甦る労働組合 改憲・戦争攻撃に屈しない 国鉄決戦と関生弾圧粉砕を闘い11・3集会へ

2019年8月28日

月刊『労働運動』34頁(0353号01/01)(2019/08/01)

甦る労働組合 改憲・戦争攻撃に屈しない 国鉄決戦と関生弾圧粉砕を闘い11・3集会へ

甦る労働組合
労働者は安倍の改憲・戦争攻撃に屈しない! 国鉄決戦と関生弾圧粉砕を闘い11・3集会へ

岸上 真寿美(全国労組交流センター常任運営委員・全国女性部部長・自治体労働者)

7月参議院選挙の結果がどうあれ、労働者は安倍の改憲・戦争攻撃に屈することはありません。新自由主義攻撃が吹き荒れ、労働組合が信頼を失っている中で、折り合いをつける運動ではなく、絶対反対で闘う全国労組交流センターの運動は30年を迎えました。戦争・改憲に向かう攻撃は労働組合をつぶすことと一体であり、それは外注化・非正規職化であり、「働き方改革」の職場での貫徹です。
国鉄決戦は、1047名解雇撤回をめぐっても正念場であり、「社友会」をめぐっては「労働組合のない会社」にしていく攻防の最先端の闘いです。
関西生コン支部に対する弾圧は闘う労働運動を根絶する攻撃です。大手ゼネコンに対して中小の生コンで働く労働者が団結して資本の横暴を許さない闘いをして何が悪いのですか。労働組合の当たり前の闘いが弾圧されているのです。私たちは、関西生コン支部の労働者と本当に連帯して闘います。
先日、東京労組交流センター女性部の総会があり、関西生コン支部への弾圧を許さない決議を上げました。関西生コン支部の労働者が職場で子どもを保育園に入れるために必要な「在籍証明」を会社が出さないことに抗議したことが逮捕の原因と聞いて、「そんなことは許せない!」となりました。
広島の「改憲阻止、戦争に反対する教職員100人声明」は、ヒロシマ発の教育労働者の戦争反対の行動であり、実名を出しての声明です。また、神奈川の教職員の「教え子を再び戦場に送らない」運動も新しい人たちを結集して闘われています。「教職員100人声明」が「改憲・戦争阻止!8・5全国教職員ヒロシマ集会」を呼びかけています。8・5~6ヒロシマ行動の成功をかちとりましょう。
私は、来年度から始まる「会計年度任用職員制度」反対で闘っています。体制内の組合は「更新4回」で妥結、しかも「今働いている非常勤には回数制限を設けない」、これは「労働組合が闘って勝ち取った成果だ」と打ち出していますが、とんでもありません。来年から採用される労働者との分断です。会計年度任用職員制度は、民営化を進め、正規職をなくしていく攻撃と捉えて闘っています。
11・3全国労働者集会に向かって、職場に労働者の団結をつくることに真剣になり、今までのやり方ではない、新しいことを想像して取り組みたいと思っています。
杉並区議選でほらぐちともこさんの勝利を勝ち取りました。若い女性につながったこと、真剣な訴えが届いたということだと思います。その後の区議会での活躍、杉並における「改憲・戦争阻止!大行進運動」を考えたとき、一人の革命的な議員を持つことはすばらしいなと思います。