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月刊「労働運動」2018/9月号

■甦る労働組合

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「「改憲・戦争阻止!大行進」、「11月集会1万人結集へ!」女性部は先頭で闘う!

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 


※※表紙の写真は、被爆73周年8・6ヒロシマ大行動で、原爆ドーム前から出発するデモ行進

岸上 真寿美(全国労組交流センター女性部長、自治体労働者)

暑い夏を闘いぬき、少し秋の風を感じるようになりました。
 安倍政権は8月12日に「臨時国会に自民党の改憲案を提出する」と表明しました。
 9月は、自民党総裁選、沖縄県知事選、臨時国会、改憲発議、をめぐる決戦の秋です。
 だからこそ安倍政権は、改憲と一体で労働組合破壊を画策しています。9月UAゼンセン大会で「憲法9条2項を削除」の決議が画策されています。JR東日本が東労組を切り捨てている事態の中に、どんな腐った労働組合であろうと、労働組合を解体する攻撃に、安倍政権と資本は出てきているのです。
 自民党の杉田水脈衆議院議員の「LGBT(性的少数者)は生産性がない」発言は絶対に許せません。すぐ自民党本部に5000人デモが叩きつけられました。杉田発言は、櫻井よしこや安倍首相の考え方そのものです。「子どもは母親がするのが一番。子どもを家庭から引き離し、労働組合に牛耳られたごく一部の特殊な学童保育所などで洗脳保育が行われている」等と発信しています。公的保育・労働組合への敵意を感じます。

私たちが「公立保育園の民営化反対! 命より金もうけの保育を許さない! 闘う労働組合をつくろう!」と言っていることが、真正面から安倍政権と対決しているのです。保育とは、ケガをさせないで保護者に返すことが一番の保育ではなく、子どもたちが友達と共に育っていくのが保育現場であり、労働組合の団結がそれを保障しているのです。母親にとって公的保育は本当にありがたい存在です。私も娘が小さい頃、公的保育園で離乳食からおむつ交換までスムーズにやってもらいました。
子どもだけでなく家族全部を包み込んで対応してくれました。
 また東京医大の入試で女性の受験生の採点を一律減点していたことが報道されました。「女性は年齢を重ねると、結婚・出産など長時間の勤務ができないなど医師としての稼動が低下する」と説明しています。出産・育児は個人の問題ではなく、社会的問題です。労働組合が絶対に必要です。医師不足は、長時間勤務をやめ、もっと医師を増やせば打開できることです。
 今こそ職場から闘う労働組合を甦(よみがえ)らせることが必要です。そして、改憲・戦争阻止!大行進を職場、地域から作り出していきましょう。その先頭で全国労組交流センター女性部は決起します。
 9月を焦点とした改憲攻撃を許さず、11月労働者集会の1万人結集にむけて、改憲発議を阻止し、安倍政権打倒へ決起していきましょう。

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