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月刊「労働運動」2019/7月号 - 全国労働組合交流センター

■甦る労働組合

関生弾圧粉砕! 改憲阻止運動を拡大し、8月、9月闘争から11・3集会1万人結集へ

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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※表紙の写真は、6・9国鉄闘争全国運動集会に1430人が結集して 団結ガンバロー

木下 浩平(全国労組交流センター常任運営委員・全国金属機械港合同)

 全国労組交流センター会員の皆さん、読者の皆さん、各地でのご奮闘に敬意を表します。
 安倍政権による憲法改悪・戦争情勢の中で、労働組合をめぐる攻防が、とりわけ関西で激しく闘いぬかれています。昨年7月以来、権力の弾圧に次ぐ弾圧と闘いぬいている全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部に対して、また許し難い弾圧が滋賀と京都で起きました。
 6月18日、滋賀県警組織犯罪対策課が威力業務妨害で4人の仲間を逮捕しました。工事現場で出た汚水が川に流れているとコンプライアンス違反を指摘し、現場で働く労働者に事実を知らせるビラをまいたことが罪だというのです。4人の中にはその行動をビデオ撮影していただけの青年や、6月に保釈奪還されたばかりの仲間もいます。
 さらに翌6月19日、京都府警組織犯罪対策課が武委員長以下5人の仲間と協同組合の理事2人を強要未遂・恐喝未遂で逮捕しました。ここでは現場で労働者が組合員として公然化したことに追いつめられた経営が、一方で廃業をほのめかし、他方で組合員が求めた、保育所に子どもを預けるために必要な「在籍証明」を会社が出さないと対応したことに組合員が抗議したことを口実としたものです。
 すでに弾圧は12波、逮捕者は75人にのぼり、戦後最大の労働組合つぶしの権力弾圧です。さらに日常的な尾行、嫌がらせ、任意出頭、家宅捜査が続いており、弾圧情勢としても収束の兆しはありません。この中で、関生支部執行部や青年女性部の仲間たちを先頭に、逮捕・勾留当該を支え、支部と運動を守り、行動を継続しています。

月刊「労働運動」2019/6月号 - 全国労働組合交流センター

■甦る労働組合

原則的で柔軟な労組交流センター運動を

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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※表紙の写真は、5・1メーデーに815人が結集し、銀座をデモする隊列

西田 貴広(全国労組交流センター常任運営委員 全逓部会)
全国労組交流センターが結成されて30年です。総評解散以降、既成の労働組合の多くは、民営化攻撃に屈服し、解雇撤回を投げ捨て、ストライキを放棄しました。
 しかし、全国労組交流センターは、小なりといえど労働組合の原理・原則を守り抜いて闘ってきました。そしていよいよ、戦後最大の雇用破壊と生活破壊攻撃が、改憲攻撃と「働き方改革」の名のもとに開始されようとしています。その焦点に労働組合解体攻撃が据えられています。闘う労働組合を甦らせ、ストライキを復権し、改憲攻撃と「働き方改革」攻撃を国鉄決戦で粉砕しよう。
 労働組合にこだわって、原理・原則を曲げず闘うことが重要です。何よりも「戦争絶対反対」で闘うことです。戦後の労働組合運動の出発点は、戦争を二度と起こしてはならないという怒りでした。戦争を引き起こす原因は、一部の金持ちの利益の分捕りあいです。資本家(ブルジョア)の利益のために戦争に駆り出されて殺されるのが労働者階級です。労働者に国境はないという立場、国際連帯で闘うことが重要です。

月刊「労働運動」2019/5月号 - 全国労働組合交流センター

■甦る労働組合

選挙闘争とメーデーを闘いぬいた力を職場闘争に生かし、6月国鉄集会へ!

