甦る労働組合 改憲阻止! 安倍政権打倒! 労働者の未来をかけ2020年決戦へ

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改憲阻止! 安倍政権を打倒しよう! 労働者の未来をかけて、歴史を分かつ2020年決戦へ!

飯田 英貴(全国労組交流センター事務局長)

全国労働組合交流センターは2020年方針の第一の課題を改憲阻止に据えて闘う。改憲阻止の闘いは、労働者民衆がこの社会を変革し、未来を切り開く闘いだ。その先頭に労組交流センターは立ちたい。
労働者の団結した闘いこそが社会を変える力だ。香港の闘いはそのことを示してくれた。逮捕や実弾射撃にもひるまない闘いに高校生や中学生たちも立ち上がっている。その背景には、非正規・貧困があり、政治的自由さえ中国に奪われようとしている。香港解放の闘いは10代、20代の青年たちの未来をかけた闘いだ。
フランスでは、昨年末から年金制度改悪に反対するゼネストが闘われている。世論の7割がストライキを支持し、中でも18歳から34歳までの支持がもっとも高い。「自分たちの責任ではない危機の代償をなぜ支払わなければならないのか」という根底的な怒りが青年たちを立ち上がらせている。
香港やフランスの労働者たちと同じように、日本でも労働者は必ず立ち上がる。
安倍首相は12月9日、臨時国会閉会を受けて記者会見を行い、憲法改正について「必ずや私の手で成し遂げていきたい」と表明した。これに対し、「今すぐにでもやめなきゃいけないのに何を言っているのか」「なにがなんでもあなたの手では成し遂げさせない」「信用信頼できない安倍の下での改憲はあり得ない」と怒りが渦巻いている。
労働者に耐えがたい格差・貧困を強制しながら、自らは巨額の税金を私物化するなど、次々と明らかになる安倍政権中枢の不正と腐敗。「桜を見る会」の問題では、証拠となるデータを国民の目の前で廃棄して見せ、「今後とも懇切丁寧に説明したい」などと開き直った。うそ、隠蔽、改ざん、自らが生き残るためにはなんだってやる、こんな連中がやる改憲は、労働者、青年の未来を食い物にするものだとみんなが思い始めている。改憲阻止・安倍打倒を2020年に必ずや成し遂げよう。
「労組なき社会」と総非正規職化を狙う安倍の「働き方改革」は9条改憲と一体だ。職場の怒りと社会に渦巻く怒りをひとつにして闘おう。巨額の残業代未払いが明らかとなったセブンイレブンで、コンビニ関連ユニオンが元旦ストライキに立ちあがった。正当な組合活動を理由に、のべ89人もの労働者が不当逮捕された関西生コン労組弾圧に対して全国に支援が広がり始めている。反撃はこれからだ。
昨年末、全国労働組合交流センターに新たな加盟があった。「連合でも全労連でもない闘う労働運動が必要だ」と、職場で話し合って加入してくれた。労働運動の現状を変えようと労働者が立ち上がりはじめている。
歴史を分かつ2020年、闘って闘って闘い抜こう。

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