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社会保険庁で働く仲間1千人首切り絶対に許すな!

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東京自治体労働者ニュース「団結しよう」No.27

社会保険庁で働く仲間1千人首切り絶対に許すな!

 長妻厚生労働相が「年金機構1月発足」=社保労働者1千人の分限解雇を宣言

 自民党がNO!なら、首切り政権=民主党もNO!だ

 鳩山政権の反労働者的正体がいよいよ明らかになってきました!
長妻昭厚生労働相は9月29日、社会保険庁を解体して、来年1月に「日本年金機構」を発足させる方針を明らかにしました。選挙前に語っていた「2年間凍結」方針はあっさり反ほご古にしました。
これは、いま社保庁で働いている労働者のうち、1000人の労働者の首切り=分限解雇を宣言するものです。何の理由もなく1千人もの首を切るのです! 絶対に許してはなりません。
 

 道州制との本格的攻防の始まり

 社保庁の労働者にかけられた攻撃は、すべての公務員労働者にかけられた攻撃です。この1千人の仲間が職を奪われなければならない理由など、なにひとつありません。この大失業に時代に仕事を奪い、路頭に放り出すということは「勝手に死ね!」というに等しい攻撃です。年金破綻の一切の責任を労働者になすり付け、マスコミをフル動員でして一方的に「悪者」に仕立て上げ、1千人もの労働者を分限解雇するのです。
この攻撃は、公務員360万人を全員解雇する道州制との本格的攻防の始まりです。社保庁の労働者と手を取り合い、今こそ私たち一人ひとりがともに行動に出ることが必要です。

 社保庁労働者の決起

 このあまりに理不尽な攻撃に怒りをたぎらせ、ついに全国社保労組の中から公然たる決起が始まりました。裏面に、「不採用」を通告された当該労働者の怒りのビラを紹介しています。ぜひとも読んで下さい。
民主党インチキ「雇用対策」に怒りを!
鳩山首相や長妻厚生労働相は、「年末にむけて雇用情勢がさらに悪化する」と言って緊急雇用対策を検討しています。これほど卑劣なペテンはありません!
1千人もの労働者の生首を切り、公務員賃金2割削減を公約に掲げ、「行政のムダを省く」「行政刷新」を呼号して更なる大量解雇・大幅賃下げを狙う民主党政権(この責任者は自治労協力議員団長= 仙石由人だ!)。なにが“雇用対策”だ。ふざけるんじゃない!
彼らのやっていることは、結局は正規雇用を減らし、さらに非正規雇用を増やす政策です。労働者全体の賃金水準をさらにおし下げ、大企業の延命を助けるのが民主党「雇用対策」の正体です。
その証拠に、雇用情勢が史上最悪の事態になっているのに、諸悪の根源=労働者派遣法の撤廃問題は口にしようとすらしません。

革命を恐れる民主党敵もグラグラだ!

副総理の菅直人は8・30総選挙の前日の演説で、生活が悪くなっても「革命やクーデターではなく選挙を通じて打開していくのが民主主義だ」と演説しました。
選挙の結果、さらに膨大な労働者が首を切られ、殺されるんなら、そんな民主主義などクソ食らえです! 民主党は、自民党を打倒した労働者の激しい怒りが、自分たちに向かうことを死ぬほど恐怖しています。私たちの団結した力と行動だけが、時代を動かし、根本から社会を変える力なのです。

 1047名闘争のように闘えば勝てる

 「不採用」の1千人の社保庁の仲間、道州制攻撃に日々さらされている360万公務員労働者が一つに団結して立ち上がれば政府はどうすることもできません。
そして23年間もの間、こうした闘いを貫き、「民営化・労組破壊」攻撃をうち破ってきたすごい闘いを、日本の労働者はすでに持っています。国鉄1047名解雇撤回闘争です。いまこそ1047名闘争の旗のもとに、あらゆる怒りを集め、「民営化・労組破壊」「改憲・戦争」の攻撃をうち破ろう!
11・1全国労働者総決起集会に、ともに参加しましょう! 
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まったく不当にも「不採用」を通告された当該の仲間のビラを紹介します。
このビラは、9月6日に都内で開かれた全国社会保険職員労働組合の大会で配布されたものです
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●国鉄1047 名解雇撤回闘争先頭に、社会保険の分割・民営化絶対反対の闘いに立ち上がろう!
●日本年金機構の選別雇用徹底弾劾!
●全職員を無条件で希望する職場へ雇用せよ!
●生活破壊と戦争への道=道州制絶対反対

2009年9月6日
全国社会保険職員労働組合広島県支部福山分会
平口雅明(福山社会保険事務所)
連絡先:携帯=090・7126・3226
メール= masaaki0055hiroshima27-005@docomo.ne.jp

社会保険で働く全ての労働者の皆さん!