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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※表紙の写真は、4・7動労千葉40周年レセプションで団結ガンバローを する動労千葉執行部

山口 弘宣(全国労組交流センター副代表 JAM日本機械工業労働組合委員長)

 「お前は労働組合が好きだから、やっているんだろう」と職場の労働者から言われたことがある。その時は「やらなければいけないから」と答えたが、後で「労働運動が好きなんだな」と思ったことがある。
 現実の労働運動は困難であり、苦労ばかりだ。自分の時間を割き、組合のために無償で働く。職場の労働者からは「あれが足りない」「これがない」と文句を言われ、資本から「生産阻害者」の烙印を押される。一見すると労働運動は、賽の河原に石を積むようなものに見える。それは、あらゆる組合活動家の共通の思いだろう。
 既成の労働組合が資本にすり寄り、安倍政権に屈服することで、労働組合の存在は空気より軽くなり、賃金の低下や貧困が拡大してしまっている。1%の金持ちが支配する歪んだ社会のなかで、闘うことを奪われ、物言うことを労働者は奪われている。これは現実だ。

月刊「労働運動」2019/4月号 - 全国労働組合交流センター

■甦る労働組合

改憲・「働き方改革」攻撃粉砕! 杉並区議選勝利! 関生弾圧を打ち破り、5・1メーデーを闘おう!

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 


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二小泉 義秀(全国労組交流センター常任運営委員 合同・一般労組全国協議会事務局長)

 安倍は2月10日の自民党大会で、「いよいよ立党以来の悲願である憲法改正に取り組むときがきた。しっかり自衛隊を明記して、違憲論争に終止符を打つ」と改めて改憲宣言を発しました。
 昨年12月に日本会議の全国大会があり、ここで出されている中身が安倍がとっている改憲路線です。安倍は大会へのメッセージで「憲法審査会における『具体的な議論』をリードし、その歴史的使命を果たす」と表明しています。
 安倍は「全市町村で自衛隊業務に全面協力する=対象者の全名簿を提出するように」と指示を出しました。各県知事は号令をかけて、山口、和歌山、宮城などで全面協力するように切り替えました。しかし、この安倍の破綻的な攻撃の中で矛盾とあつれきは加速します。自治体労働者、教育労働者は唯々諾々とこの攻撃に屈しはしません。00の言語と200の民族がいるといわれるロスの街中が、団結の勝利に満ち溢れているようだ。

月刊「労働運動」2019/3月号 - 全国労働組合交流センター

■甦る労働組合

結成30年!勝負はこれからだ! 職場から階級的労働運動を甦らせよう!

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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※表紙の写真は、2・10国鉄集会で花輪不二男さんの音頭で 団結ガンバローをする620人の参加者

二本柳 実 (全国労組交流センター副代表、教育労働者部会)


「ストライキで闘うUTLAをつくりたい」とかねてから語っていたアーリーン・イノウ
エさんたちの念願が実現した。1月14日から22日、アメリカのロサンゼルス統一教組(UTLA、3万2千人)が、「40人を超える学級規模の縮小、教職員の賃上げ、公設民営学校の規制」などを求めて、30年ぶりの歴史的大ストライキに立った。スト集会では6万人をはるかに超える教育労働者、保護者、子どもたちや他労組が一緒に声をあげ、「期待した以上」の大勝利を勝ちとった。
 教労部会と動労千葉国際連帯委員会が送ったスト勝利のお祝いメールに、アーリーンさんは「私たちのストライキは、4年半をかけてつくり上げてきたものです。教育労働者や保護者、生徒たち、それにコミュニティーの人々が、これまでとはすっかり変わった様子でストライキに参加しているのを見て、うれしい喜びでいっぱいでした」と返礼をくれた。100の言語と200の民族がいるといわれるロスの街中が、団結の勝利に満ち溢れているようだ。

月刊「労働運動」2019/2月号 - 全国労働組合交流センター

■甦る労働組合

国鉄1047名解雇撤回をかちとろう! 全国で2月国鉄集会を成功させよう!

