石破打倒! 中国侵略戦争阻止! 10・21新宿反戦デモ
(写真は、9・22横須賀反戦反基地闘争と10・7イスラエル大使館前抗議行動)
改憲・戦争阻止!大行進東京が10月21日に新宿反戦デモを呼びかけています。(18時30分新宿東口駅前広場<アルタ前>、19時15分~デモ出発)
以下、10月1日に改憲・戦争阻止!大行進東京の呼びかけで行われた国会闘争の基調提起を掲載します。
本日私たちは、中国侵略戦争に突き進む日本帝国主義・石破新政権を打倒することを宣言します。米日帝の中国侵略戦争を阻止し、石破を打倒する最大の決戦こそ、11・3日比谷への6000人結集であり、首都東京を揺るがす反戦デモの爆発です。冒頭これを確認し、本日の基調を4点報告します。
第1に、中国侵略戦争に突き進む石破新政権を打倒しようということです。
・改憲・戦争を競い合った自民党総裁選を経て、石破新政権が午後の本会議で発足しようとしています。自民党新執行部と新内閣には4人の防衛大臣経験者が入るという文字通りの戦争突撃政権です。日帝の絶望的な体制的危機の突破をかけ、開始された中国侵略戦争を誰が担うのか。これに対する日帝ブルジョア支配階級の選択が石破新政権の登場にほかなりません。
・石破は昨日の記者会見で総選挙を10月27日に行うことを発表しました。国会での首班指名すら待たずに、余裕なく一気に解散・総選挙を行うやり方に、新政権の危機性と凶暴性がはっきりと刻まれています。
・日帝・石破は、中国侵略戦争に向かって、岸田・バイデンの4月日米会談・共同声明による日米安保の大転換をいっそう露骨に突き進む以外にありません。アメリカ海軍の「航海計画2024」では「2027年までに中国との戦争が起こることに備える」ということが公然とうちだされています。総裁選で石破が主張した「核共有」「改憲」「アジア版NATO」はすべて中国侵略戦争に向かう日米共同声明路線に集約される以外にない。そのために大軍拡予算を成立させ、大増税、社会保障と生活の破壊をはじめ、労働者人民に一切の犠牲を転嫁しようとしている。断じて許すわけにはいきません。
・だがこれらは石破政権はこうした攻撃を、労働者階級との力関係の転覆なしにはけっして貫徹することはできません。すでに岸田は、8・6広島-長崎の勝利、日本労働者階級の戦争絶対反対の怒りに包囲されて打倒されました。事前弾圧や集会禁止をはねのけ、徹夜で座り込み、スクラムを組んで実力で原爆ドーム前集会をかちとった8・6広島の闘い。このように闘えば勝てる。戦争を内乱に転化する闘いにこそ、労働者階級の勝利の展望があることをはっきりさせよう。中国侵略戦争阻止、安保・沖縄闘争の爆発で石破は打倒できるということです。
・中国侵略戦争に突進する石破と自民党。これに対して「日米同盟、安保外交政策は転換しない」と言って中国侵略戦争推進を明言した野田と立憲民主党、さらにこの立民との野党共闘にしがみつき労働者人民の反戦闘争への決起に襲いかかる日本共産党・スターリン主義。総選挙に労働者階級の選択肢はいっさい存在しません。排外主義を煽り改憲・戦争を競い合う総選挙反動を吹き飛ばして、中国侵略戦争阻止・石破打倒の反戦闘争の爆発をかちとることが労働者階級の回答です。職場・地域・学園から反戦デモ・ストライキを爆発させよう。日比谷に6000の結集をかちとり首都東京を揺るがす反戦デモをすべての労働者人民に訴えよう。
第2に、「キーン・ソード」の重大性、激化する中国侵略戦争情勢と対決して闘おうということです。
・日米共同統合実動演習「キーン・ソード25」が10月23日から11月1日に実施されると発表されました。自衛隊3万3千人、米軍1万2千人、日米合わせて艦艇40隻、航空機370機の動員、島しょ防衛やミサイル防空の演習とされ、陸自オスプレイが沖縄本島・与那国島に飛行し、奄美と石垣では高機動ロケット砲ハイマースの訓練が行われます。北海道から沖縄まで民間の特定利用空港・港湾を自衛隊と米軍が使用。三陸沖、四国沖、日本海での海上演習。さらにオーストラリア軍とカナダ軍が初参加。まさに中国を仮想敵国とする実動演習であり、対中国作戦としての遠征前進基地作戦EABOの実戦演習です。
・さらに9月25日の海自護衛艦さざなみの台湾海峡通過、現在行われている横田基地での米軍機からの習志野空てい部隊の降下訓練。これらはキーンソードと一体の対中国侵略戦争への重大な踏み込みです。さらに陸自は、9月2日から11月下旬まで全国の部隊10万人が参加する「陸上自衛隊演習」をキーン・ソードと連携して実施。つまりキーンソードを要として沖縄・九州-全国で10数万人を動員する大演習であり、これこそ米日帝の中国侵略戦争そのものです。
