ひめじょおん―女性部から 職場闘争と一体で闘った選挙闘争

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0317号12/01)(2016/08/01)

ひめじょおん――女性部から
職場闘争と一体で闘った選挙闘争

新井 佳世子(東京女性部・医療福祉)

 全国のみなさん、参議院議員選挙、お疲れさまでした。また、猛暑の中、連日東京まで支援に来て下さったみなさん、ありがとうございました。今回の選挙は「戦争か革命か」をかけた重大な選挙でした。安倍を倒す気もないどころか完全に安倍と一体の「野党共闘」に対して、唯一安倍を倒せる候補者として私たちだけが真っ向から「新しい労働者の政党」と「革命」を訴えて闘い抜きました。もし今回の選挙で立候補していなかったら、私たちは完全に信用されない存在になっていたでしょう。それほど街頭での反応は今までの選挙戦の中で最も手ごたえを感じるものでした。「こういう候補を待っていました」「鈴木たつおさんに感謝します」とか、応援演説を聴いて涙を流してカンパを下さる方や、行く先々で手を振って下さる方々など…たくさんの方と出逢いました。
 そして当選はできませんでしたが、都知事選を3503票も上回る得票数で、東京に鈴木たつお派が1万6187人も誕生したのです。革命を訴え、マスコミから無視抹殺され続けてきた鈴木たつおさんに投票した人こそ本物です。この力を11月労働者集会につなげ、東京から革命を起こしていきましょう!!
 さて、選挙戦はいつも職場の拠点建設と一体で闘われていますが、今回ほどそれを実感できた選挙はありませんでした。私は介護の現場で働いています。3月末に退職した職員をいつまでも補充しないで過重労働を強いる経営者に対して、現場では怒りや不満の声が充満しています。その上、今年度の一時金支給額を減らすと言ってきたのでもう我慢の限界! 同僚と一緒に文章を考えた「一時金に関する署名」と「増員要求署名」を選挙の告示日だった6月22日から始めました。また、仕事を理由に選挙が闘えなくならないよう、7月の休みを10日までに集中して下さいと同僚にお願いしました。そして私が荻窪で演説した内容が掲載された労働者の新聞「前進」をビラに挟んで堂々と配り投票をお願いしました。その結果、署名は現在で29筆集まり、7月10日までの休みは5日間もらえ、「前進」は98枚配ることができました。また、街頭演説には3人の同僚が来てくれて、39人の方が支持を表明して下さいました。
 7月11日に出勤したら「選挙行ったよ(ウィンク)」とか予想していなかった人から「鈴木たつおさんに入れたよ」とか「公選葉書を見ていいこと言っているなと思ったので投票しました」とか「新聞よかった! 新井さんが言っていた事はその通りだと思いました。投票したし、署名もやります」など…選挙前よりも職場の雰囲気がすごくよくなっていたのです。
 これは「安倍を倒す」ということを「職場で資本家を倒す」という事として具体化し、実践できたことの結果だと思います。今回の選挙で繋がった人たちと本物の労働組合を作り、11月集会に参加したいです。これからも闘っていきます!!