 私は、1000名の「不採用者」の一人です。日本年金機構への移行に際しての誓約書の署名を拒否しました。1964年以来の「分限免職」を恐れず、私は「解雇撤回」を掲げてたたかう国鉄1047名闘争のように、社会保険1000名の不採用職員の先頭で闘います。
この闘いは、国鉄1047名闘争と並んで、全公務員労働者への道州制攻撃で延命を図る、新自由主義との最先端の闘いです。
私が、今大会に傍聴を申し込んだら「ビラをまかない誓約書」を求められました。当然拒否しました。労働者として自由に意見の言える、組合大会を、組合民主主義を! 民主的な代議員選挙と傍聴の自由を!

病むまい、辞めまい、闘おう!甦らせよう闘う労働組合を!

 一人の解雇も許すまい! 長期病気休職職員の優先的採用を実施せよ! 当局・組合幹部は、病休者、羅病者に謝罪せよ!最大30時間の超勤命令を発令し、未払いの「サービス残業・休日出勤分」を支払え!
日本年金機構法(2007年法律第109号)こそは、社会保険の職場の団結と労働者魂を奪い取り、そして、労働者の賃金の後払いである年金を資本家に売り渡す悪法である。徹底弾劾し、暴露と撤廃の闘いを、社会保険で働く仲間は共に闘おう!

労働者の怒りが自民党を打倒した!

 総選挙(8・30)の結果、世界大恐慌が一層深まり本格化するなかで、ついに自民党支配が崩壊しました。1955年の保守合同以来、半世紀以上にわたって、ブルジョアジーの最大の政党として労働者人民を抑圧し、支配してきた自民党は、政治指導力や求心力を完全に失い、分裂・抗争という大再編情勢に入りました。小泉構造改革を頂点とする新自由主義攻撃が破産し、その結果としての大恐慌の爆発の前に為す術もなくなりました。
なによりもこの攻撃によって、「貧困・格差」を強制され、あらゆる権利を奪いとられ、今や生きることもできない状態にたたき込まれた労働者の激しい怒りが、自民党に叩きつけられたのです。
しかしいま爆発しようとしている問題は、政権交代すればなんとかなるなどというレベルではありません。大恐慌の爆発はこれからが本番です。「よりまし」な政権などどこにもないのです。問題は、いよいよ労働者の団結の力によって、この支配を打ち倒すときが来ているということです。

労働者の決起をおそれる民主党!

民主党は、年金機構の2年間凍結をマニフェストに掲げています。しかし、断じて年金問題の解決ではありません。このことは、1000名の不採用者が、全厚生、全国社保労の体制内労組幹部の制動を超えて決起することへの恐怖の表れです。
ボーナスの自主返納拒否、日本年金機構への移行に際しての誓約書の署名拒否、正職員への一本書きなどの闘いの結果、1000名の不採用者が生まれました。民主党は闘いの鎮静化を資本に誓約し、道州制の先頭に立とうとしています。断じて許すことはできません。
定年再雇用まで、再任用闘争を断固闘おう!
民主党の歳入庁構想は、徴収部門の民間委託=「税」の資本への売り渡しと、大規模の定員削減を狙ったものです。
全農林のヤミ専従問題等は、全公務員労働者の「全員解雇・選別再雇用」=道州制攻撃の担い手へと労働組合を変質させるものです。
社会保険の職場・業務においても、派遣労働者・請負企業で働く労働者が多数います。労働者派遣法のもとで、かって麻薬や人身売買が国家政策として容認された時代がありました。労働者派遣法は、人類史上恥ずべき悪法であり、即刻廃止しよう。11月1日(日)正午東京日比谷野外音楽堂へ!「全国労働者総決起集会」に結集しよう!
 

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