労働者は一つ、敵も一つ ◆№4-民主労総、ゼネスト突入

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0307号06/01)(2015/10/01)

労働者は一つ、敵も一つ ◆№4
ゼネストでパククネ「労働改革」粉砕!本格的な反撃を開始!
-民主労総、9月23日ゼネスト突入・上京闘争

(写真 9・17全国単位事業所代表者大会)

 パククネ政権の「労働市場構造改革」の攻撃が激しく進められている。9月13日労使政委員会で韓国労総の「大妥協」の合意を強引に引き出して、16日には与党セヌリ党が「労働市場先進化法」を発議した。
 そのような緊迫した情勢の中、民主労総は9月23日緊急ゼネスト突入を決定した。9月17日、民主労総は全国単位事業場代表者大会を開催して9月23日ゼネスト突入を決議した。パククネ労働改悪を阻止して大反撃の歴史を作り上げようという労働者の決意を高らかに宣言した。
 この大会に民主労総本部に足止めされているハンサンギュン委員長は映像メッセージを送り「9月23日ゼネスト闘争に立とう」と提案した。ハンサンギュン委員長は「96年労働法改悪に対してゼネストを実行した誇らしい組織である民主労総が20年前と同じ状況に突き当たった」、「危機を克服する断固とした明確な選択、政権を揺るがすゼネストを力強く組織しよう」として「財閥の下手人を自任する大統領は我々の大統領ではない」、「富める者たちの毛の先ひとつ触ることができずに、ひたすら庶民の首を締めるパククネ政権を絶対に許すな」と、民主労総らしく闘おうと訴えた。
 全国単位事業場代表者たちはパククネ労働改悪に対する怒りを結集して現場を組織して、ゼネストに立とうと決意した。財閥の腹を肥やすために労働者殺しに血眼になっている奴らの肝を冷やさせる闘争、威力的なゼネストを作り上げようと単位事業場代表者たちは決意した。
 チェジョンジン民主労総首席副委員長は「非常中執の決議に従い80万組合員を代表してここに集まった単位事業場代表者たちの闘争の意志を集めパククネ労働者殺しに対して23日ゼネストに突入する!」と宣言した。
 民主労総は9月14日午後、12次中央執行委員会会議及び第10次ゼネスト闘争本部代表者会議を緊急開催して9・13労使政野合緊急対応計画を確定していた。これに従い9月15日労使政野合糾弾記者会見と抗議闘争を行った。民主労総中執は集団断髪を行って労働改悪を強力に糾弾した。16日には全国16箇所の広域市道地方労働庁及び支庁で労使政野合主犯の労働部を糾弾した。この余勢をかって17日全国単位事業場代表者会議をとおして全国地域と現場幹部たちのゼネスト決意を固めたのだ。
 さらに9月19日、民主労総ゼネスト宣布決意大会を開いてパククネ労働市場構造改悪の一方的強行を強力に糾弾する。民衆市民社会団体連帯記者会見も組織する。
 一方、韓国労総内でも指導部の労使政野合に対する怒りが沸き上がっており、労働改悪に対する民主労総ゼネストと共にすると伝えてきた組織が少なくない。
 大激突の開始だ。民主労総の闘いを我がものとして国際連帯をかけて共に闘っていこう。
 漆崎英一 (動労千葉国際連帯委員会)

記事0307

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