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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※表紙の写真は、1月12日動労千葉の旗開きで田中康宏委員長と家族会会長の山田佐知子さんによる鏡開き

中村 仁(全国労組交流センター常任運営委員、動労千葉争議団)
 「国鉄分割・民営化は、国鉄労働運動を解体し、総評・社会党をつぶして立派な憲法を安置する」という、自民党中曽根政権による「戦争のできる国」をつくり出すための攻撃でした。
 我田引鉄と呼ばれる利権や選挙のため国策として行われた新幹線拡張などで大きく膨らんだ国鉄の赤字の責任を、すべて国鉄労働者に押しつけ、40万人中20万人の首を切る攻撃でした。
 私たちは解雇された時から「不当解雇されたのだから解雇撤回しかない」という思いで1047名解雇撤回を32年間闘い続けてきました。長い闘いの中で、採用候補者名簿に私たちの名前が含まれていた事実を明らかにさせ、2015年6月、国鉄分割・民営化の際の不採用基準が不当労働行為だったことを最高裁で確定させました。

月刊「労働運動」2019/1月号 - 全国労働組合交流センター

■甦る労働組合

奪われてきた団結を取り戻し、2019年勝負の年へ!

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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※表紙の写真は、11月25日、「獄中44年を許せない 星野文昭さんを自由に!」を掲げ高松市内をパレード

星野 勝紀(全国労組交流センター常任運営委員、全逓部会)
2018年、米・中の貿易戦争が武力衝突に転化してもおかしくない情勢の中で、帝国主義間の争闘戦はますます激化してきました。そうした情勢下で、安倍政権も遅れをとってはならないと、危機にかられた結果が改憲と働き方改革の推進でした。これは戦争をするためのひとつの攻撃です。
 国鉄分割・民営化以来、新自由主義攻撃として貫かれてきたことは、改憲・戦争と民営化―労組破壊でした。戦後の終身雇用、年功序列賃金、企業内組合というあり方を根底からひっくり返すものとして貫かれています。それはなぜか。資本主義国家が成り立たなくなった証左です。一国の主が人民を食わせられなくなった姿です。資本主義の最後の延命策としての新自由主義は、労働力の再生産も出来なくなりました。それは、超人口減少などと言われて、あたかも自然現象かのように言われていますが、冗談ではありません。国家的な人件費削減合理化=民営化の成れの果ての姿に他なりません。

月刊「労働運動」2018/10月号 - 全国労働組合交流センター

■甦る労働組合

「改憲・戦争阻止!大行進」運動を発展させ、労働組合を甦らせて11・4集会1万人結集へ!

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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※表紙の写真は、9・1~2全国労組交流センター第31回拡大全国運営委員会

吉本 伸幸(全国労組交流センター常任運営委員、合同・一般労組全国協議会代表)

安倍首相は、自民党総裁選で「いよいよ憲法改正に取り組む時が来た」「秋の臨時国会で、改憲発議の議論を進めてもらいたい」と明言し、石破茂元幹事長を破って3選された。任期は3年だが、我々は直ちに安倍政権打倒に決起しよう!
 安倍政権はなりふり構わず改憲を強行し、自衛隊を国防軍にして戦争のできる国家へ突き進み、労働者の生活と権利を破壊し、国家のために命を捧げ死ねと再び戦争を繰り返そうとしている。冗談じゃない! ふざけるのもいい加減にしろ!
 目の前に戦争が切迫する時、労働組合は「戦争絶対阻止・実力闘争」で命がけで闘わなければならない。
全国労組交流センターの改憲・戦争への答えは、階級的労働運動を甦らせ、当面する11・4全国労働者総決起集会に1万人を結集することだ。各地域、各産別で「改憲・戦争阻止!大行進」運動が、労働組合を軸に発展・拡大している。「絶対に戦争を阻止する」ことが、労働組合の最大の課題だ。

月刊「労働運動」2018/11月号 - 全国労働組合交流センター

■甦る労働組合

「改憲・戦争阻止!大行進」運動を発展させ、労働組合を甦らせて11・4集会1万人結集へ!

