6・9国鉄闘争全国運動集会へ結集しよう!

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0350号02/01)(2019/05/01)

6・9国鉄闘争全国運動集会へ結集しよう!

(写真 2018年7・1国鉄集会)

白井 徹哉(国鉄闘争全国運動事務局長)

 6日9日、東京・上野公園野外ステージで、国鉄闘争全国運動の全国集会を開催します。2010年の最初の集会以来9回目の全国集会となります。国鉄1047名解雇撤回闘争を先頭に新自由主義と闘う労働運動再生を展望して、集会を成功させたいと考えています。

国鉄1047名闘争の発展を!

 第一の課題は、国鉄1047名解雇撤回闘争の継続と発展をかちとることです。1047名闘争は、千葉県労働委員会と千葉地裁を舞台に力強く闘われています。
 2015年最高裁決定で不当労働行為を明確に認定させ、新たな闘いの展望を開きました。不当労働行為の救済は原状回復が原則です。JRの団交拒否や労働委員会の調査拒否は断じて許されません。労働委員会の証人調べの場で葛西ら関係者を徹底追及して、今こそ国家的不当労働行為のすべての真実を明らかにさせ、責任を取らせなければなりません。
 国鉄1047名闘争は国鉄分割・民営化の〝真実〟を明らかにする歴史的な闘争であり、現在の日本の労働者の現状を転換・変革する決定的な闘いです。国鉄1047名解雇撤回闘争に心を寄せてきた全国のあらゆる人に、闘いの現状を伝え、共に闘うことを呼びかけよう。

第三の分割・民営化との対決を

 第二の課題は、JR東日本で開始した次元を画する大攻撃に立ち向かい、国鉄・JR労働運動の再生をかちとることです。
 運転士・車掌を廃止する新たなジョブローテーションが提案されました。運転士・車掌は、列車を運行する鉄道業務において最も中心をなす職種です。それを葬り去る重大な攻撃の開始です。昨年5月の乗務員勤務制度改悪、そして今回の提案は、「鉄道業務はもう儲からないから、すべて外注化・別会社化する」「JR本体には管理職だけ残ればよい」という攻撃です。
 安全を投げ捨て、現場労働者を子会社への転籍に追い込む。労働者の権利、労働条件を根本から解体する安倍政権の「働き方改革」の典型的な攻撃です。
 しかし職場から反撃が開始されました。動労千葉は2月、千葉運輸区で「見極め」を粉砕する勝利をかちとりました。東労組解体が始まって以降、声も上げられない雰囲気が職場を支配する中、動労千葉は当該組合員を先頭に、千葉運輸区長を連日追及し、指名ストを構え、会社の攻撃を粉砕しました。高圧的な千葉運輸区長の態度は鳴りを潜めました。現場の闘いにこそ職場の力関係を転換する力があることを示しました。
 3月15~16日には、ダイ改合理化・乗務員勤務制度改悪反対を掲げてストライキに立ち上がりました。
 国鉄労働運動は、支配階級と資本の大攻撃に立ち向かう中で何度もその戦闘性を再生してきた歴史です。6・9集会は、反合理化・運転保安闘争路線を武器に職場から闘いの決意を示す集会です。

関西生コン支部弾圧粉砕へ!

 第三の課題は、関西生コン支部弾圧との闘いです。ストライキを「威力業務妨害」、抗議行動を「強要・恐喝」、組合活動を「組織活動」とする刑事弾圧は許すことはできません。
 労働組合がストライキについて話し合い、計画したことを犯罪とすることは、戦前の治安維持法の復活であり、共謀罪のリハーサルとでも言うべき弾圧です。この弾圧は、労働運動の根絶と労働組合の産業報国会化を策す安倍政権の政治的意図に貫かれたものです。
 関西生コン支部は、ゼネコンやセメントメーカーの利益追求のために中小企業と労働者が犠牲にされ、不正と品質不良が横行する業界の中で、半世紀以上闘い続け、労働組合にはこうした状況を変える力があることを実証してきました。
 労働組合が解体された時、戦争は現実化します。その歴史を繰り返してはならない。関西生コン支部は「まっとうな労働運動をしているから弾圧される。誇りに思う」(武谷新吾書記次長)と意気軒昂と反撃を開始しています。こうした弾圧と闘う中でこそ労働運動の新たな生命力が甦るのです。

「働き方改革」と闘おう!

 第四の課題は、安倍政権の「働き方改革」との闘いです。労働者階級の長い苦難と闘いの歴史の中でかちとってきた労働時間・雇用・賃金を破壊する、本当に重大な攻撃です。
 高度プロフェッショナル制度や裁量労働制の拡大で、長時間労働が合法化される一方で、「日本の1時間あたりの労働生産性は欧米の3分の2しかない。このままでは日本は滅びる」という危機感を背景にして、「生産性向上」というベクトルの合理化攻撃が激化しています。
 そして「同一労働同一賃金」の名のもとに、正規・非正規の枠を超えた究極の競争が扇動されています。個人事業主やフリーランスなど非雇用型の労働法の対象外の働き方も拡大しています。
 しかし、こうした状況に対して反撃が始まっています。この間、自販機や私学、バスなどで「職場に労働組合をつくって闘おう」という動きが広がり、職場の小さなストライキに共感の輪が広がり、社会的な価値観の転換が生み出されています。
 公務職場でも、合理化・職員削減、指定管理者制度や民間委託、会計年度任用職員制度に対して闘いが始まっています。昨年11月、東京・特別区で働く労働者の闘いは史上最悪の賃下げ勧告の実施を見送らせました。 「働き方改革」攻撃は、全産業・全職種で転換的な攻撃が展開され、労働組合の存立の基盤を覆すような団結破壊の攻撃です。全国港湾のストライキなど反撃も始まっています。6・9集会は、あらゆる産別で「働き方改革」に立ち向かう出発点をつくり、新たな闘いを開始する集会にしたいと考えています。

改憲と戦争に立ち向かおう!

 最後に、安倍政権が進める改憲と戦争に対する闘いです。安倍の改憲は文字通り日本を戦争のできる国につくりかえるクーデターです。改憲攻撃と一体で首相官邸が司令塔になって関西生コン支部やJR職場、日教組や自治労への攻撃が仕掛けられています。労働組合をつぶさなければ、改憲はできないのです。
 「戦争だけは二度と許してはならない」は、戦後日本の労働運動の一貫して変わらない原点です。労働運動が解体されたとき、戦争は現実のものとなります。しかし、労働者の闘いがこの社会からなくなることはありません。世界各地で燃え上がっているような階級闘争が日本でも始まりつつあります。
 被爆地ヒロシマでは、「改憲・戦争阻止!教え子を再び戦場に送らない!」声明に百数十人の現役の教育労働者が名を連ね、運動が全国に拡大しています。 今こそ「改憲・戦争阻止!大行進運動」を全国で広げよう。

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6・9国鉄闘争全国運動集会

★6月9日(日)13時~

★東京・上野公園野外ステージ