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月刊「労働運動」2019/1月号

■甦る労働組合

奪われてきた団結を取り戻し、2019年勝負の年へ!

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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※表紙の写真は、11月25日、「獄中44年を許せない 星野文昭さんを自由に!」を掲げ高松市内をパレード

星野 勝紀(全国労組交流センター常任運営委員、全逓部会)
2018年、米・中の貿易戦争が武力衝突に転化してもおかしくない情勢の中で、帝国主義間の争闘戦はますます激化してきました。そうした情勢下で、安倍政権も遅れをとってはならないと、危機にかられた結果が改憲と働き方改革の推進でした。これは戦争をするためのひとつの攻撃です。
 国鉄分割・民営化以来、新自由主義攻撃として貫かれてきたことは、改憲・戦争と民営化―労組破壊でした。戦後の終身雇用、年功序列賃金、企業内組合というあり方を根底からひっくり返すものとして貫かれています。それはなぜか。資本主義国家が成り立たなくなった証左です。一国の主が人民を食わせられなくなった姿です。資本主義の最後の延命策としての新自由主義は、労働力の再生産も出来なくなりました。それは、超人口減少などと言われて、あたかも自然現象かのように言われていますが、冗談ではありません。国家的な人件費削減合理化=民営化の成れの果ての姿に他なりません。

一部の資本家だけが巨大な富を持ち、残りの9割には死なない程度の暮らしを強制していく。否、死んでも自己責任として知らんふりだ。過労死に現れているではないか! これが、安倍政権の本性です。
 私たちは、そうした労働者の未来を奪う攻撃に対して、労働者の未来を奪い返す闘いとして、労働者が社会の主人公として登場していく闘いとして、「改憲・戦争阻止!大行進」運動を展開し、闘う労働運動の新たな潮流運動を、日韓米の国際連帯闘争にまで発展させながら闘い抜いてきました。その中で、新たな階級のリーダーの芽が出始め、2019年の闘いの準備は整えられてきました。
 ついに2019年決戦の始まりです! 正月が明ければ、直ちに国会情勢は動き始めます。さらに春の統一地方選挙。5月になれば、天皇代替わり、日本帝国主義安倍政権は、それらをフル動員して、改憲・戦争へ向かっています。労働者のとるべき道は、戦争絶対反対!
 私たちの労働運動も転機を迎えています。敵がこれまでの常識を覆し「労働組合のない会社と社会」を目指しています。それに対しては、労働者の団結しかありません。団結こそ唯一の武器です。平成の時代に生まれ育った青年が、生まれてこの方、競争の中にたたき込まれて、団結を奪われてきた。その平成も終わろうとしている。否、そういう世の中を終わらせる主体こそ、青年労働者だ! 2019年、青年労働者の労組交流センターへ生まれ変わろう!

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