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鍋倉社長は皆の前で土下座して謝れ!

  • 2010年7月16日 14:10
  • 全逓
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 2010年7月16日発行

 ふざけるんじゃない!

 破綻の責任を労働者のせいにするな

 「混乱は従業員の不慣れが原因」「7月1日統合は間違っていな」だと

 鍋倉社長は皆の前で土下座して謝れ!

 郵便局で働くすべての労働者のみなさん。
宅配統合破綻の責任を居直り、すべてを現はたん場労働者のせいにした鍋倉郵便事業会社社長に全国で労働者の怒りが爆発しています。
2日遅れ3日遅れのゆうパックを配達するたびに配達先で怒鳴られ、平謝りするしかない仲間たち。ろくに休憩休息もとれず連日目を真っ赤にしてフラフラになっている深夜勤の仲間たち。自分たちには何の落ち度も責任もないのに。ところが、こんな事態を引き起
こした張本人・鍋倉社長は「混乱は現場のせいだ」と言って開き直っているのです。
ふざけるんじゃない。だったら、お前が一軒一軒配達し、客に謝ってまわれ! おれたちが一つでも誤配や遅配したら、始末書や処分だ。今回の遅配は34万4000個だという。
だったら鍋倉社長は、34万4000枚の始末書を書き、34万4000回の処分を受けろ!
おれたち一人ひとりに土下座して謝り、責任を取って辞めろ!
JP労組中央本部とそれに連なる連中も同罪です。こんなデタラメな経営を擁護し、御用組合として郵政民営化を積極推進する一方で、現場組合員を押さえつけてきました。この大変なときに何が「なんば選挙」だ! こんな組合本部だから、こんなことになったのです。

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 混乱の原因は民営化そのものにある

 今回の事業統合は、ゆうパックとペリカン便の集配システムを統合できないまま強行されました。料金体系も別々のままです。中元繁忙期に統合を強行したことも加わり、誤区分だらけの荷物が各支店に山積みとなりました。「管理者たちは腕組みしているだけ。何の役にも立っていない。
現場を回しているのは俺たち現場労働者だ」という声がわき上がっています。
荷物は2倍。しかし施設・人員は増なし
下の図を見てください。
荷物数は年間2・2億個から3・9億個に倍増、取り扱い店舗(荷受)数も7万店から
13万店に倍増しました。しかし集配拠点ターミナル局は、以前の69カ所からなんと全国で1カ所増えただけです。
JPEX計画で新設したターミナルのほとんどを「コスト削減」で放棄し、旧来の日本郵便の施設に押し込んだのです。拠点局では、ホームに入れないトラックが表通りに
50台を超える行列となりました。
そして肝心かなめの雇用労働者数は、以前の25万2千人から26万1千人へ、わずか9千人、4%増えただけです。車両数も8%しか増えていません。日本郵便当局は、この事業統合過程で体制増強どころか、さらなるリストラ策を敷いていたのです。つまり、「経営の効率化」=民営化が今回の宅配便統合計画の破産の原因なのです。
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 民営化絶対反対で団結して闘おう

 民営郵政に引導わたすとき

 郵政民営化はもともと完全に破産しています。宅配統合の破綻が、それを全社会的に明らかにしました。郵政民営化で、何かひとつでも良いことがあったのか。何もな
い。JPEX子会社化は破産し、今回の宅配統合も破産しました。
毎日2億円の赤字をたれ流し続けています。今度の事態で郵政は信用をなくし、顧客も去っています。事態は何か「収束」しているかのように言っていますが、うそっぱちです。すべての矛盾を現場に押しつけて乗り切ろうとしているだけです。
物量は倍になるのに、人も車も施設・設備も今までのまま、一切増やさない。これではパンクすることは目に見えていたのです。
彼らのやることすべてが、破綻の連続です。そして、そのツケを現場労働者にまわし、尻ぬぐいをさせようという。冗談じゃない。
まっぴら御免(ごめん)です。
日々仕事をまわし職場を動かしているのは、おれたち労働者です。経営者や御用組合が、よけいなことをして、これをぶち壊しにしているじゃないか。こんな連中こそごみ箱にたたき込むべきです。
資本家とその手先どもがやることなすこと、すべてデタラメです。そもそも彼らがこの世界大恐慌を引き起こしたのです。資本主義は、もう終わりです。そして民営郵政も終わりです。