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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※表紙の写真は、9・29~30動労千葉定期大会で挨拶する田中康宏委員長

西田 貴広(全国労組交流センター常任運営委員、全逓部会、神奈川労組交流センター)

沖縄県知事選で沖縄労働者人民の怒りが安倍政権に叩きつけられました。沖縄に限らず全国で安倍政権と自民党に対する怒りは渦巻いています。安倍政権は打倒される寸前です。その危機突破のための内閣改造と自民党役員人事は極右の日本会議で固められ、クーデター的な戦争と改憲で乗り切ろうとしています。とりわけ労働組合破壊を焦点に激突しています。関西生コンに対する共謀罪弾圧とJRにおける攻撃に勝ちぬき、戦争と改憲攻撃を叩き潰そう。

月刊「労働運動」2018/12月号 - 全国労働組合交流センター

■甦る労働組合

「第2ステージに突入した「改憲・戦争阻止!大行進」運動

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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※表紙の写真は、4800人が結集した11・4改憲阻止!労働大改悪粉砕! 全国労働者総決起集会

吉野 元久(全国労組交流センター常任運営委員、 動労東京委員長)
 今年の11月労働者集会は、戦後最大の政治決戦である改憲・戦争阻止をめぐって闘われた。その焦点は、間違いなく労働運動の歴史的再生であった。
 11月労働者集会では、全日建連帯労組関西地区生コン支部への「共謀罪弾圧弾劾決議」と共に、主催団体を代表して全国金属機械労組港合同木下執行委員から「改憲・戦争阻止大行進運動」(第2ステージ)の発展に向けた「11月集会アピール」が発せられた。
 「11月アピール」の第1は、今秋臨時―来春通常国会における全国各地の闘いの強化と、改憲案提出、辺野古土砂投入時などでの「緊急行動」を呼びかけた。

月刊「労働運動」2018/8月号 - 全国労働組合交流センター

■甦る労働組合

「改憲・戦争阻止!大行進」運動を、交流センターの拡大を軸に作り出そう!

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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※表紙の写真は、「改憲阻止の先頭に国鉄闘争の旗を」掲げた7・1国鉄闘争全国運動集会

大熊 豊彦(全国労組交流センター常任運営委員、郵政労働者)

西日本豪雨災害は国家犯罪だ!

 西日本大豪雨の犠牲者に哀悼の意を表します。死者が220人を超える大惨事は、自然災害ではなく「命より金儲け」の人災です。新自由主義による地方切り捨てで、堤防整備に人員もさけない破綻の結果です。7月5日夜の「赤坂自民亭」酒宴に満控の怒りを感じます。新自由主義に対して中四国の仲間と共に闘っていきましょう!

改憲・戦争阻止!大行進運動を各地区・各産別で結成へ

 そして8~9月は、「改憲・戦争阻止!大行進」運動を、全国各地区、各産別で結成するために全国労組交流センター会員は闘いましょう。この力で、働き方改革や労働法制改悪攻撃に対決して、安倍政権打倒に向け闘っていきましょう。

月刊「労働運動」2018/9月号 - 全国労働組合交流センター

■甦る労働組合

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「「改憲・戦争阻止!大行進」、「11月集会1万人結集へ!」女性部は先頭で闘う!

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 


※※表紙の写真は、被爆73周年8・6ヒロシマ大行動で、原爆ドーム前から出発するデモ行進

岸上 真寿美(全国労組交流センター女性部長、自治体労働者)

暑い夏を闘いぬき、少し秋の風を感じるようになりました。
 安倍政権は8月12日に「臨時国会に自民党の改憲案を提出する」と表明しました。
 9月は、自民党総裁選、沖縄県知事選、臨時国会、改憲発議、をめぐる決戦の秋です。
 だからこそ安倍政権は、改憲と一体で労働組合破壊を画策しています。9月UAゼンセン大会で「憲法9条2項を削除」の決議が画策されています。JR東日本が東労組を切り捨てている事態の中に、どんな腐った労働組合であろうと、労働組合を解体する攻撃に、安倍政権と資本は出てきているのです。
 自民党の杉田水脈衆議院議員の「LGBT(性的少数者)は生産性がない」発言は絶対に許せません。すぐ自民党本部に5000人デモが叩きつけられました。杉田発言は、櫻井よしこや安倍首相の考え方そのものです。「子どもは母親がするのが一番。子どもを家庭から引き離し、労働組合に牛耳られたごく一部の特殊な学童保育所などで洗脳保育が行われている」等と発信しています。公的保育・労働組合への敵意を感じます。

