7・1強制出向「内命」攻撃を職場の団結で打ち砕こう(2009年6月29日発行)
JPEX出向攻撃は職場全員の問題です
7・1強制出向「内命」攻撃を職場の団結で打ち砕こう
JP労組山口委員長「重役就任?」恥を知れ!
闘いは始まった!
JPEX強制出向「内命」攻撃に対し、全員で「行かない!」の意思表示を叩きつけよう!
JPEX子会社化は、JPEXのみならず郵政職場全体の凄まじい労働強化と賃下げ攻撃です。5月に行われた「意向確認調査」では、多くの労働者が「郵便事業会社を引き続き希望する」を選択しました。その結果、出向計画の破産の危機に追いつめられた会社当局は現在、全国の職場で「JPEXへ出向しろ」と管理職や課長による面接=肩たたきを始めています。(なんと組合執行部までが協力している局もあります!)管理職はこれで「対話をした」「本人合意を取り付けた」と強弁し、内命を出す魂胆です。
JP労組東京銀座支部(銀座局)では、私たち全逓部会の「『意向確認調査』には全員で郵便事業会社を選択しよう」という呼びかけの中で、「JPEXへの出向を希望する」を選んだ労働者が誰もいないという結果でした。また、JPEXの賃下げ・労働強化と闘おうともしない組合執行部を追及し、初めて職場集会も勝ち取りました。
管理職の狙い打ちにあった組合員が「これまで課長の言う通り4度の移動に応じてきた。その挙げ句にJPEXへ出向しろと。私は絶対に行かないし断固闘う。組合はどうするんだ」と怒りを表明しました。「仲間を守るのが組合だ」と現場労働者の新しい団結が始まり、同僚と共に課長に詰め寄って、再度「私は行かない」と怒りをたたきつけています。団結を広げて、闘おう。
「一人の首切りも許さない」団結が職場の全員を守るーそれが労働組合だ!
JPEXへの出向は、当局の計画によると5~6年間続きます。全ての郵政労働者が対象になります。
「2年間の出向できつい仕事に耐えられるのか、元に戻れる保証はない」、「つぶれるかもしれない会社になぜ出向させるのか」「本務者の追放が本当の狙いか」と怒りの声が上がっています。職場の総意は「JPEXへの出向拒否!」です。今こそ、労働組合として団結して、出向攻撃をはね返そう。
JP労組第2回大会での裏切り方針を粉砕しよう
ところがJP労組第2回大会(6月17日~18日)では、とんでもない裏切り方針が確認されました。以下の通りです。
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①「スト絶滅」宣言……何と組合中央が「絶対闘わない」と会社に忠誠を誓った!
②「賃金の3割カット」「成果主義賃金(労働者分断の常とう手段!)」を組合中央が申し出た!
③非正規雇用のさらなる拡大(中央本部が1時間のストも打たないまま、非正規職が半数を超えた)
④JPEX強制出向に「本部として必要労働の確保に万全を期す」と宣言……労組幹部が強制出向の手先になる!
⑤ユニオン・ショップの年内締結(組合中央に従わない労働者には解雇の脅しをかける)
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とんでもありません! 現場には何一つ説明もされないで、勝手に決められています。絶対に許せません。労働組合はおれたち現場労働者のものです。腐った労働貴族は全員退陣せよ! 現場から行動を起こそう!
中央本部と追随する組合役員を退陣させよう! 労働組合を現場労働者の手に取り戻そう!
JPEX出向攻撃は、粉砕できます。闘わない組合役員をぶっ飛ばして、現場が束になって団結すれば、どんな攻撃もはね返せます。運輸業界では早くも「JPEXは必ず破綻する」と言われています。郵政事業のユニバーサル・サービスは、そもそも民営化(営利事業化)できない事業でした(米国ブッシュ政権ですら中止しました)。民営化に賛成した組合中央は、もはや労働組合ではありません。闘わない労働組合がどれだけ仲間の首を切り、自殺に追い込んできたか。ただ働きに示される劣悪な労働条件がどれほど組合員に屈辱を与え、労働者としての誇りを踏みにじってきたのか。郵便局で働くすべてのみなさん。西川社長の手先になると宣言した組合幹部をぶっ飛ばして、労働組合を現場の手の取りもどそう。現場の団結でJPEX強制出向攻撃を粉砕しよう。
6月15 日朝、日逓中野(現・郵便輸送会社)営業所前に、解雇された小林君を先頭に全国各地から全逓(JP労組)組合員50 名が集まって就労闘争を闘う闘いは始まった!JPEX強制出向「内命」攻撃に対し、全員で「行かない!」の意思表示を叩きつけよう!「一人の首切りも許さない」団結が職場の全員を守るーそれが労働組合だ!JP労組第2回大会での裏切り方針を粉砕しよう①「スト絶滅」宣言……何と組合中央が「絶対闘わない」と会社に忠誠を誓った!②「賃金の3割カット」「成果主義賃金(労働者分断の常とう手段!)」を組合中央が申し出た!③非正規雇用のさらなる拡大(中央本部が1時間のストも打たないまま、非正規職が半数を超えた)④JPEX強制出向に「本部として必要労働の確保に万全を期す」と宣言……労組幹部が強制出向の手先になる!⑤ユニオン・ショップの年内締結(組合中央に従わない労働者には解雇の脅しをかける)中央本部と追随する組合役員を退陣させよう! 労働組合を現場労働者の手に取り戻そう!
