JP労組第18回大会にむけて 国・会社のために死んではならない
(写真は那覇・国際通りの反戦デモ・5月17日、沖縄をはじめ全国の郵政労働者が集まった)
郵政労働者は6/14反戦デモにたとう!
6月11日~12日、ビエント高崎でJP労組第18回定期全国大会が開催され、ウクライナ郵便労組・同通信労組の両委員長を呼んで、現地報告を受ける予定とされています。銃弾が飛び交う中で配達していることを絶賛しようというのです。労働組合の任務は組合員の命を守ることです。会社や国のために労働者は死んではならない。
先日、武蔵野郵便局の過労死が新聞トップで報じられました。銃弾の下で配達をせずとも、すでに労働者が殺されているのです。圧倒的人員不足、強労働の環境下で「不適切事案」(点呼・特送問題)が起きています。職場は疲弊しています。しかし会社の方針は「人件費(超勤)削減」です。だったら人をよこせ!
事態の本質は、資本主義・帝国主義の最後の延命策である新自由主義政策=郵政民営化の破綻です。どんなに人員確保を要求しても、会社は絶対にこたえようとはしない。それは会社だけでなく、石破政権の意思でもあります。労働者を「消耗品」扱いする「戦時体制」そのものとして、職場の矛盾は現れています。
第2次大戦後の世界の覇権を握ってきたアメリカが力を失い、世界第2位の中国の習近平体制を軍事力行使を辞さず崩壊させ、巨大な中国・アジア市場をわがものとしようとしています。日米安保体制下、石破政権も後れを取るなと、かつて朝鮮・中国・アジア人民2000万人を虐殺した侵略の歴史を繰り返そうとしています。そのために沖縄の基地機能強化が進められています。(その中で米兵による女性への性暴力も多発!)。戦後80年の「戦間期」は終わり、「台湾有事」を口実とした米日による中国への侵略戦争が2027年にも始まろうとしています。絶対に許すことはできません! 今大会の最大任務は、労働組合として中国侵略戦争阻止、戦争協力拒否の声をあげることです。人員確保を放棄した日本郵政と石破政権を串刺しで打倒する方針を確立しよう。
5月19日、「本土復帰」53年の沖縄闘争-辺野古新基地建設阻止の闘いとして、全国から400人の労働者・学生が米軍キャンプ・シュワブゲート前に座り込み、工事用資材搬入を実力で阻止しました。会社も政府も労働者が声を上げ、実力行動に起つことを恐れています。だからこそ、どんなに職場が疲弊しても人員確保を放棄し、「今いる人数でなんとかしろ!」と絶望やあきらめを組織しているのです。それは辺野古沖で軟弱地盤が明らかとなり、「基地建設は事実上不可能」とされてもなお、「戦意をくじく」ために基地建設を強行する石破政権と酷似しています。
いまこそそれらを打ち破る時です。400人の実力行動が基地建設工事を止めたように、闘えば勝てる! 世界の労働者は行動を開始しています。私たち郵便労働者も世界の仲間と連帯して、現場から団結して立ち上がろう!
6月14日(土)「トランプ・石破打倒! 日米の中国侵略戦争阻止!」を掲げて反戦闘争(集会&デモ)が行われます。全国の郵便労働者は東京・芝公園に全力で集まろう!
<要項>
日時:6月14日(土)13時~
場所:東京・芝公園23号地(集会後、首相官邸・米大使館に向けてデモ)
主催:改憲・戦争阻止!大行進