8・6ヒロシマ大行動へ!–広島連帯ユニオン
被爆64周年の8・6ヒロシマは、決定的な闘いとなりました。(月刊『交流センター8月号より』)
8・6ヒロシマ闘争スケジュール
■8月5日(水)
14:00~ 闘う合同労組交流集会(広島市東区民文化センター・大会議室:広島連帯ユニオンよびかけ)
18:00~ オキナワとヒロシマを結ぶ全国青年労働者交流集会 in HIROSHIMA(広島市東区民文化センター・ホール:実行委主催)
■8月6日(木)
7:00~ 首相来広・祈念式典弾劾デモ(東千田公園~原爆ドーム:統一実/被青同主催)
7:00~ 反戦・反核-反原発! 中国電力前座り込み闘争(中国電力前:広島連帯ユニオン主催)
12:30~ 被爆64周年8・6ヒロシマ大行動(11:30開場)(広島県立総合体育館小アリーナ:実行委員会主催・参加費1000円)
15:00~17:00 デモ行進(平和公園解散)
17:00~ 田母神抗議街宣(原爆ドーム・メルパルク周辺)
■8月7日(金)
9:00~ 碑めぐり(原爆資料館下集合)
8・6ヒロシマ大行動へ! 合同・一般労組は全国の仲間の先頭で闘おう!
広島連帯ユニオン
被爆64周年の8・6ヒロシマは、決定的な闘いとなりました。昨年9月のリーマン・ショック以降、大恐慌情勢はついにGMやクライスラーの破綻にまで行き着きました。資本主義が音をたてて崩壊しています。労働組合を屈服させてのすさまじい首切り攻撃の一方で、資本主義の危機を戦争によって突破しようとする衝動が、資本家階級の中から沸々と湧き上がっています。東京都議会選挙で惨敗してボロボロの麻生政権は、戦争と民営化・労組つぶしで生き残ろうとしています。その中で北朝鮮の核実験と「ミサイル発射」を格好の餌食にして「北朝鮮と戦うべき時は戦う」とか「敵基地攻撃を」とか戦争を煽り、「日本は核武装すべき」という田母神前航空幕僚長が8月6日に広島で講演を行おうとしています。絶対に許してはなりません。労働者の国際的な団結で、核という究極の団結破壊と階級分断攻撃を打ち破る時です。
オバマ米大統領のプラハ演説は、イラク戦争やアフガニスタン増派に続いて北朝鮮やイランに対して核攻撃を含む戦争を発動をする、そのために強力な核兵器を引き続いてアメリカが独占するということです。にもかかわらず秋葉広島市長は、「オバマジョリティー(オバマ多数派)」という造語まで作って、まるでオバマ大統領が核兵器廃絶の使徒であるかのように持ち上げています。連合はこれに呼応して北朝鮮排外主義を煽り、オバマを賛美する1000万署名を行い、日本共産党の志位委員長はオバマに書簡を送り返事が来たと喜ぶ有様です。あらゆる運動がオバマ賛美を推進していますが、その核心は原水禁運動を担ってきた日教組や自治労の解体攻撃にあります。まさに究極の民営化・道州制と一体の攻撃です。労働者の反戦反核意識を根こそぎ解体しようとしているのです。労働組合の解体か、闘う労働組合の再生か、今年の8・6はまさにこの点にかかっています。戦争・民営化と闘い勝利してきた動労千葉をはじめとした闘う国鉄労働者を先頭に全世界の労働者の団結の力で核と戦争をなくそう! 7月のサンフランシスコ国際労働者会議の成功はこの展望を明々と指し示しています。
大恐慌情勢のもと、広島連帯ユニオンは「生きさせろ」の闘いをストライキで闘い抜いてきました。昨年9月、広島西郵便局のゆうメイト雇い止め解雇絶対反対の闘いは、正規労働者の「作業日報」提出拒否と固く結合して闘いました。10月、草津病院支部は病棟再編にともなう合理化反対をストライキで闘い、人事評価制度の評価シート提出拒否を団結してやりぬいています。3月、ユニオンの病院への立ち入り禁止―組合つぶし攻撃をうち破って、草津病院支部は再び「新評価制度反対」のストライキに立ち上がりました。4月、教育―大学の民営化の下で闘う広大生協労組は、名ばかり管理職の残業未払い賃金の支払いとパート労働者の賃上げをかかげ、食堂「店長」を先頭にストライキに起ち上がりました。正規.非正規の分断を打ち破り、民営化攻撃と徹底非妥協で闘い抜いて、組織拡大を勝ち取っています。道州制は全社会の民営化です。戦争を担わされる産別(JR、教育、郵政.自治体、医療・福祉)の労働者と合同労組の仲間が共に団結して、国鉄1047名解雇撤回闘争―5・27国労臨時大会弾圧粉砕闘争の勝利の地平を引き継いで闘おう。
5月には、部落解放広島共闘会議が主催する5・23狭山集会をユニオンに結集する福島町住民とともに闘いぬきました。そして、町内デモを貫徹しました。差別・分断を打ち破って労働者がひとつの階級として団結するすばらしさを、参加者全員が実感できた闘いでした。草津病院支部の闘いは、2・26西郡住宅闘争を現地で闘いぬいた地平をもって、3月ストライキで団結を一層うち固めたことが、その勝利の根底に脈打っています。今年の8・6ヒロシマをめぐって、今までのあらゆる平和運動、労働運動が戦争翼賛勢力へと転落しようとする中で、「8・6ヒロシマ大行動」は戦争を阻止し核を廃絶する闘いの展望を明確に示しています。それを生み出した力こそ労働者の階級的団結です。分岐はまさに、闘う団結の下に結集するか否かをめぐって起きています。「ひとりの仲間も見捨てない」と大学資本.国家権力と不屈に闘う法政大学をはじめとした闘う学生の団結に学んで職場に強固な団結をつくりあげよう。
広島では非正規労働者をめぐって、広島電鉄で正規職の賃下げで契約社員を正規化するワークシェア―賃下げ攻撃が、こともあろうに労働組合の提案と推進で行われています。また、大量の派遣切りを強行し、さらに違法派遣で是正指導を受けたマツダは100人の派遣労働者を直接雇用しましたが、6カ月契約の期間労働者としてです。まったくのペテンです。労働者は怒りに怒っています。こんな社会は根本から変えないと労働者は生きていけない。労働者の力を信頼せず絶望を煽り、合同労組の運動を労働者救済運動に落とし込める「派遣村」運動ではなく、青年労働者が未来をかけて団結を拠り所に起ち上がる結集軸として、あらゆる職場に労働組合を甦らせようではありませんか。
8・6ヒロシマ―8・9ナガサキから11月1万人結集へ、広島連帯ユニオンは、全国、全世界の仲間と固く団結してともに闘います。8・5産別労働者全国交流集会、青年労働者交流集会から8・6早朝の麻生来広弾劾デモからヒロシマ大行動へ、とりわけ青年労働者の大結集を実現するために全力で闘おう!
●8・6ヒロシマ大行動に賛同を
8.6ヒロシマ大行動への賛同をお願いします。2口以上の方には参加券1枚
個人1口1000円以上 団体3口3000円以上
2口以上の賛同をよろしくお願いします。