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すべての原発をただちに停止しろ

  • 2011年3月14日 21:41
  • 事務局
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 2011年3月14日発行
 何が「安全」だ! 菅政権はデタラメな報道管制・情報操作をやめて、すべての原発をただちに停止しろ!
 新自由主義が津波被害をを極大化させ、今も労働者の命と生活を奪っている
 原発推進・首切りと戦争の菅政権打倒!3・20デモへ


 大津波と原発事故の大惨事は、すべて新自由主義による人災だ
 3月11日発生した東日本巨大地震は、恐るべき大惨事となって労働者・住民の頭上に襲いかかっています。これは単なる自然災害ではない。新自由主義による人災です!
 今現在も進行中の福島原発の空前の大事故を見てください。大地震発生の直後に停電で原子炉の冷却装置が機能しなくなったその瞬間から、核燃料棒の破損と大量の放射能流出が不可避となるのは時間の問題でした。原子炉の運転を止めても炉心の温度が上昇し続け、第1原発1号炉に続き2号炉、3号炉、さらに第2原発まで最悪の炉心溶融が起こりつつあります。
 ところが菅政権は、直後から報道管制を敷いて事態の隠蔽に走り、放射能漏れや爆発が起きたことが隠し通せなくなってからも、原子炉は「安全」であるかのように言いなし、「一人の健康被害も出さない」などとうそぶいているのです。ふざけるな!
 現場ではすでに多くの労働者が、大量の放射能を浴びながらの殺人的な作業を強制されています。
 避難を強いられている周辺住民にとっても、汚染された土地に戻って再び従来どおり生活できる保障はありません。福島の避難所では怒りが噴出しています。
 大地震が起きれば取り返しのつかない大惨事に直結する危険が一貫して指摘されていました。この間も事故が度重なっていました。にもかかわらず、この危険な原発を「安全でクリーン」という大ウソを流しながら、各国の先頭で推進してきたのが日本です。
 菅政権は「新成長戦略」の最大の柱に原発輸出をすえて、資本の利益を他の一切に優先する道をひたすら突っ走ってきた。その結果が、まさに今日の大事故を引き起こしているのです。
 今回の巨大地殻変動ゆえに、日本全土を襲う再度の大地震が予想されています。すべての原発は直ちに停止し、永久に撤去すべきです。

 経費削減で、想定される津波よりはるかに低い堤防しかなかった

津波による被害も同様です。
町や村が丸ごと消失し、死者・行方不明者は数万人に達しています。これほどの大災害に発展した原因は、津波の大きさだけではない。三陸海岸を中心とした被害地域にはそもそも、地震の際に想定される津波の高さよりもはるかに低い堤防しか設置されていなかったのです。
新自由主義のもとで進んだ地方の経済と社会の徹底的な切り捨て、経費削減、労働者や農民・漁民への矛盾の極限的なしわ寄せこそが、被害をここまで大きくしたのです。
だが菅政権は、こうした一切を居直り、東日本巨大地震を徹底的に利用して、自らの政治的延命を図ろうとしています。

「政治休戦」のペテンを許さず、労働者の闘いで未来をひらこう

「国難」を叫び、労働者のあらゆる闘いを「政治休戦」の名のもとに圧殺して、「挙国一致」的動員を狙う。原発は絶対にやめない。これまで以上の新自由主義を続行しようとしています。
「財政危機」を口実に、国鉄分割・民営化や社保庁解体・民営化の手口を使った公務員「全員解雇・選別採用」による外注化・非正規職化、「復興税」と称する大増税、TPP参加、沖縄への辺野古新基地建設の強行、そして日米による朝鮮侵略戦争への突進です。崩壊のふちに立つ菅政権による労働者に対する許しがたい階級戦争であり、一種のクーデターです。
殺されてたまるか! 解雇撤回・外注化阻止!チュニジア・エジプトの労働者のように、団結して闘えば社会は変えられる。闘う労働組合をよみがえらせ、デモとストで菅政権を倒そう!
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被災した青森の仲間からのメール

13日の朝、やっと電気復旧しました。金曜日の三時前でしょうか。職場にいて窓口で来客対応していました。ゆらゆらと揺れを感じ、また地震ですねーなんて会話をしていたら、ただならぬことに。ガラス貼りの事務所、1階にいた恐怖。お客さんを避難させるのもままならない。みんな呆然。震えが止まりませんでした。パソコンはもちろん電源がストップ。
信号機も止まっていて車は渋滞。隣の人と声をかけあって学校に避難しました。暗い中、余震が何度もおとずれ、眠ることもままならず。救急車などのサイレンも鳴り、ストーブも最初はなく、着のみ着のまま来たので、寒さに耐えられず。毛布がきたのは朝方。
開店したスーパーは人だかり。店員も疲れた様子で必死でした。どのくらいこの状態が続くのか分からない。
街全体が異様な雰囲気。みんなパニックになっています。ガスも止まるぞ、水も止まるらしいぞ、と本当なのか分からない情報に振り回され。
福島原発の話も、大量の放射線心配ないとか言ってるけど、ふざけた話。六ヶ所だったら…。地震、津波だけで手いっぱい。海岸近くのショッピングセンターの駐車場に止めていた車は海水あびてエンジン停止。海沿いの港湾の事務所では、車が海にさらわれた。近くの川では、転覆した船が散乱しているよう。
先が見えない不安。食料配給来たけど、何日分?とか。現地は、ラジオが無いと何も情報がない。まだ余震続くので、避難所にいようと思います。

 

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