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首を切られた組合員を見捨てるのか! 労組本部に抗議あがる

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 2009年12月7日発行

 「ヤミ専以外は非常勤に応募していい。但し合否は本人次第」(厚労省)

 こんなことでだまされるか!怒りの決起広がる

 不採用通知を撤回し、希望者全員を正規職員として採用しろ!

 自治体職場・社会保険職場で働くすべてのみなさん! 来年1月1日、社会保険庁の解体=特殊法人・日本年金機構設立で、正規職員数百名の分限免職、非正規雇用数千名の雇い止めが迫っています。
年金破綻(はたん)は労働者の責任じゃない! どうして首なんだ! なにが「解雇されたくなかったらもっと働け」、「月給10万ちょっとの非常勤でよければ応募しろ」だ!!
これを許したら、次は公務員360万人首切りの道州制・丸ごと民営化です。全労働者の団結で、解雇絶対反対を闘おう! (写真 11月29日、不採用者を排除した「日本年金機構」新労組結成に対して、、抗議のビラ入れ・申し入れ行動に全国の仲間が決起。解雇絶対反対で闘おうと訴える【日本教育会館】)

現場の反乱恐れ、厚労省と連合・自治労本部一体で、不採用労働者の屈服を迫る

国鉄分割・民営化攻撃以上に悪らつな、社保労働者全員解雇・選別再雇用の暴挙に、現場労働者の反乱が巻き起ころうとしています。
これを恐れた政府・厚労省と連合・自治労本部の一体となった闘争圧殺の動きに、不採用となった労働者の怒りは爆発寸前です。
12月1日、長妻厚労相が発表し連合・自治労本部が承認したのは「分限の恐れのある労働者は、厚労省および年金機構の有期非常勤・准職員に応募してもいい。但し、合格するかどうかは、一般公募だから、保証はしない。ヤミ専従は『悪質だから』応募しても採用しない」というもの。

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 国鉄1047名解雇撤回! 外注化阻止!派遣法・非正規雇用撤廃! 10春闘勝利!首切りと賃下げの民主党・連合政権打倒!社保労働者の解雇・雇い止め=労組破壊絶対反対!希望者全員を正規職採用しろ!
 1・4社保闘争総決起集会
 ●1月4日(月)18時半~ 東京都内
 ●主催労組交流センター自治体労働者部会
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社会保険労働者の分限解雇・雇いどめ反対署名(長妻昭厚生労働大臣殿)

 人をコケにするのもいい加減にしろ! 年金破たんは歴代政府による資金食いつぶしの結果じゃないか。どうしてその責任を取らされて、社保庁解体=職員全員解雇で、1千名が分限免職の脅しを受けなければならないのか。労働者の誇りを奪い、「土下座すれば、非常勤に応募してもいい」などというのを、どうして許せるか!
これが小沢・鳩山政権の本質。そしてその奴隷頭としてふるまう連合・自治労幹部の腐った姿です。

 年金機構の労働条件は最悪。これが民営化の攻撃だ。現場で闘えば、ぶっ飛ばせる

 1月1日発足の日本年金機構の労働条件は、最悪です。賃金は、社保庁時からあらかじめ3%減、年功賃金廃止。手当も大幅削減か廃止。年休・病休日数は切り下げ、無給化。変形労働時間制導入。年金機構・准職員は最長7年、厚労省・非常勤は最長2年3カ月で雇い止め。月給10万ちょっと。
まさに、民営化による全員解雇・選別再雇用のもとでの賃下げと労働強化の強制。民主党政権下で、これがこれからの道州制・丸ごと民営化のスタンダード(標準)になるということです。
こんな攻撃をやすやすと受け入れられるか。私たちは奴隷じゃない。現場を回しているのは、年収数千万の理事や連合幹部じゃない。闘う団結こそ力。労働者の力を見せつけてやろうではないですか。

 全国の職場に怒り広がる。電話・メールが続々入り、署名も拡大。団結こそ力だ

 年金機構から不採用通知を受けた全国社保労組・福山分会の平口さんの「社保の仲間は、解雇絶対反対で闘おう」の呼びかけに、全国から多くの労働者が結集をはじめました。
国・マスコミをあげた社保庁攻撃に加え、本来闘うべき労働組合が当局の手先となって闘争の圧殺に回る中で、分かっているだけで、広島県内でも3人の労働者が自殺に追い込まれています。全国ではその50倍だと言われています。また多くの組合員が病気休職や自主退職を余儀(よぎ)なくされています。
200人の自殺者、20万人の退職者を出した国鉄分割・民営化攻撃と同じです。これ以上、労働者の尊厳を傷つけることは、本当にそんげん許されません。今まで抑え込まれてきた労働者の怒りを、一つにして爆発させるときです。

 平口さんに続き、解雇絶対反対! 自主退職拒否し、団結して闘おう!

 社保労働者のみなさん。「辞表を叩きつける」のは、当局の思うツボ。団結して闘いましょう。全労働者の力で、社保労働者の解雇絶対反対を闘い、民営化・外注化粉砕、賃下げ・労働強化=団結破壊をぶっ飛ばしましょう。職場に闘う労働組合をよみがえらせましょう。1・4に総結集しよう!

