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月刊「交流センター」7月号 発行

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■労働者の目

闘う国労を奪い返すために
白石 滋 常任運営委員 国労新橋支部

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  原発事故への怒りの行動が全国で高揚し、6・19福島大行動からいよいよ国際的な労働者の闘いとして爆発しようとしている中で、6月24日、4者4団体は国鉄闘争終結を決定した。重大な屈服だ。しかし国労の崩壊を阻止し、闘う労働運動をつくりだせるのは国労組合員だけである。職場=分会の権力を奪って拠点を築き、闘う労働組合を建設する。そこに向かって職場闘争を闘い抜く以外にない。
 今年の国労全国大会代議員選挙は国鉄決戦の拠点を国労内部に打ち立てるための闘いとして決断し計画し実行した。ビラは何度も練り上げ書き直した。ありきたりの本部批判ではなく、新宿駅での取り組みを前面に押し出した。選挙区ごとにプロジェクトチームも編成した。遠い地域にある分会にも足を運んだ。
(写真 「共に闘う国労の会」がJR東日本の株主総会を直撃する宣伝行動【6月23日 東京・四ッ谷】)

  本部の反応は予想を上回る激しさであった。誹謗中傷、「組織破壊だ」という罵声……。「1票も入れさせない」という彼らの態度は、むしろわれわれの闘いの威力を確信させるものであった。
 各党派は代議員選挙を組織引き締めの機会と位置づけた。上部機関・学校からの指示・指令がすべてだ。この抑圧的な組織運営が分会の創意工夫ある取り組みも否定し、結局何一つ資本と闘えない組織にしてしまったのだ。本部の罪は大きい。
 この壁を叩き潰して団結することは可能か? 組合員一人ひとりと相対し、自分をさらけ出したオルグが必要だ。交流センターの核心がここにある。非番と休み・年休をフルに使い、ほぼすべての選挙区職場に足を運んだことは、身体の疲れ以上に充実感があった。開票結果は26票。決して勝利とはいえない。だが、次に勝利するための課題と意欲がわき出す選挙戦だった。

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