※6・30民主労総ゼネスト、教育労働者部会のメッセージ
※6・30民主労総ゼネストにむけ、教育労働者部会のメッセージ
※6・30民主労総ゼネストにむけた全国労組交流センター教育労働者部会のメッセージ
朝鮮侵略戦争絶対阻止! 労働者国際連帯で、戦争が始まる前に止めよう!
私たち日本の教育労働者は、「6・30社会的ゼネスト」という偉大な闘いに突き進んでいる韓国民主労総・全教組と労働者民衆のみなさんに、共に闘う連帯のご挨拶を送ります。
昨年9月、韓日4労組から「人類の生存を脅かす初の危機に対して、世界を守る力は今や、労働者階級の国際連帯から生まれる以外にありません」と、国際共同行動の呼びかけが発せられました。そして、民主労総の不屈の闘いを先頭に韓国労働者民衆は、パククネ打倒から新しい社会の建設に向う新たな闘いを開始しています。それは、1917年ロシア革命を現代に蘇らせる闘いの始まりであり、全世界の労働者への限りない鼓舞激励です。
私たちは、新自由主義による労働者圧殺と戦争攻撃に様々な困難をのりこえて立ち向かう民主労総と韓国労働者民衆に、心からの敬意をもって共に闘うことを表明します。何よりも、切迫する日米帝国主義による朝鮮侵略戦争を阻止するため、日本でゼネストを組織し安倍政権を打倒することを誓います。
一昨年の軍隊慰安婦に関する日韓合意は断固破棄されなくてはなりません。
日米帝国主義は、日米安保同盟を核軍事同盟へと飛躍させ、北朝鮮への軍事的制裁・戦争攻撃を宣言しました。そして米帝は空母2隻を日本海に急派し、日帝海上自衛隊も加えて対北朝鮮へ向けて異常な戦争の危機を作り出しています。北朝鮮のミサイル実験などを利用し策動している戦争を、日米韓労働者の連帯した闘いで絶対に阻止しなければなりません。資本家どもの利益の為の戦争、人類史上最大の不正義の戦争に青年の未来、子どもたちの未来を奪われるわけにはいきません。戦争を不可避とする資本主義体制を葬り去り、労働者の社会建設に向かって共に突き進みましょう。
日本の教育労働者は、今こそ人生をかけた闘いに立ち上がります。安倍政権は改憲を宣言し、現代の治安維持法・共謀罪成立で労働運動の圧殺を狙い、戦争国家化の軸に教育と教育労働者の戦争動員を激しく進めています。その攻撃の核心は教育労働者の分断と組合破壊です。しかし森友・加計学園問題で暴かれたように、教育勅語などの復活策動は安倍と資本家どもの腐臭に満ちた疑獄と一体です。権力と金、極右勢力を使ってしか出来ない戦争教育は、教育労働者の団結で必ず打ち破ります。
戦後日本の労働者の闘いは、戦争への痛苦な想いを基底にして「二度と戦争はしない」をその出発点にしています。そして、動労千葉の30年にわたる国鉄闘争は、新自由主義による改憲と労働運動解体を狙った国鉄分割・民営化攻撃を破産させ、日本の労働運動を根幹において守りぬいてきました。教育労働者も「教え子を再び戦場に送るな」のスローガンを日教組指導部の制動を打ち破って掲げ続け、今現場には戦争教育と教育の民営化、非正規職化に対する怒りと、労働者としての団結と誇りにかけた決起が始まっています。
私たちは民主労総の闘いから、労働者は必ず立ち上がる、そして労働者のゼネストにこそ社会を変革する力があることを学びました。このことに確信を持って、ゼネストを打てる労働組合をよみがえらせる決意です。民主労総の命がけの闘いに連帯し、法外労組攻撃をのり越えて闘う全教組と、真に連帯できる飛躍を日本で成し遂げます。人間が人間らしく生きられる社会の建設に向かって、勝利の日まで共に闘いましょう。
2017年6月 全国労働組合交流センター教育労働者部会