動労千葉が春闘、反合理化・運転保安のストライキを決行

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0337号03/01)(2018/04/01)

動労千葉が春闘、反合理化・運転保安のストライキを決行!

 動労千葉は、列車の安全運行を無視する千葉派出(運行列車保守保安要員詰所。千葉駅構内にある)要員の半減の強行に対し、2日間のストライキに決起した。ストライキ初日の夕方より「3・30スト貫徹!動労千葉総決起集会」を開催した。ストライキに入った千葉派出の組合員と支援する会代表などの挨拶、書記長から団交経過と基調が提起された。集会にさきだち「エルダー協議会」の結成総会が開催され方針と役員が選出された。

JR大再編との闘い

 千葉派出要員削減の背景にJR大再編攻撃がある。東労組に対する激しい切り崩し攻撃は、その幕が切って落とされたことを示している。

支社再編とローカル線切り捨て

 「乗降客が一日2000人以下の23線区・地方ローカル鉄道」は、「輸送モードの変更」の名の下に廃止することが画策されている。千葉でも系統分離の名の下に内房線、外房線などで次々と列車が削減され、地域の職場も生活も丸ごと切り捨てられようとしている。鉄道の公共性や安全もかなぐり捨て、コスト削減、利益追求のみで支社再編が画策されている。まさに支社再編とローカル線切り捨てはワンセットなのだ。

大合理化攻撃と対決するスト

 千葉派出要員削減攻撃は、JR大再編攻撃の中で、派出をなくしていく攻撃の先取りだ。すでに保線や駅の丸投げ外注化が進められようとしている。次は車両検修や鉄道業務の丸投げ外注化・別会社化だ。その行き着く先は子会社への転籍だ。今回のストライキは、これらと断固として対決する闘いだ。

※闘いの要求

①千葉派出の要員削減提案を撤回すること。
②4月1日実施を延期すること。
③検修構内業務の委託契約を解消し、仕事と出向者全員をJRに戻すこと。