月刊「労働運動」2018/7月号 - 全国労働組合交流センター

■甦る労働組合

労組交流センターが先頭に立ち、改憲・戦争阻止大行進運動をつくりだそう!

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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※表紙の写真は、6月10日、「改憲阻止!」「働き方改革法案粉砕!」の国会闘争に決起した労組交流センター

徳永 健生(全国労組交流センター常任運営委員、医療福祉部会)
 6月12日に初の米朝首脳会談が開催された。マスコミをはじめ「平和の醸成」などと宣伝されるが、具体的道筋などはなく、この会談は朝鮮半島に平和など絶対にもたらさない。トランプとキムジョンウンの目には、平和など映っていない。彼らに65年もの長きにわたって38度線で暴力的に分断され抑圧され続けてきた南北朝鮮人民の怒り、悲しみなど絶対にわからない。
 「体制の保証」「朝鮮半島の完全非核化=米国による核の独占支配体制のことだ!」、彼らが望むことは、崩壊していく自らの体制を汲々(きゅうきゅう)と守り抜くためには核戦争も辞さないということだ。
 最も危機感を抱いているのは、埒外に置かれた安倍に他ならない。だからこそ今国会での「働き方改革=過労死推進」法案の強行成立から今秋の改憲攻撃へと突き進んでいる。

月刊「労働運動」2018/6月号 - 全国労働組合交流センター

■甦る労働組合

改憲阻止! 「働き方改革法」阻止へ! 7・1国鉄集会の成功をかちとろう!

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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※表紙の写真は、5・3改憲・戦争阻止の銀座デモ行進で、権力・右翼と対決しながら進むデモ隊

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小泉 義秀(全国労組交流センター常任運営委員、 東京労組交流センター事務局長)
 改憲と一体の働き方改革関連法案は、5月25日に衆議院厚生労働委員会で強行採決された。
 同日、2015年2月に安倍晋三首相が加計学園の加計孝太郎理事長と面会したと、県の文書に記載されていることを今治市長が明らかにした。愛媛県知事が示した文書に続く、決定的な証拠だ。腐敗した安倍政権を打倒して、働き方改革関連法案を廃案にすることは可能だ。最後まであきらめず、参院で法案を葬り去るまで闘いぬこう。
 米朝会談中止の書簡をトランプがキムジョンウンに送った。「米国が保有する核戦力は非常に威力があり強力だ。私はそれが決して使われることがないように神に祈っている」という世界最大の核大国の脅しを振りかざした許しがたい手紙だ。

月刊「労働運動」2018/5月号 - 全国労働組合交流センター

■甦る労働組合

泉佐野市議選に勝利し、安倍打倒へ! 改憲阻止大行進運動を発展させよう

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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※表紙の写真は、4・22尼崎事故13年弾劾闘争で事故現場まで進むデモ隊。マンションはドームで覆われた。

