G7広島サミット弾圧! 機動隊の暴力を許さない! 不当逮捕された仲間を取り戻そう!
核と戦争に対する広島の怒りの圧殺を目的とした弾圧
5月21日、改憲・戦争阻止!大行進実行委員会と8・6ヒロシマ大行動実行委員会は、ウクライナ・ゼレンスキー大統領の出席で文字通り戦争拡大サミットとなったG7広島サミットを弾劾する市内デモを闘いました。
デモの最中、本通りの中ほどで許しがたいことに警視庁機動隊がデモ隊に対して左右から異常な圧迫を加え、さらに後方からも圧迫を加えてきて、その直後にデモ隊に襲いかかり、全学連赤嶺知晃委員長ら学生3名を羽交い締めにして拘束するという事態が起こりました。その後赤嶺委員長、及び1名の学生は解放されましたが、許しがたいことに1名の学生が「公務執行妨害」をでっち上げられ不当逮捕されました。(マスコミなども多くいる中での出来事であり、すでにTwitterなどで暴露・弾劾されています。5月22日付の『日刊ゲンダイ』も「広島で警察がデモ参加市民を『公務執行妨害』でフルボッコ」と報じました)。サミット反対の声に追い詰められた権力・機動隊のなりふり構わぬ暴力です。
赤嶺委員長の証言では、機動隊は手のひらに膝で体重をかけて怪我をさせる、首に膝を入れて首を絞めようとするなどの暴力を行使してきたといいます。これに対して商店街の店の人が機動隊に抗議するなど怒りの決起が起きています。戦争会議としてのG7広島サミットの本性を示す事態であるとともに、戦時下において法を無視した国家権力の暴力によって反戦闘争を圧殺しようという意思がむき出しの弾圧です。
今回のサミットで出された「広島ビジョン」や首脳宣言に対して広島の被爆者団体や反核団体は一斉に弾劾の声をあげています(詳しくは8・6ヒロシマ大行動のHPを参照)。サミットに対する怒りは今まさに噴出しています。18日には同じくサミットに反対するデモで、広島大学の学生が不当逮捕されています。徹底的に反撃し、2名の即時奪還を勝ち取りましょう。
(写真:戦争会議G7広島サミット粉砕の闘いの先頭に立った全学連の学生)
神奈川労組交流センターへの弾圧を許さない!
さらに、5月11日の早朝、神奈川県警が横浜市の神奈川労働組合交流センター事務所を家宅捜索し、労組交流センター会員であるAさんを不当逮捕しました。
「容疑」とされたものは、2月16日(3ヶ月も前!)の三里塚の市東孝雄さんの農地取り上げ強制執行に反対する闘いの中で、警察が落としてなくした文書を「盗まれた」とでっち上げたものです。東京や千葉でも同じ三里塚での闘いに対し「公務執行妨害」などをでっち上げて計6名の学生、労働者がでっち上げ逮捕されています。「G7サミット粉砕」の闘いを何とか抑え込もうとした警察による事前弾圧です。
5月17日~21日まで闘われた「サミット粉砕!戦争反対!」のデモは、こうした弾圧をはねのけて世界に発信され、世界に轟く大きな闘いとなりました。さらに闘いを広げ、6名の仲間を取り戻しましょう。