 職場に団結をとりもどそう

 今回の事態に、現場の管理職はもちろん会社は茫然自失(ぼうぜんじしつ)・無為無策でした。JP労組幹部たちも同じです。なんのための労働組合か。その一方で、全国労組交流センター全逓労働者部会の仲間は、自分たちの職場で、「各班で問題点と要求をまとめ、集中しよう」と朝のミーティングなどで提案し、それがどんどん広がっています。これを組合としての要求にして闘おう。
物量増に見合った労働力の確保を要求し、分会・支部の要求に押しあげよう。
一切のサービス残業は拒否しよう。休憩休息はきちんととろう。
事故や過労死など御免だ。さばききれない仕事は、残せばいい。その責任は資本にあります。こうしたことを職場の仲間と話し合い、団結して進めよう。正規・非正規の分断を許さず団結しよう。
非正規の仲間も組合に入り、いっしょに雇用と労働条件を守ろう。
競争と分断を持ち込むだけの亀井の「正社員化」のペテンを打ち破って、正規雇用化をかちとろう。日通からきた労働者と団結して闘おう。委託労働者も同じ労働者。横行する偽装請負や委託切り捨てをぎそううけおい許さず闘おう。これを妨害したり敵対するJP労組役員は、労働者の敵として引きずり降ろそう。
職場と労働組合は、現場労働者のもの。おれたちの手に取り戻そう。
国鉄分割・民営化と不屈に闘う動労千葉とともに闘おう。国労本
部らが「政治和解」と称して1047人解雇撤回闘争を裏切り逃亡する中で、あくまで解雇撤回を貫く国鉄闘争の大運動が始まっています。これとともに進もう。
みなさん! 私たち労組交流センター全逓部会に、それぞれの職場の状況をお知らせ下さい。電話・メール・ファックスで、連絡をください。ともに闘いましょう。
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 参議院選挙 組合員は、難波にノーを突きつけた!

 民主党から出馬した難波奨二(前JP労組書記長)の得票は「14
万4782票」でした。2001年の参院選での全逓組織内候補の伊藤基隆は「
19万5237票」でした。難波は、5万票も減らしたのです。2001年の全逓組合員は16万人。難波は、JP労組22万人の組合員とその家族票をバックにしながら14万票しか取れなかったのです。組合員は難波にノーを突きつけたのです。
この間、難波がやったことは何か! 当局と一体となって民営化を推進して来たことです。その結果、職場を「労働強化、低賃金」の労働監獄にしました。東京・銀座局では,昨年末「構内死亡事故」が引き起こされました。今回の宅配便事業統合での「遅配の大混乱」も当局の無謀な計画を尻押ししたJP労組本部(=難波)に重大な責任があります。 全国の現場労働者は、「鍋倉(社長)、難波(労組本部)を現場につれて来い!」と怒りを爆発させています。郵政民営化は、根本から破産し、現場労働者の大反乱が全国の職場から燃え上がっています。
そもそも難波の所属する民主党は、経団連の意を受けて「消費税アップ、一方での法人税減額」、沖縄県民の普天間基地即時封鎖を裏切って「辺野古新基地建設強行」を掲げた資本の利害を代弁する政党です。
今回の参議院選挙は、民主党の大敗北です。しかし同時に、自民党の勝利ではないことも鮮明にしました(自民党は民主党より330万票も少なく過去最低の得票数)。戦後の議会制度が崩壊し労働者民衆の怒りと決起が社会を動かしていく時代が始まったのです。
JP労組本部は、労働組合とも言えません。今回の参議選が示したことは、現場労働者の団結した力でJP労組本部をぶっ飛ばし「闘う労働組合を甦ら」せ、「郵政よみがえ民営化絶対反対」で職場でたたかおうということです。

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