6・9国鉄集会に1430人結集!

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0352号02/01)(2019/07/01)

6・9国鉄集会に1430人結集!

(写真 集会の最後に、参加者全員でインターナショナル斉唱)

1047名解雇撤回!運転士・車掌廃止-分社化粉砕! 改憲阻止大行進運動の発展を!

 6月9日、東京・上野公園野外ステージで全国から1430名が結集し、国鉄闘争全国運動の集会がかちとられた。国鉄・JR労働運動と関西生コン支部の解体を通して日本の労働者に屈服を迫る激しい攻撃が吹き荒れている。これと真っ向から対決し、戦争と改憲の道を許さず、闘う労働組合を甦らす集会としてかちとられた。
 集会は、全国運動の呼びかけ人の鎌倉孝夫さんの主催者あいさつで始まった。連帯の挨拶に内房線と地域を守る会の松苗代表、外房線と地域を守る会の元吉いすみ市議、三里塚反対同盟の伊藤信晴さんが登壇した。
 動労千葉の田中委員長は「改憲絶対阻止、非正規職だけの社会にさせない!11・3労働者集会に向けてこの半年間で力を出し切ろう」と訴えた。関西生コン支部の武谷書記次長と港合同の木下執行委員の「関生弾圧と断固闘う」決意表明に続いて、韓国鉄道労組ソウル地方本部のファンサンギル本部長ら3人が登壇し、闘いの報告を行った。
 1047名解雇撤回に向けて、葉山弁護士ら労働委員会闘争弁護団、動労千葉争議団、動労総連合1047協議会が登壇し、中村仁さんが、「決まったから仕方がないという立場を絶対にとらない。解雇撤回まで闘う」と決意を語った。
 続いて、運転士・車掌廃止、分社化攻撃粉砕にむけ、関副委員長、出向裁判弁護団、相馬・津田沼支部長、動労水戸の石井委員長、動労連帯高崎の漆原委員長、動労総連合北海道の長尾委員長が決意を述べた。
 カンパアピール、休憩をはさんで、改憲阻止大行進の発展に向けて、広島教職員100人声明の教育労働者が8・6ヒロシマの結集を訴え、星野さんをとり戻そう全国再審連絡会議の戸村代表が特別報告。セブンイレブンで闘う仲間がコンビニ関連ユニオンの結成を報告。自治体労働者、洞口杉並区議、学生が改憲阻止の先頭に立つと決意を語った。
 最後に、呼びかけ人の山本弘行さんが集会アピール、花輪不二男さんが閉会のあいさつと団結ガンバローを行い、最後にインターナショナルを合唱し、集会は大成功をかちとった。
(日刊動労千葉より転載)

【集会の主な発言】

国鉄闘争全国運動の前進で展望は開かれる 鎌倉孝夫氏(全国運動呼びかけ人)

 新自由主義が展開されて約40年。労働者の生活は破壊され、人間労働が破壊されている。資本の金もうけの権利が、労働者の生きて働く権利を破壊している。労働者の組織的団結と闘いによって資本と国家の支配を転換させることによってしか、われわれは人間として生きられない。国鉄闘争全国運動の前進で展望は開かれると確信する。

関生弾圧粉砕へ 支援の大カンパを 武谷新吾氏(関西生コン支部書記次長)

 経営者が約束をしたことを守らせるためのストを「威力業務妨害」、建設現場における安全性を確保するためのコンプライアンス活動を「恐喝未遂」で弾圧している。今週2人保釈が認められた。あと委員長を含めて6人だ。弾圧に便乗して解雇をした企業もある。現場の行動に入り、原理原則の運動にして闘う。
 これまでに延べ58人逮捕され、起訴されたのは40数人。保釈金だけでも莫大。ぜひ支援のカンパを。

共に国鉄闘争担う関生支部支えよう 木下浩平氏(全国金属機械労組港合同執行委員)

 関西生コン支部の緊急カンパの取り組みに全力で応えていただきたいと思います。労働運動全体にかけられた攻撃としてとらえ、共に闘っていきましょう。
 武委員長の裁判の意見陳述で印象に残っているのは、関西生コン支部は労働組合の闘いとして二つの社会的な役割を担ってきた、一つは沖縄の闘いで、もう一つは国鉄闘争を闘ってきたと述べたことです。それは動労千葉との連帯として闘いぬかれていることが法廷の場でも述べられていたことが印象的です。
 国鉄闘争を闘いぬくことが今の労働運動の状況を変える唯一の水路であるというところに3労組が共に立ち、闘いぬいてきました。
 今年の11月を、本当に巨万の決起をかちとる集会にしよう。

