曝労働の強制を許さない。
 外注化とも闘っていきます。

鈴木達夫弁護士

 第2の分割・民営化は外注化・非正規化攻撃です。これに真っ向から闘っているのが動労総連合の原告59人の出向無効確認訴訟です。出向協定を結んでいません。3年前の強制出向を迎え撃つ闘いです。契約書を出させ不利益がないということも打ち破った。仕事も人も戻せと闘っている。9・11訴訟へ結集して下さい。

動労総連合を全国に!

★動労千葉

 梶ヶ谷正副支部長(千葉機関区支部) JR貨物は何千億円儲ける会社ですが赤字だからと賃金を削ることは許せません。上告棄却に負けず解雇撤回と外注化阻止で闘います。
 高橋正支部長(佐倉支部)動労千葉のいいところは、あきらめない、仲間を見捨てない。仲間を守るため闘います。
 関根一美支部長(銚子支部)支部に争議団2人、解雇者1人います。共に闘います。
 荒井秀雄書記次長(木更津支部) 上告棄却は許せません。予科生登用時も労働者の声を抹殺した。組合加入したCTS8人と共に闘います。
 高澤成夫支部長(千葉運転区支部) 今秋、千葉運転区という名前が消えようとしている。粉砕して闘います。
 山田護支部長(幕張支部)
 上告棄却は許せません。和解したり外注化とも闘わない組合とは違って、我々は闘います。10・1外注化3年目で仕事と人をJRに戻すためにストライキを構えて闘います。組織拡大で闘います。

★動労総連合

 池田学執行委員(動労水戸)
 動労千葉争議団と共に原職復帰まで闘います。動労水戸は地域拠点労組として闘い、被曝労働拒否で闘っています。常磐線延伸を許さない8・29闘争への結集をお願いします。
 漆原芳郎委員長(動労連帯高崎) 一人の首切りも許さないと組合をつくりました。上告棄却されても結成理念に立ち返って最後まで闘います。外注化阻止も闘っていきます。
 山田和広書記長(動労西日本) 尼崎事故を絶対許さない、責任追及という立場で闘っています。西日本では外注化で職場廃止攻撃があります。組織拡大で、第2の分割・民営化と闘います。
 中村幸夫委員長(動労神奈川) 清掃業務を担っています。アクセスという会社は低賃金を押し付けている。物の言える組合をつくりました。壁は厚いですが、私たちの後ろにはたくさんの仲間がいます。組織拡大で闘っていきます。
 橋本光一さん(郡山車両センター) 福島では原発事故への怒り、工場では外注化への怒りがあります。それに対してなんら闘えない労働組合。こういう状況の中で満を持して動労福島を結成することにしました。動労総連合の皆さんと同じ戦列で日本の労働運動を背負って立つことに身震いする思いです。9月10日結成大会、デモ、結成集会を行います。ご参集お願いします。
 星野文男委員長(動労総連合・新潟) 7月30日動労総連合・新潟を結成しました。なぜ結成したのか。一つは、世界中で戦争下のゼネストが闘われている中で、日本の労働運動は体制内のままでいいのかが最大の核心です。多くは国労組合員ですが、新たな階級的団結を作る決意で決断しました。二つは、最高裁決定情勢です。国鉄改革に満天の曇りを強制しています。動労総連合を全国に建設していきたい。三つは、国労共闘の歴史的な総括です。国労内で20年間、営々と闘ってきた上の決断です。四つは、国鉄新潟闘争の地平と限界を乗り越えて闘う決断です。動労千葉の反合・運転保安闘争と一体で闘う。9・19結成集会を行います。

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韓国鉄道労組ソウル地方本部からのメッセージ

 大法院(最高裁)判決に屈せず闘争する同志たちの闘争は正当です。
 同志の皆さんこんにちは。韓国鉄道労働者を代表してみなさんにあいさつを申し上げます。韓国の全国鉄道労働組合ソウル地方本部本部長のパク・ジョンソンです。「トゥジェン(闘争)!」であいさつします。トゥジェン!
 国鉄民営化反対、解雇撤回のために闘争する同志たちに、同じ鉄道労働者として愛情と連帯意志を伝えます。8月23日、同志らが開催する「上告棄却弾劾、解雇撤回」に対し、決起集会に直接参加して応援したいと思いますがメッセージに代えさせてもらいます。
 日本の千葉動力車労働組合同志のみなさん、みなさんの闘争は正当です。みなさんの要求は正義感あふれるものです。資本と権力の影響の下にある裁判所が、でたらめな判決を出しても、真実とみなさんの誇り高い闘争意志を打ち砕くことはできません。鉄道を資本に譲り渡し、労働者を思いのままに解雇することに反対しないならば、民主労組ではありません。資本の奴隷であるだけです。
 1987年の国鉄分割・民営化以降、これまで屈せず闘争をして来た誇らしい千葉動力車労組組合員同志の皆さん! 最後まで闘って「国鉄民営化反対、解雇撤回」闘争が正当で、正義であることを必ず明らかにして下さい。そして、みなさんのように闘争している韓国の鉄道労働者たちに勇気と力を送って下さい。
 韓国でも2015年2月26日、「整理解雇撤回、直接雇用」を要求しながら闘争する、KTX乗務員同志たちの闘争を大法院が踏みにじりました。「KTX乗務員の業務は、安全業務と関係がなく、鉄道公社の直接雇用の責任はない」というおかしな論理で、1審・2審の判決をひっくり返しました。
 KTX乗務員たちは、皆さんのように大法院判決に屈せず、裁判所を糾弾し、「解雇撤回、直接雇用」を要求する闘争を継続しています。ソウル駅でKTX乗務員たちと鉄道労組支部長、幹部たちが連帯して、ソウル駅でずっとデモをしています。
 千葉動力車労組同志のみなさん! 私はみなさんの闘争が継続されると信じています。それだけでなく、必ず勝利することを信じて疑いません。韓国鉄道 労働者もみなさんと共に互いに応援し合いながら、変わることなく闘争します。
 ありがとうございます。トゥジェン!

民主労総公共運輸労組全国鉄道労働組合ソウル地方本部
本部長 パク・ジョンソン