ひめじょおん ―女性部から 時差勤務は、団結破壊・過重労働

2019年12月24日

月刊『労働運動』34頁(0357号11/01)(2019/12/01)

ひめじょおん ―女性部から 時差勤務は、団結破壊・過重労働

― 組合アンケートに職場の仲間と共に決起!

野田 里美(関西労組交流センター女性部)

11・3労働者集会に参加して、世界の労働者とつながり、「改憲・戦争阻止! 労働者の団結で革命を起こせる」思いがして、ワクワク、ドキドキしました。職場の仲間と世の中を切り開いていきたい。そのためにも、職場への民営化や合理化を改憲・戦争の攻撃としてとらえ、労働組合で自分が闘うことで、仲間を増やしていこうと思います。

職場での取り組み

先日、組合の中央委員会で、役所の職員に時差勤務(シフト制)要請の提案が当局からされた報告を聞きました。組合交渉もなくすでに2カ所の課で進められているとのことで、清掃(民営化を勝手に進めていたことが新聞記事で発覚、結局白紙撤回状態から民営化交渉が始まっている)に続き「またか!」と怒りを持ちました。「職員は休暇がとれない。職員同士の会議もできない。団結破壊、過重労働、閉庁延長、労働者の生活破壊になる。時差勤務は他職場へ波及していく」と攻撃の本質を中央委員会で暴露しました。
組合執行部は方針が出せず、組合員にアンケートを取り方針を求めました。私は職場に帰ってこの攻撃を話し、本庁(役所)前で「時差勤務反対」ビラもまきました。そして私はアンケートには、中央委員会での発言内容と、「組合を無視して進める当局に対して『労組なき社会』をつくる事で戦争を進める安倍政権の目論みがあるからこそ闘う労働組合で攻撃を粉砕することが必要」と書き添え提出しました。
私の職場の人も、「時差勤務はあかん」と組合アンケートにたくさん意見を書き提出しました。数日後、組合執行部は「時差勤務反対で当局に交渉する」と方針を出しました。体制内組合が反対せざるを得なかったのは、組合員の反対の声が多かったからだと思います。私は職場の一人の仲間と一緒に反対し、組合を動かした感じがして、二人でガッツポーズをしました。
10月半ばに市職労定期大会があり、修正案を出しました。今年で10回目の大会修正案です。評価制度反対!民営化絶対反対!会計年度任用職員制度反対!の3本で出しました。修正案に賛成する人は今年はいませんでしたが、一緒に大会に参加していた人が、「ごめんなさい。あの雰囲気の中で賛成の手を上げれなかった」と、後で声をかけてくれました。「評価制度はやっぱあかん」と言ってきてくれる人もいました。体制内組合と私の主張が違っていると感じ、私に賛同してくれる人が現れています。闘う組合へ作り変えたい。改憲・戦争阻止にむけて、労働者の団結でストライキを闘う組合を作っていける情勢が近づいているのを感じます。
保育無償化を掲げた消費税増税、その陰には公立保育所・幼稚園を潰し、労働組合を潰す目的があることや、マイナンバーは個人情報を国家が握り、戦争動員もさせていくにちがいないことなど、世の中のしくみや、労働情勢、社会情勢などと絡ませながら、現場労働者と論議し、納得し、闘いを作るために学習会を予定しています。
改憲・戦争阻止、新自由主義打倒に向けた大きな闘いと団結を作り、労働者の解放、女性の解放を実現していきましょう!

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Posted by kc-master