動労千葉を知る前までは ファンサンギル氏(鉄道労組ソウル地方本部長)

 1980年代中曽根政権の新自由主義攻撃で日本の国鉄が分割され、外注化で非正規職が量産され、労組破壊工作によって国鉄労組が瓦解するという苦難の歴史があった。JR東労組と国鉄労組が、政府と会社側の不当な弾圧に屈服し、現実と妥協する路線を選択した。動労千葉を知る前までは、このような残念な歴史が全てだと思っていた。
 「国鉄分割・民営化に屈せず人生をかけて解雇撤回まで闘うことを決意した1047名は、戦後日本労働運動の真骨頂」という中野前委員長の言葉に共感する。
 韓国・民主労総は、ろうそく革命の先頭でパククネ政府を引きずり下ろした。しかし現政府は、下落する政権支持率回復の手段として労働法改悪を試みている。真の労働者民衆政府を樹立する前までは絶えず闘い、警戒しなければならない。
 人生をなげうって闘う1047名解雇労働者、困難な条件でも正しい労働運動を思い悩み、実践してきた動労千葉同志たちに敬意を表します。国鉄闘争全国運動の同志たち、ありがとうございます。

国鉄分割・民営化以上の攻撃と対決し11月へ 田中康宏委員長(動労千葉)

 国鉄闘争に対するご支援に心からお礼を申し上げます。
 はじめに三つ訴えます。一つは、連帯労組関西生コン支部への大弾圧を粉砕する闘いの先頭に立つことです。二つに、韓国の全国鉄道労組ソウル地方本部との連帯を強め、彼らの闘いに追いつく努力をしましょう。三つに、獄中44年間、無実を訴えた星野文昭さんが獄中で殺されました。私たちが、国家権力の責任を追及する闘いにも通用する力を取り戻そう。
 この間、動労総連合が訴える外注化と強制出向をめぐる裁判で東京高裁が反動判決を出しました。さらに、30年続く1047名解雇撤回を求めた労働委員会闘争で千葉県労委が却下の反動命令を出しました。私たちは一歩もひかずに闘いを継続します。
 JRは運転士・車掌の職名とそれに伴う労働者の待遇を来年4月1日で廃止するという提案をしています。国鉄分割・民営化以上の攻撃です。加えて、安倍政権は憲法を改悪し戦争のできる国にしようとしています。
 改憲と戦争は絶対に許さない闘いに結集し、安倍政権が掲げる非正規職だけの社会を阻止しよう。教え子を再び戦場に送らないと訴える広島教職員100人声明や、反原発・常磐線全線開通反対などの闘い一つ一つを全国的な運動に組織しよう。11月3日の労働者集会へすべてをかけて決起し、全国からの結集をお願いします。

(写真 国鉄1047名解雇撤回闘争の当該と弁護団が発言)

中央労働委で徹底的に闘い勝利する 葉山岳夫弁護士(国鉄闘争全国運動呼びかけ人)

 千葉県労働委員会は、動労千葉の高石さん、中村さんら9名と動労福島の小玉さん、動労総連合が申し立てたJR東日本の団体交渉拒否・JR東日本への不採用に対する不当労働行為救済の申し立てに対して5月23日、申し立てを却下する反動決定を下しました。決定は、JR不採用から30年以上経過したことをもって申し立ての期限を過ぎたことを却下の理由としています。
 しかしながら当該労働者は1987年以降、「解雇撤回・JR復帰」を掲げ続け、JR東日本はこれまで一貫してこれをはねつけ続けてきたのであります。不当差別・不当労働行為の継続であります。行為のときから1年過ぎたからだめだと強弁すること自体、不当労働行為制度の否定です。
 また、1987年2月の第3回設立委員会で不当労働行為である不採用基準を決議したという公然たる事実を無視して、設立委員が不当労働行為に関与したことは認められないと審問も開かずに断定するという虚偽の事実認定をしたのです。
 まったく審問を行うことなくぬけぬけと却下決定を下したことは、葛西をブレーンとする安倍政権に奴隷のごとくはいつくばった、労働委員会自身が恥知らずの自殺行為を認めたことにほかなりません。
 弁護団は国鉄闘争全国運動に結集された全国の闘う労働者の皆さんと固く連帯して、中央労働委員会で徹底的に闘い勝利することを決意しました。国鉄闘争全国運動、改憲・戦争阻止!大行進の皆さんと共に、団結してこの労働委員会闘争に必ず勝利します。