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木下 浩平(全国労組交流センター常任運営委員、関西労組交流センター代表)
 全国で闘う仲間の皆さん。
 朝鮮半島情勢が激しく動く中で、安倍政権は、森友学園での公文書偽造問題から自衛隊の日報隠ぺい、加計学園問題など、腐敗の極みが次々と暴露され、完全に崩壊寸前です。しかし、この危機と混乱に乗じて、働き方改革や朝鮮戦争をあおり、支配を維持しようとしています。政治が腐敗を極め、戦争前夜の情勢だからこそ、今こそ労働組合で団結して「命より金もうけ」の社会をひっくり返そう。
 5月6日告示、13日投開票の泉佐野市議選は、米英仏によるシリア空爆=戦争突入情勢の下で、改憲と戦争、労働法制改悪、「命より金もうけ」の安倍と千代松市長を打倒する闘いそのものとなっています。泉佐野市議選では、関西合同労組泉州支部書記長の中川いくこさんが「安倍・トランプによる朝鮮侵略戦争をとめよう」「命より金もうけの安倍・千代松市長を倒そう」「安倍の働き方改革うち砕こう」「労働者の新しい政党をつくろう」のスローガンを掲げて闘っています。 関西新空港が泉佐野にできてから30年。一握りの政治家と経営者がぼろ儲けしてきた一方で、泉佐野の労働者・住民の未来は奪われ続けてきました。病院や公立保育園は次々と民営化され、金もうけの道具とされました。市の職員は首を切られ、災害対策すらも成り立たない状況です。何より地域の団結が破壊され、多くの労働者が不安定な非正規職に叩き込まれてきたのです。千代松市長は、関空利権で生じた赤字のツケを労働者に押し付け、民営化と軍事空港化=戦争で乗り切ろうとしています。これは全国の自治体で起きていることであり、まさに安倍政権と一体です。

月刊「労働運動」2018/4月号 - 全国労働組合交流センター

■甦る労働組合

改憲攻撃と第3の国鉄分割・民営化攻撃は一体だ。春闘に決起し、4~5月を闘おう

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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※表紙の写真は、改憲阻止へ3・25大行進の1200人で銀座デモに決起!

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山口 弘宣(全国労組交流センター副代表、日本機械労組委員長)

 改憲で「国難」を乗り切ろうとする安倍政権は、もはやボロボロだ。国家を私物化し、「戦争ができる」教育をやろとした森友学園問題や、労働者をぼろ雑巾のように働かせる「裁量労働制」でのデータねつ造は、安倍政権の腐敗ぶりを表している。
 そんな「安倍を監獄へ」の怒りを、我々は3・25自民党大会でぶつけた。労働者民衆の怒りを基礎にした我々は、右翼の襲撃にビクともしなかった。1200人の「改憲・戦争阻止!大行進」の銀座デモに示されるように、安倍を守るべき勢力は労働者民衆の決起でズタズタになったのである。
7年目のフクシマをめぐって、安倍政権と体制内勢力は、原発事故を「なかった」ことにしようとしたが、我々の3・11福島行動は、絶対反対で闘う労働者民衆から圧倒的に支持された。誰もが願う「復興」を利用した悪辣なフクシマへの「帰還」強制を、動労水戸の「被曝労働拒否」の常磐線延伸反対闘争で吹き飛ばしたのだ。

月刊「労働運動」2018/3月号 - 全国労働組合交流センター

■甦る労働組合

解雇撤回へ新たな労働委員会闘争を開始!改憲・戦争阻止へ3・25集会の大結集を!

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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※表紙の写真は、11・5全国労働者総決起集会、改憲阻止1万人大行進に参加した団体が登壇

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中村 仁(全国労組交流センター常任運営委員、動労千葉)
 動労千葉は1047名解雇撤回闘争で、解雇撤回・団交開催をJRに求める労働委員会闘争を開始します。最高裁でJR不採用基準が不当労働行為意思の下に作られたものであったと確定しました。しかも作成を命じたのはJR設立委員長であり、その基準を設立委員会で決定していました。JRには解雇撤回・原職復帰に応じる責任があります。労働委員会闘争を労働運動として闘い必ず勝利しよう。私は当該として先頭で闘い、必ず職場復帰を勝ち取ります。
 30年以上継続している解雇撤回のための動労千葉の物品販売を全国の仲間の支援の下、今年も闘いきることができました。ありがとうございます。
 物品販売運動を労働者と労働者を結びつけるツール(手段)として地域・職場に持ち込んでほしいと思います。動労千葉は、職場で労働者の誇りと団結を勝ちとるために闘います。

月刊「労働運動」2018/2月号 - 全国労働組合交流センター

■甦る労働組合

全国労組交流センター結成の原点に立ち返り職場から闘う労働組合を甦らせよう!

