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JPEX子会社化絶対反対 出向拒否で闘おう!

  • 2009年4月 9日 13:16
  • 全逓
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 JPEX子会社化絶対反対 出向拒否で闘おう!


□ 意向確認には、みんなで「行かない」の4文字を書こう!
□ 戦争と民営化・労組破壊に立ち向う労働者の団結を!
 

 郵政職場ではたらくみなさん。4月に入って、JPEX子会社化に向けて具体的な攻防に入りました。「会社の概要説明」が始まり、5月にはすべての労働者に対して、一人一人に「意向確認」が始まります。みんなで「行かない」の4文字を書いて、出向攻撃を打ち砕こう!


JPEX子会社化は、際限のない競争とさらなる子会社化の始まりだ!

 JPEX子会社は、まったく新たな会社の設立になります。労働条件が全く変わる新会社=分社化・子会社化には、労働組合の合意がないと成立できないというのがの常識です。だから日本郵政もJPEX子会社化について、JP労組の協力を得て初めて現場に明らかにしました。この中に「労使一丸」体制の許し難い現実が現れています。JP労組中央は現場の敵だ!

 JP労組中央の積極的な推進の立場がなければJPEX子会社化は成り立ちません。「決まったことだからしょうがない」という問題では全くありません。
JP労組中央は現在、会社以上にJPEX推進の立場にたっています。したがって「本人の意向を最大限尊重する」「労働条件についてはこれから決める」とか「出向は2年間の期限付き」ということは何の保証もありません。現場労働者の不安と怒りをそらし、既成事実にして押しつけていくという卑劣なやり方に他なりません。何度こういうことが繰り返されたことでしょうか。怒りに堪えません
 

 4月1日に出向発令の管理者らが自宅待機に!

 現在、4月1日にJPEX出向が発令された管理者は自宅待機になっています。4月4日付『朝日新聞』には、「民営郵政めぐり権力闘争」という見出しで「郵便事業会社と日本通運の宅配統合も予定より半年遅れになった。3月末に総務省に提出した09年度の事業計画は『過疎地が切り捨てられるおそれがある』として一部しか認められなかった。『ゆうパック』と『ペリカン便』を統合して新ブランドを立ち上げる方針も当面却下されるなど、先行き不透明感が強まっている」と書かれています。会社のJPEX子会社化計画は全くうまく行っていないのです。

 たたかう労働組合を取りもどそう!

 JPEX子会社化は、「労働者はどうせ立ち上がらない」という労働組合幹部の協力によって唯一成り立っています。したがって労働者が「資本と闘う武器である労働組合」を甦らせ、このJP労組を作りかえる闘いとして、JPEX子会社化絶対反対の闘いを貫いたときに勝利することが出きます。資本と御用組合を串刺しにして、「労働者には力がある」と確信して団結した時に勝利することが出来るのです。
郵政民営化に賛成し、日本郵政の生き残りと生産性の向上を労働組合のあり方にするJP労組中央を打倒しよう。民営化絶対反対という立場をしっかり持って、JPEX子会社化反対で出向拒否を貫く立場こそ、現場労働者の立場であり、本来の労働組合のあり方です。しかも、重要なことは、絶対反対ではじめて、正規労働者も非正規労働者も、全ての労働者が団結できるのです。
これ以上の団結破壊は許せません。疑心暗鬼に陥らずに真っ正面から闘って、労働組合を俺たち現場労働者の手に取り戻そう。労組交流センター・全逓労働者部会と共に闘おう!