中村仁さん(動労千葉争議団)

 1047名の闘争はすごい局面を迎えている。解雇撤回まで闘います。
 来年4月から始まる会計年度任用職員は、1年で更新して、労働者の誇りも何もかも奪われる状況。これに労働組合が「決まったから仕方ない」のスタンスでいったら国鉄分割・民営化と同じになる。われわれは「しょうがない」という立場に絶対に立たない。労働者の立場に絶対立つ。
 戦争に向かう道も同じです。安倍に改憲・戦争の法律を決めさせない努力は必要だけど、もし決められても、そんなことは絶対にさせない労働者の団結があれば、絶対止められる。われわれは、国会や国が決めることに従うことはない。労働者が決めて労働者、民衆が決めていく。全国の労働者と共に改憲を阻止して、解雇撤回を全力で闘います。非正規にさせない闘いを、多数になって声を上げていきましょう。

羽廣憲委員長(動労総連合1047協議会/動労総連合・九州)

 攻撃は、第3の分割・民営化攻撃、それも1987年の国鉄分割・民営化を超える攻撃です。なぜそこまでエスカレートしているのか。第1の分割・民営化で労働組合をつぶせなかった。闘う労働組合が存在しているからにほかならない。ですから、私たちの解雇撤回闘争は勝利するまでやる。徹底的にこだわって何年かかっても解雇撤回をかちとるまで闘いぬきたい。
 1047協議会を結成し2年です。「共に闘う会」を結成していただいて1年です。まだまだ闘いはこれからだと思っていますけれども、もう私たちもいい年です。しかし、青年の邪魔なるような闘いだけは絶対にしたくない。あくまでも分割・民営化を絶対に許さない闘いを最後まで最先頭で闘いぬいてまいりたいと思います。

関道利さん(動労千葉副委員長)

 外注化反対裁判は、5月10日に東京高裁が不当判決を出しました。職場の実態を見ようともせず、何の理由もなく出向の必要性は認められるというものです。判決文は出向期間が長期化しても実質転籍とは言えないとしていますが、私たちは期間を何度も延長され、退職まで出向させられ続けています。許せません。
 今CTS(千葉鉄道サービス)で職場代表選挙が始まっています。私はこの1年、職場代表として36協定をめぐる交渉や安全衛生委員会で会社を追及し、職場環境の改善をかちとってきました。職場代表選にもう一度勝って組織を拡大し外注化粉砕へ闘います。

相馬正利さん(動労千葉津田沼支部長)

 私は総武緩行線の電車を36年間運転しています。運転士は毎日、何千・何万の命を目的地まで運ぶ重要な仕事を担っています。それを踏みにじる運転士・車掌廃止のジョブローテーションを絶対に許せません。これは分割・民営化以上の攻撃だと思います。
 3月のダイヤ改正で私はストライキに立ちました。動労千葉の闘う姿を見せるチャンスだと思いました。労働時間が大幅に延ばされ、このままでは運転しながら死ぬ人、体を壊す人が絶対出てきます。今止めなければいけないとストに立ちました。動労千葉は組織拡大を実現し、ジョブローテーション粉砕へ闘います。

石井真一さん(動労水戸委員長)

 JR東日本は2020年に常磐線を全線開通させると言っています。動労総連合は5月27日に本社団交を行いました。会社は、線路と駅は土壌を全部さらって敷き直したから年間放射線量は20㍉シーベルト以下で列車は走れると言う。しかし、線路や駅の外に一歩出れば50㍉シーベルト。そこに列車を走らせるなど、絶対に許せません。しかも会社は、列車には放射性物質は付着しないと言って、調査もしません。
 9月22日、常磐線全線開通阻止・東海第二原発再稼働阻止の集会とデモを水戸でやりたいと思います。ぜひ参加して下さい。

漆原芳郎さん(動労連帯高崎委員長)

 2月に鈴木喜平副委員長に雇い止めの通告をされましたが、私たちは埼玉県労働委員会に申し立て、TTS(高崎鉄道サービス)との団体交渉で解雇通告を撤回させ、鈴木副委員長の無期転換をかちとりました。
 5月に入り、群馬合同労組の仲間の協力もいただき、JR本体の仲間が動労連帯高崎に加入しました。パワハラ攻撃を受けていた彼は、動労連帯高崎に入ってパワハラ・退職強要と闘うことを選択しました。JRとの新たな闘いが始まりました。さらに組織拡大をめざして奮闘します。

