関西生コン支部への大弾圧を許さない運動を先頭でつくり出そう

2019年8月28日

月刊『労働運動』34頁(0353号06/04)(2019/08/01)

関西生コン支部への大弾圧を許さない運動を先頭でつくり出そう

関西生コン支部への大弾圧を許さない運動を私たちこそ先頭でつくり出そう!

金元重さん(国鉄闘争全国運動呼びかけ人 千葉商科大学教授)

関西生コン支部への弾圧がこんなにも勝手放題に行われていることについてどうしたらいいのかと思っています。関西生コン支部は日本の闘う労働組合の代表格で、11月全国労働者総決起集会の共催団体として20年間一緒にやってきた仲間です。今回の大阪、滋賀、京都と波状的に不当逮捕をしている。もしかしたら関西生コン支部が潰れるんじゃないかという危機感を持つくらい、どうしたらいいのかと考えています。
武谷さんが6・9国鉄集会で我々を激励するようなよい発言をしてくれました。『世界』6月号で熊沢誠さんが、「労働組合に対して、刑事上、民事上の免責を踏みにじって、今回弾圧が行われている。なぜ関西生コン支部がやられているのか。闘う労働組合だからだ。日本ではまともな労働組合が弾圧されても世論がちっとも動かない。日本ではいかに産業民主主義の根が浅いのかを示している」と言っています。
国鉄分割・民営化反対闘争が起こった時の日本の労働組合の立ち上がりと比べたら、関西生コン支部への弾圧に反対する支援運動は、私はこれだけかと残念です。
支援団体だって半分は労働組合で半分は市民団体です。これをどう考えたらいいのかと考えると、11月集会にむけて、キャンペーンでも何かをやらないといけないと強く思います。
僕はこの間、韓国の民主労総の闘いを勉強してきました。そして、動労千葉の労働学校でも「日本ではこういう労働組合つぶしはありえないけれども、韓国ではこういう弾圧がある。いかに韓国の労働運動つぶしがひどいのか」と言ってきましたが、今、韓国ではそういうことをさせない体制が作られつつあります。
なぜ日本でこんなことが起きているのかということを、我々がアピールしていくことが必要だと思います。これについては動労千葉だけではなく、関西生コン支部弾圧を粉砕する運動の呼びかけをやることが今、必要だと思います。それが、11月全国労働者総決起集会の呼びかけ3労組の共同闘争を20年間やってきた義理でもあるし、使命でもあると思います。

田中康宏委員長(動労千葉)

関西生コン支部に今かけられている弾圧は、戦後最大の労働運動弾圧だと思います。この大弾圧に勝ち抜けるかどうかに、日本の労働運動と労働者の未来がかかっていると思います。
国鉄分割・民営化という民営化、解雇、労働運動破壊という戦後最大の労組破壊攻撃に立ち向かってきましたが、それに勝るとも劣らない労働運動に対する大弾圧です。関西生コン支部を解体し、日本の労働運動を潰しに掛かっている安倍政権の攻撃だと思います。
これはJR職場で進行している攻撃と一体の攻撃です。東労組のような国鉄分割・民営化に協力し手先になった労組すら潰して、労組の存在にしない企業、社会を作ることが進行していて、安倍政権の改憲、「働き方改革」と称する労働法制の解体攻撃と一体でかかっている。この攻撃と関西生コン支部に今かけられている攻撃は、まさに日本の労働運動の未来をかけた攻防の最先端にあると思います。
全国の仲間たちに訴えたいのですが、関西生コン支部は、労働運動が後退してしまう中で、その最先端で闘いぬいてくれた労働組合です。その労働組合がこれだけ激しい弾圧を受けている時に、これと共に立ち上がらない存在では、労働運動の再生とか復権を語る資格はないと思います。戦前と同じで、「始め共産党が弾圧され、次に共産党ではない社会的運動が全部解体されていき、果ては宗教団体まで解体されていった中で、一つひとつを見過ごしていったということが、戦争に行き着いていった」ことをもう一度真剣に考えたならば、今、共に立ち上がらなくて階級的労働運動を語ることは偽りにしかならない。
弾圧は今も引き続いていて、武委員長は拘束されたまま6度目の逮捕が強行されている。保釈金が一人1000万円請求されていることも含めて、組織絶滅するまで関西生コン支部の存在を許さないという攻撃です。
関西生コン支部は、歯を食いしばって、弾圧を絶対許さないという熱い決意で必死に闘っている。これと気持ちを一つにしなくてはいけないと思います。
弾圧の中身は、ストライキを威力業務妨害と言い、会社に団体交渉や大衆行動を起こしたことが強要になる、労働組合が基本的な権利や勝ち取ってきたことを全て認めない。労働組合には、民事免責も刑事免責もない、労働組合が存在する余地がない社会を作るという意志の表れです。労働運動に携わる者だったら誰一人として許してはいけない性格の攻撃だと思います。
僕は、この攻撃に立ち向かう闘いを作ることが最も原則的で、労働運動の再生という意味では最も大衆的な労働者を結集できる運動になると思います。
今年の11月集会に向かって、国鉄闘争全国運動の呼びかけ人会議で議論し、3労組議でも議論して、準備を進めていますが、関西生コン支部への弾圧を絶対に許さないことを、国鉄闘争と共に、今年の11月集会の大きな柱にすえてやりぬこうと思います。そのために東京・関東でも関西生コン支部弾圧を許さない闘いを具体的に起こし財政的にも支える緊急の大カンパ闘争を組織する議論をしています。
それと、安倍政権の労働政策を考えた時に、連合的なものすら許すことができない。そこまで資本主義体制が行き詰まっている。現代の産業報国会に労働運動を再編することを狙っていると思います。JRで起きていることは、首相官邸とJR資本が意思統一して、東労組まで解体して「社友会」に全部再組織していこうとしている。今までの資本がインフォーマル組織を作ることとは次元が違うと思います。安倍政権が「働き方改革」と言ってきた現在の労働条件とか権利や賃金の体系などを抜本的に改悪する攻撃です。就業規則の不利益変更に関する社員代表法理を作ることが重要だと言った。それが労働組合の存在しない社会ということです。
関生弾圧は協同組合を作って新自由主義的競争原理を否定して、労働者や中小零細企業が大資本(ゼネコンやセメントメーカー)を徹底的に闘いによって規制してきたが、これを許さないという攻撃です。社会全体で競争原理、弱肉強食の論理を貫いていくために労働組合をつぶす攻撃です。現代の産業報国会だと思います。企業組合的な連合を潰してUAゼンセン的なものにしていく。これが改憲攻撃の社会的実態をなす攻撃です。 関西生コンへの弾圧は労働三権を解体し憲法そのものを解体する本質を持った攻撃です。関生弾圧粉砕の闘いを作り11月集会も成功させたいと思います。