・沖縄-琉球弧では、米海兵隊の改編や嘉手納基地をはじめ米軍の臨戦態勢化がガンガン進められています。辺野古新基地建設、ミサイル部隊をはじめとする自衛隊大増強、文字通りの軍事要塞化・侵略最前線基地化。沖縄県民の基地と戦争、中国侵略戦争に対する怒りの決起は必ず巻き起こります。中国侵略戦争切迫下で米兵による性的暴行事件が次々起こり、日帝による隠蔽が暴かれています。被害当事者の無念と怒り、沖縄の怒りは出口を求めて充満、沸騰しています。
・本土における沖縄闘争、安保・沖縄闘争の爆発こそ労働者階級の回答でなければなりません。総裁選で沖縄に乗り込んだ石破は、「台湾有事は日本有事」、「辺野古移設は地域の安全保障と抑止力を維持するために必要」と言明。またかつて(2013年)自民党幹事長だった石破は沖縄出身の自民党議員を自民党本部によびつけて辺野古移転案容認を強制しました。これは「平成の琉球処分」と呼ばれています。石破はまさに沖縄県民の不倶戴天の敵です。打倒以外にありません。
第3に、パレスチナ蜂起1周年10・7イスラエル大使館包囲、新宿反戦デモを実力で闘おうということです。
・アメリカ大統領選挙は、米帝の歴史的没落と中国侵略戦争-世界戦争に向かうすう勢をあきらかにしています。バイデンは80億ドル=1兆1千億円の新たな支援を打ち出し、ウクライナ軍による越境攻撃、長射程ミサイルのロシア領内攻撃、F16戦闘機の使用開始と戦争はさらに激化・泥沼化しています。
・ガザではすでに4万人以上が死亡、ヨルダン川西岸での空爆と虐殺が繰り広げられています。さらにネタニヤフはアメリカの支持をもってレバノンに対する大空爆と地上侵攻を準備し、すでに1000人以上の死者と100万人をこえる難民が発生しています。2000ポンド爆弾やバンカーバスターの使用は、パレスチナの民族抹殺をねらうものであり、断じて許すことはできません。そしてこの大虐殺-侵略戦争を、米帝はバイデンとハリスもトランプも、そして日帝とG7帝国主義は、イスラエルの自衛権の名の下にこれを支持し。加担・推進しています。
・今日目の前で進行する戦争の根源は、戦後の基軸国であるアメリカが歴史的体制的没落を深め、みずからの体制的延命と「世界帝国」としての維持をかけて対中国の侵略戦争に突き進んでいることです。帝国主義の世界支配の危機こそが戦争の原因です。日本の労働者階級にとって決定的なことは、いま目の前で始まっている中国侵略戦争-世界戦争をとめる闘いに立ち上がることです。パレスチナ人民と連帯し、戦争と虐殺の元凶=帝国主義を打倒しよう。
・私たちはいまこそ、アメリカで巻き起こるパレスチナ連帯の闘いにつづき、10・7蜂起1周年の当日である今月7日にイスラエル大使館を実力で包囲・弾劾する闘いに立ち上がろう。そして新宿駅頭で労働者人民の圧倒的合流をかちとる反戦デモにうってでよう。8・6広島原爆ドーム前の歴史的闘いに続く闘いを、9・22横須賀闘争を引き継いで断固としてかちとろう。
(写真は、10月7日の夜の新宿反戦デモ)
第4、最後に、11・3日比谷=6000人の結集と首都東京を揺るがす実力デモで闘おうということです。
・11・3に向かう1ヵ月はまさに歴史の分岐点です。岸田を打倒した8・6広島闘争の勝利につづいて労働者階級は必ず決起します。労働者階級が打倒すべき対象はいよいよ鮮明になりました。中国侵略戦争阻止、日帝・石破政権打倒へ断固闘おう。
・9月28日定期大会を開催した動労千葉は、「米日帝国主義による中国への侵略戦争阻止!(ウクライナ戦争・ガザ虐殺ただちにやめろ! 闘う労働組合・国際連帯の力で戦争を止め社会を変えよう!)」のスローガンを採択し、11・3日比谷へ3桁の結集を宣言しました。全学連は矢嶋-斉藤新体制をかちとり、全国学生200の11・3決起に向かって猛然と闘いを開始しています。8・6広島を飛躍のテコとして青年労働者の新たな決起が陸続と開始されています。あらゆる地域・職場に大行進運動を組織し、青年学生を圧倒的に組織して闘おう。
・10・7パレスチナ蜂起1周年のイスラエル大使館-新宿反戦デモを、労働者人民の実力で情勢を揺るがす大闘争にしよう。10・27横田闘争を中国侵略戦争出撃司令部粉砕、横田基地撤去の闘いとして闘おう。
・差別主義・排外主義による労働者階級の分断攻撃を許さず闘おう。これは戦争の時代こそいっそう死活的になります。
・国家権力の弾圧との闘いを、労働者の団結と完黙非転向の闘いで打ち破って闘おう。大坂弾圧、爆取弾圧、8・6暴処法弾圧を粉砕し、獄中同志を奪還しよう。
・11・3に結集する労働者人民、青年・学生の数、この数こそ最大の力です。すべての仲間を対象化して組織し、さらに新たな仲間を反戦闘争にストレートに大胆に組織しよう。首都東京を揺るがす強大な反戦デモをかちとろう。本日の闘いを出発点に、11・3日比谷野音に6000人の大結集をかちとり、首都東京を揺るがす中国侵略戦争阻止の大反戦デモに立ち上がろう。