(写真)
解雇を撤回しろ! 6月15 日朝、日逓中野(現・郵便輸送会社)営業所前に、解雇された小林君を先頭に全国各地から全逓(JP労組)組合員50 名が集まって就労闘争を闘う
(裏面に続きます)
労働者が団結して闘えば首切りも戦争も阻止できる
米イージス艦が北朝鮮船を追跡ー戦争勃発の危機!
6月19日、「海賊対処法案」が衆院で再可決・成立しました。この暴挙を徹底弾劾します! 言われている「海賊」とは、アメリカをはじめとする帝国主義の中東侵略戦争によって、魚場を奪われた漁民たちです。
成立した「海賊対処法」は、①船体射撃②外国船の警護③「海賊対処」を口実に世界中への派兵などを認める恒常法です。昨年以降、米英軍は一方的な銃撃でソマリア漁民を虐殺し、インド軍はタイ国籍の漁船を「海賊」と間違えて撃沈して漁民たちを虐殺しています。フランス軍は、ソマリア漁民を一掃する軍事作戦を強化しています。日本の陸海空自衛隊3軍1100名がすでにインド洋・ソマリア沖で「後方支援(給油)」「海賊対処」という口実で派兵されています。新法は改憲そのものです。絶対に認められません。
また、麻生政権は、北朝鮮の「衛星ロケット」や「地下核実験」を口実に、「船舶臨検特措法案」の今国会成立を行うとしています。この法案には「船舶検査活動」に加え、自衛隊による外国軍への後方支援活動が盛り込まれています。つまり日米韓3カ国による朝鮮侵略戦争が前提化された法案だということです。
すでに横須賀配備の米イージス艦は、北朝鮮への軍事的重圧を強めるために、「臨検」と称して北朝鮮貨物船を執拗に追跡しています(上記・写真)。今、イラク・アフガニスタン出兵からソマリア派兵、そして北朝鮮へと一気に戦争の火の手が上がろうとしているのです。
米国オバマ政権こそが戦争の元凶だ!
この戦争の最大の元凶は、米国オバマ政権の軍事力をテコとした世界政策の展開です。オバマ政権は、ビッグスリーのGMやクライスラーの破綻に現れた米国経済崩壊の危機を、軍事力を使って打開しようというのです。世界大恐慌は大失業と戦争をつくりだします。黙っていたら労働者は資本主義・帝国主義が延命するために殺されていきます。労働組合が闘わなければ労働者の生活が破壊され戦争に動員されていくことは戦前の歴史が示しています。しかし、労働者が職場を拠点にして怒りを爆発させ団結し、ストライキに決起すれば、戦争は必ず阻止できます。
(写真)
貨物検査(臨検)の可能性にそなえて米イージス駆逐艦ジョン・S・マケインが北朝鮮船籍貨物船カンナム号を追跡するニュースを報じるNHK
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裁判員制度はいらない! 大運動 高山俊吉弁護士
裁判員制度は全員で拒否を
改憲・戦争の時代とは、改憲・戦争を許さない闘いの時代です。裁判員制度こそ改憲攻撃のど真ん中にあるものです。反対の声が続々と寄せられています。みんな怪しいと思い、キナ臭さを感じている。制度としておかしいと言っている。
裁判員制度は、8月3日から東京で始まると言われています。実際に呼び出されている人も「みんなで拒否しよう」と、ここに来ています。全員が拒絶したら制度の廃止。戦争政策を根本のところでとめるのが裁判員制度反対の闘い。あらゆる闘いをつなげて完全に勝利しよう
獄中から
法大文化連盟委員長・斉藤育真君
熱い心をとりもどそう
法政大学の問題は、すでに一大学の学園内闘争として片付けられなくなっています。大学という場所のあり方が問われている問題です。
法律的な立場から言えば、法政大学がやってきたことは、大学の管理権という観点から、そのほとんどが合法でしょう。しかしながら、われわれが法政大学に問うているのは、法政大学の行っていることが、お天道様に顔が向けられないことなのではないかということです。
社会を構成しているのは人間です。社会があって人間があるのではなく、人間がいて、その人間と人間との間に社会があります。いま何が正しいかを決めるのは、過去の人間たちが決めた一般規範としての法律ではなく、いまを生きている、将来を創るわれわれのような若い人間たちです。何が正しいかという問題から逃げることなく、目の前の事実、現実の物事に対して、善悪の判断をつけていくことをためらわない姿勢を身につけて欲しいと思います。
8・6ヒロシマ大行動アピール
広島の青年教育労働者
8・6広島大行動で訴えたいことは、あのオバマを絶対にぶっ倒そうということです。連合、日本共産党、既成原水禁運動などは「オバマは核廃絶の道に進んでいる」と言っている。ありえない。オバマが言っていることは、自分たちだけが核を独占し世界を支配し続けるということだけです。
世界の労働者の勝利か奴隷の道か。それを選択するのが8・6大行動です。みんなで参加し情勢をつくりましょう。私もこの日、研修をぶつけられていますが、ぶっ飛ばし仲間をつれて参加します。
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8月6日(木) 12時半・集会3時・デモ
広島県立総合体育館小アリーナ
■関連行事8月5日(水)
午後/産別交流集会(東区民文化センター)
午後6時/青年労働者交流集会(同右)
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2009年6月29日発行
(ビラの感想や職場状況など、またビラに載せてほしいことなどを、気軽にお寄せください。電話・メールどちらでも結構です。)