長尾信一さん(動労総連合・北海道委員長)

 JR北海道は、北海道の線路の半分を廃線にしようとしています。1日に1本か2本でも駅に列車が止まることは、その地域に住む人たちの安心感になっている。それをJR北海道は奪おうとしています。動労総連合・北海道は定期的に札幌駅頭でビラをまき、JR北海道の労働者にも、廃線で仕事がなくなっていいのかと訴えています。
 北海道でも改憲・戦争阻止!大行進の結成に向かって闘いが進んでいます。私たちは北海道の労働運動の鬼っ子になり、新しい運動をつくりたいと思います。

国鉄闘争全国運動のさらなる発展を 花輪不二夫氏(国鉄闘争全国運動呼びかけ人)

 今日の集会の趣旨は、国鉄1047名の解雇撤回です。そのための意思統一をしましょう。改憲と戦争の道を止めましょう。関西生コン支部への弾圧をやめさせましょう。運転士・車掌廃止、分社化攻撃を粉砕しましょう。非正規職だけの社会にさせないためにがんばりましょう。闘う労働組合を甦らせましょう。
 さらに付け加えます。沖縄闘争と連帯し、沖縄住民の意思を無視し、責任だけを押し付けて、自分は責任をとらない安倍内閣を打倒せよ。韓国の労働者の訴えに連帯し、朝鮮半島全地域の非核化、南北ともに非核化を目指して国際連帯で闘おう。私は星野さんのお通夜に参加しましたが、この無念に応えるためには、われわれが闘う以外にない。がんばりましょう。
 国際連帯の闘いを進めましょう。そして、国鉄闘争全国運動のさらなる発展を期して、団結してガンバロー。

(写真 動労総連合の各労組から闘いの報告と決意表明)

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集会宣言

国鉄・JR決戦、関生弾圧粉砕を闘い抜き11・3労働者集会へ

 私たちは、国鉄・JR労働運動と関西生コン支部の解体を通して日本の労働者に屈服を迫る激しい攻撃に直面しています。これに立ち向かって労働運動の新たな生命力を生み出すのか、それとも新自由主義の破綻がもたらす社会の崩壊や改憲・戦争の道に屈するのか。重大な岐路に立っています。
 国鉄1047名解雇をめぐる千葉県労働委員会の却下決定は、「国鉄改革の真実」に一歩も踏み込むことができない敵の弱点を示しています。私たちは「国鉄闘争の火を絶対に消させない!」、この非常の決意で闘いを継続し、あらためて1047名闘争への支援・連帯・共闘を全国に訴えます。
 JR東日本では、分割・民営化に協力した東労組さえ解体し、運転士・車掌を廃止して、すべての鉄道業務を分社化によって投げ捨てる攻撃が始まっています。80年代の国鉄分割・民営化を超える攻撃です。
 あらゆる産別で資本の攻撃が吹き荒れています。しかし、同時に労働者の怒りは満ち、資本の矛盾は深まっています。これに立ち向かうことができるならば、資本の危機と激しい攻撃を、新たな労働運動の原動力に転ずることができるはずです。
 今日の集会には、「国鉄闘争の火を消すな」の旗の下、関西生コン支部・港合同・動労千葉の3労組を先頭に数多くの労働組合、あるいは自治体や教労、全逓など各産別において苦闘して旗を守ってきた仲間が結集しています。韓国・民主労総をはじめ労働者の国際連帯を発展させてきました。
 動労千葉の分割・民営化反対ストライキや国鉄1047名解雇撤回闘争は、新自由主義攻撃に立ち向かう日本労働運動の進路を指し示してきました。いま一度、同じ気持ちで闘いを開始しよう。関西生コン支部の弾圧を全国の労働者の力で打ち破ろう。JR決戦を闘う態勢をつくろう。横浜シーサイドライン逆走事故は、無人運転の破綻を示しています。反転攻勢の開始です。
 「改憲・戦争阻止!広島教職員100人声明」を全国に拡大し、8・5―8・6ヒロシマ闘争、常磐線開通阻止9・22闘争、そして11・3全国労働者総決起集会への大結集を実現しよう。闘う労働運動を甦(よみがえ)らせ、改憲と戦争の安倍政権を打倒しよう。
 2019年6月9日