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 社保労組は、不採用となった組合員を切り捨てるな

 組合解散やめ、解雇絶対反対で闘おう

 国鉄1047名解雇撤回! JR全面外注化阻止!
首切り・賃下げ絶対反対! 労組の原点に返り、10春闘へ

 首を切られた組合員を見捨てるのか! 労組本部に抗議あがる

 11月29日、日本教育会館で開催された「日本年金機構職員労働組合」結成大会は、新機構に不採用とされた全国社保労組組合員を排除して強行されました。2月下旬とされる全国社保労組の解散大会を前に、すでに分会レベルで組合解散がどんどん進められようとしています。
分限免職となる組合員を切り捨てるのか。そうまでして、解雇撤回闘争をつぶそうというのか。解雇された組合員を守らずして、なんの組合か。組合自らが組合員の団結破壊を行い、解散までしてしまう。組合幹部は、当局との取引で厚労省の職を得る。こんなことが許されるわけがありません。全国で弾劾の声が巻き起こっています。

 団結して闘えば勝てる! 1047名解雇撤回かけた国労臨時大会・暴処法弾圧を粉砕!

 「闘っても勝てない」、労組幹部の腐った奴隷思想は、現場の怒りで叩き壊すしかありません。
1047名解雇撤回闘争の切り捨てを許さない!02年5・27国労臨時大会をめぐって、解雇撤回闘争の継続を求めた反対派に対してかけられた「暴力行為等処罰法(暴処法)」弾圧の7年越しの裁判において、11月27日、これを粉砕する画期的勝利判決をかちとりました。暴処法とは、労働組合など集団でおこなう行為を犯罪とする戦前以来の悪名高い争議弾圧法です。東京地裁は、国労本部によって売り渡され被告とされた国労組合員らの闘いの正義性ゆえに、実質上の無罪判決を言い渡さざるをえなかったのです。

 解雇撤回・外注化阻止は6千万労働者共通の闘いとなった

 労働組合が解雇撤回を闘うのは当然です。現場にいる全労働者が、解雇された労働者と一体となって闘えば、敵を打ち負かすことだって可能です。今や大恐慌下で、資本による大失業攻撃が全労働者に襲いかかっています。解雇撤回、民営化・外注化阻止は、日本の6千万労働者、全世界の労働者の共通の闘いとなりました。
国鉄分割・民営化以来、23年間にわたって闘い続けられてきた国鉄1047名闘争、JR検修全面外注化阻止決戦を闘う動労千葉の闘いは、全労働者の先頭を行く闘いです。
民主党・連合政権を支え、首切り・賃下げに全面協力する連合自治労・社保労組幹部から労働組合を取り戻そう。10春闘ゼネストに攻めのぼろう!

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マスコミ総動員の「事業仕分け」=新自由主義攻撃に職場から反撃を!

 11月11~27日にかけて9日間、行政刷新会議が「事業仕分け」を行った。「95兆円に膨れ上がった来年度概算要求を絞り込む」として大々的に行われた事業仕分けの本質は、「国民運動」として新自由主義攻撃を貫徹していく究極の民営化攻撃であり、公務員労働者の大量首切りと賃下げ・労組破壊、道州制攻撃だ。

 国鉄攻撃「ヤミ・カラ」キャンペーンの手法使う

事業仕分けは、「国民動員」の大パフォーマンスとして行われた。傍聴希望者は9日間で2万人近く。インターネットでの同時中継のアクセス数はのべ270万件と宣伝された。
1980年代の国鉄分割・民営化攻撃では、マスコミ総動員の「ヤミ手当・カラ出張」キャンペーンで「国鉄赤字は国鉄労働者のせい」とする攻撃を行った。今回、これをさらに大がかりに、あたかも「国民運動」のように展開した。事業仕分けそのものには、日本共産党を含め全政党が賛成。その圧力で、廃止や見直し対象とされた職場の労働者の抵抗を暴力的に封じ込めようとしているのだ。

 渦巻く現場の怒りを爆発させて闘おう

事業仕分けで廃止や見直しと判定された職場では、すでに「自分たちは社保庁に続いて、職場がなくなり、分限免職されるのか?」、「組合方針で民主党に投票した結果がこれか!」という怒りが渦巻いている。このまま、首を切られてたまるか。全国の職場のいたるところで、公務員労働者の大反乱が起こることは必至だ。核心は、闘う労働組合をよみがえらせることだ。
これまでの、自治体での事業仕分け攻撃は、組合が協力するか、無為無策を決め込むことで成り立ってきた。労働者の団結にかけきって闘えば、こんな乱暴でデタラメな攻撃は絶対に打ち破ることができる。
動労千葉が、当局のむちゃくちゃな合理化攻撃に対して、安全の問題をえぐり出し、反合理化・運転保安闘争として闘い勝利を勝ち取ってきた歴史に学ぼう。全職場で絶対反対で闘おう!

 (写真 平口さん先頭に、日本年金機構労組結成大会に対し、「新機構に『不採用』、『雇い止め』とされた労働者の加入を認める」ことを求め、申し入れ【11/29】)

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