紹介 『動労千葉』№37 第2の分割・民営化粉砕へ 時代認識と路線を提起

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0324号11/01)(2017/03/01)

紹介 『動労千葉』№37発行
第2の分割・民営化攻撃粉砕へ 動労千葉の時代認識と路線を提起

 動労千葉が機関誌『動労千葉』№37を発行した(3月4日付)。動労千葉は毎年1月に行う動労千葉の全支部活動者研修会で、1年間の闘いを総括するとともに、春闘をはじめとする方針について論議している。『動労千葉』は、その全支部活動者研修会での講演が収録されている。
 2017年は、国鉄分割・民営化から30年の節目の年である。新自由主義が猛威を振るい、労働者の雇用と権利が破壊され、労働運動が後退を強いられた30年だ。しかし、動労千葉は85~86年の2波のストライキ以来、原則を曲げず、団結を崩さずに闘いぬいてきた。昨年は、「東京―ソウル国際共同行動」を大成功させた。その地平に立って、「国鉄分割・民営化の破産」と「第2の分割・民営化攻撃との対決」を宣言した。
 田中康宏委員長が第2の分割・民営化攻撃の全貌を明らかにし、安倍政権の「働き方改革」=労働法制解体攻撃などに全面的な批判を加えた。
 本誌の「時代を解く」の筆者でもある藤村一行さん(動労千葉労働学校講師)は、「アメリカ・トランプ大統領の登場は何を意味するか」を中心に、内外情勢を舌鋒(ぜっぽう)鋭く説き明かした。
 『動労千葉』№37を、全国で闘う労働運動の復権のために購読・活用されることを訴えます。

 ●A5判、170ページ ●頒価600円
 ●注文先 国鉄千葉動力車労働組合
 〒260-0017 千葉県千葉市中央区要町2-8 DC会館内
  TEL 043-222-7207 FAX 043-224-7197
  E-mail : doro-chiba@doro-chiba.org
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編集後記

 2月は全国総会や国鉄集会で、新たな闘いの展望を切り開いた。動労千葉を先頭にした分割・民営化反対30年の国鉄闘争は、JRをはじめ新自由主義の崩壊に立ち向かう階級的結集軸だ。
 機関誌担当者会議で、『月刊労働運動』の課題も見えた2月だった。