 

(写真)  4月1日ロンドンで開催されたG 20 サミットに対して数万の労働者のデモが叩きつけれた。デモのコールは「革命!革命!団結すれば負けないんだ!」。世界の労働者の想いはひとつだ!(ロンドンのイギリス中央銀行前を埋め尽す群集)

(裏面に続きます)

 3・20イラク反戦6周年-全世界一斉行動 1850人で渋谷デモをうちぬく


 ストライキとデモで戦争を止めよう

 3月20日、イラク反戦6周年、ワーカーズ・アクションの呼びかける集会と渋谷デモは、1850人で大成功しました。「民営化反対でなければ戦争は止められない」と09春闘と真っ向から対決して、ストライキやデモを闘いぬいて結集した青年労働者の発言、顔つきは明るい。発言を紹介します。

 青年労働者が基調報告
 労働組合再生へ路線闘争を
 ワーカーズアクション実行委員会

 イラク開戦から6年。世界金融大恐慌が始まり、戦争か革命かが問われる時代です。労働組合をよみがえらせることに一切がかかっています。
大恐慌と派遣切り、大量解雇の情勢をどう見るか。リーマンの破綻だけで64兆円の損失。日本も1000兆円を超える財政破綻です。そのツケを労働者に押しつけるために「聖域なき構造改革」を叫んだ小泉政権の郵政民営化があった。
 経済大国といわれた日本が目の前で崩れている。終身雇用、年功序列、企業内組合というあり方を政府・資本家が自ら壊してきた。そして資本主義最後の延命策の新自由主義が「民営化・規制緩和と労働組合の解体」でした。95年に日経連が提言した「正社員は1割で、9割を非正規に」は現実となりました。もはや「会社あっての労働者」という労働者支配は成り立ちません。
 支配階級が労働者を黙らせるためにはメシを食わせることですが、それができなくなった。労働者は首を切られても「自己責任」だと。これに連合は屈服し、経団連の「労使一丸」体制を自ら担っている。このもとであらゆる体制内勢力が、闘う労働者を弾圧している。これと真っ向から対決して、職場から闘う団結を作り出そう。
日本階級闘争は国鉄闘争を軸に大きな分岐点です。87年の国鉄分割・民営化、総評解体と連合発足から労働組合が急激に右旋回しました。行き着いた先が派遣法改悪。これは連合傘下の電機連合の提言で進められた。その先に現在の派遣切りがあります。
民営化賛成で戦争反対を闘えるか。断じて否です。
民営化賛成と生産性向上運動の最悪の先兵であるJP労組は、春闘でスト破り宣言を社長に提出するまでに労働者への敵対を深めています。小包の子会社化と強制出向攻撃と真っ向から闘い、団結と労働組合をよみがえらせる決意です。
ロシア革命も「パンと平和」から始まった。不況の底が抜けた現在は資本主義の終わりの時代です。労働者が資本家から権力を取って代わる時代です労働組合の路線闘争は全世界の課題です。09年決戦に躍り出よう。

 スト貫徹の動労千葉
 分割・民営化に決着つける時
 動労千葉委員長・田中康宏さん

 動労千葉は302人が3日間のストをやりぬきました。スト初日、業務命令を受けた国労の組合員がその場で動労千葉に加入し、ストに突入するという大きな成果をかちとりました。分割・民営化との決着をつける一歩を踏み出したのです。
 派遣労働者をはじめ大規模な首切りが始まっていますが、国鉄分割・民営化に決着をつける時、国鉄闘争の勝利こそがすべての労働者の怒りを爆発させます。今日の労働者の状況はすべて分割・民営化から始まったものだからです。
 今春闘で連合は、定昇凍結まで受け入れた。労働者の怒りを組織できるのは私たちだけです。全力で組織しぬこう。
 大恐慌の一方で戦争が拡大している。労働運動全体が産業報国会に転落した戦前と同じ分岐点です。ここで闘争団一部指導部と支援は政府・自民党に泣きついた。結果は3・25判決ですべて破産です。
アメリカの仲間も闘っています。資本家の手先となったSEIU(サービス従業員国際労組)指導部にカリフォルニアの労働者15万人が大反乱を始めています。今こそ続こう。

 

(写真) 組合旗や赤旗を林立させて、渋谷の街を元気にデモ行進する(3月20日)
 2009年4月9日発行
 

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