2・14沖縄国鉄集会 青年労働者が牽引した沖縄国鉄集会
2・14沖縄国鉄集会
青年労働者が牽引した沖縄国鉄集会
2月14日、沖縄国鉄集会が那覇市内で開かれました。参加者は25人。この集会は、国鉄闘争全国運動・沖縄の第6回総会も兼ねて行われました。集会自身は国鉄闘争を基軸に、外注化阻止・非正規職撤廃・派遣法廃止をメインテーマにして非常に内容の濃いものになりました。
司会は、共同リネンサービス分会書記長の高橋徳臣さんが務め、開会あいさつは、国鉄闘争全国運動・沖縄の呼びかけ人である金城幸男さんが行いました。
また総会の議案提起を国鉄闘争全国運動・沖縄の真喜志康彦事務局長が行い、本集会の獲得目標として「この1年間の取り組みの総括と向こう1年間の方針を議論し、また動労千葉・動労総連合の組織拡大の決意を共有し、組織拡大を絶対に実現しよう」「『復帰』44年5・15沖縄闘争を国際連帯闘争として闘おう」との提起を行いました。これを受けて、動労千葉を支援する会・電通沖縄、動労千葉を支援する基地労働者の会、動労千葉を支援する会・沖縄中部の会の3つの支援する会からの報告を受けました。
今回は集会のメイン企画として、IJBS労組の仲宗根光洋書記長に「解雇撤回、非正規職撤廃、派遣法廃止へ」と題する問題提起をしてもらいました。仲宗根書記長自身が自らネットなどを活用して資料を作成し、自分なりにまとめて提起を行うことで良かったと思います。「派遣法改悪は『就業条件の整備』から『保護』へと変えた。そこには資本の側からする徹底的な労働者の軽視、労働の軽視がある」とし、「2016年4月1日から3年後には一斉に雇い止め=解雇、派遣切りにあう。労働者にとっては絶望的現状としてあるが、しかし希望もある。それは国鉄闘争だ。国鉄闘争は勝利している。ここに希望を見いだせる。動労総連合に匹敵するような闘う労働組合をつくろう」と訴えました。仲宗根書記長自らの解雇撤回闘争を必死に闘うことで「非正規職撤廃、派遣法廃止」を真っ向から対象化しえているのだと思いました。
今回の集会のもう一つの重要な提起が、IJBS労組委員長の富田晋委員長による「『復帰』44年5・15沖縄闘争へのアピール」でした。その中で富田委員長は、今日の最も大きなテーマである「派遣法廃止」についても自らのIJBS闘争(裁判闘争)にひきよせ、とくに「3年経ったら同じ職場にはいられない。同じ労働者とはいられない。これは明確に労働組合解体攻撃であること」「派遣法は労働者への攻撃の大転換であること」「それを覆す闘いが求められている。その闘い中に動労千葉・動労総連合路線があるんだ」と訴えました。そして最後に、「あらゆる職場・あらゆる学園で派遣法・非正規職化・軍事化と対決して戦争を阻止し、新たな社会を作る闘いに立ち上がろう。『復帰』44年・沖縄集会へ結集し、その第一歩を刻もう!」と締めました。
青年労働者が新たな階級の指導部へと成長していることを示したことで、集会は圧倒的に成功しました。
(沖縄労組交流センター)