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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※表紙の写真は、11・5全国労働者総決起集会、改憲阻止1万人大行進に参加した団体が登壇

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二本柳 実(全国労組交流センター常任運営委員、教労部会)
 私たちはいま歴史の大きな分岐点にいる。
 安倍首相は年頭会見で「北朝鮮の脅威に備える......真に必要な自衛力の強化」、「今年こそ憲法のあるべき姿を国民に提示する」と改憲衝動をあらわにした。「敵基地攻撃能力」に相当する巡航ミサイルの保有開発、ヘリ搭載型護衛艦「いずも」の空母化など「専守防衛」を公然と投げ捨て、実質改憲へ次々と踏み込んできた。米の「戦争計画」のなかで沖縄では米軍機の事故が相次いでいる。1月22日通常国会施政方針演説では、「非正規という言葉をこの国から一掃する」=総非正規職化する「生産性革命」「人づくり革命」をぶちあげた。安倍に「革命」を騙(かた)らせるな。
 だが、焦りにかられた安倍の策動は、戦争・改憲絶対反対の怒りを広範に生み出している。昨秋以降、北朝鮮に対する政府・マスコミあげての排外主義キャンペーン=Jアラート(全国瞬時警報システム)を使った戦争動員攻撃が全国で繰り返されているが、ほとんどの人は「意味がない」として避難などしていない

月刊「労働運動」2017/12月号 - 全国労働組合交流センター

■甦る労働組合

11月闘争は国際連帯の力で戦争を阻止する新たな地平を切り開いた!

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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※表紙の写真は、11・5全国労働者総決起集会、改憲阻止1万人大行進に参加した団体が登壇

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岸上 真寿美 (全国労組交流センター女性部長  自治体労働者)

11・5労働者集会に全国から結集された皆さん。お疲れ様でした。安倍・トランプの戦争会談を直撃する集会と銀座デモをやりぬき、沿道では多くの人の注目と飛び入りがありました。数日前から都内の駅に警官が立ち、ゴミ箱の封鎖、検問を強化するなど厳戒体制が敷かれました。日比谷公園内の全てのイベント中止要請を打ち破って集会の成功を勝ち取りました。11・12ソウルでの民主労総の全国労働者大会と合わせて、戦争切迫情勢下、国際連帯の力で戦争を阻止する新たな段階を切り開いたと思います。衆議院選挙と一体で11・5集会を準備してきたこの過程は、課題を残しながらもやりきった感が大きくありませんか。

月刊「労働運動」2017/11月号 - 全国労働組合交流センター

■甦る労働組合

労働者の力ある登場を! 11・5改憲阻止1万人デモへ

月刊労働運動 2014/1月以降からの記事 

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※表紙の写真は、10・13動労東京八潮支部の24時間ストライキ決起!

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飯田 英貴(全国労組交流センター事務局長)

 私たちは今、労働者の未来を分かつ大闘争を闘っています。
 今回の解散・総選挙は朝鮮半島に向けた戦争と改憲に向けたクーデターに等しいものでした。自民党は、衆院選の公約の柱に「北朝鮮への圧力強化」を主導することを挙げ、憲法9条への自衛隊の明記を軸とした改憲原案を国会に提案・発議すると踏み込みました。それに張り合うようにして、小池東京都知事が代表となる新党「希望の党」が結成され、民進党が事実上解党し合流することが決定されました。小池は「希望の党」への合流の条件に、北朝鮮情勢をふまえ「安保法と改憲」に対する支持をもってひとりずつ選別し、一致しない場合は排除すると迫りました。かつて政権まで担った民進党が一夜のうちに崩壊したことは、戦争を前に全政党が解散し、挙国一致へと向かった戦前の大政翼賛会を思 い起こさせる事態です。

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