西川社長はクビだ!JP労組中央本部は退陣しろ!

2019年7月31日

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2009年10月9日発行

西川社長はクビだ!

経営陣に役員を送り込んだJP労組中央も退陣しろ!

『ふざけるな!』民営化の破産的現実の中で、全国の職場では現場の怒りがふき出しています。民営郵政の「戦略事業」JPエクスプレス子会社化が「3度目の延期」=完全破綻しました。職場は大混乱、しかし、当局は予定していた非常勤労働者の人減らし・賃下げ攻撃は強行しようとしています。絶対に許せません!
 以下、寄せられた職場の声の一部を掲載します。

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東京・銀座局

 10月1日付けで、ゆうメイトの仲間の契約時間が、7時間から5時間に短縮された。支店長は、「会社の成績を上げるために」と雇い止めをちらつかせながら、契約に応じさせた。勤務時間が減ることで、健康保険も受けられなくなる。当局は、当日(10・1)になってから説明するという卑劣なやり方をとった。勤務時間の短縮で、辞めてしまった仲間もいる。

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 現場は仕事がまったく回らなくなった。郵便物の区分もされず、何十年も午前中に配達していた地域が、午後にしか回れないという異常事態が起こっている。
当局にとって現場労働者がどうなろうが関係ない。人件費をいかに削るか。それだけが関心事なのだ。仕事が回らなくても意に介さない。超勤にならざるを得ないのに、手当を払いたくないので「超勤はやるな!」と言って『ただ働き』を強制する。
最低限、もとの人員配置と勤務体系に戻せ!「コンプライアンス違反」をやりまくって正常な業務運行を妨害しているのは当局ではないか。
職場を回しているのは、俺たち現場労働者なのだ。当局に解決能力はないことは証明された。現場の言うことを聞け。契約時間を元に戻せ。希望者は全員、非正規職から正社員にしろ。みんな生きるか死ぬかの問題なのだ。

 新東京郵便局

 9月の支部大会では現場の怒りか吹き出した。①深夜勤が導入されて6年目、現職者や退職して1~2年の人が死亡している。異常な事態だ。退職まで20年以上あるがやっていけるのか不安。(許せないことに支部執行部は「結束確保のために夜間労働は不可欠」と答弁した。「仕事のためには組合員の命と健康はどうなってもいい」と言っているのだ、労働組合役員の言うことか!)②当局は人件費削減=首切りをやっている。③JPEXの統合が破綻したのに組合は情報も出さない。11月にJR・航空などの発着管理システムが変わる。このままでは年末繁忙期の仕事が回らない。④当局はゆうメイトの仲間に、今年は年賀はがきを一人150枚営業しろと言っている。完全な強制だ。こんな低賃金で『自爆営業』を強要するのか。それで「人事評価」するというのか。ふざけるな……等々。

 京橋局

 「業務での簡単なミスでも処分。おまけに業務精通手当を剥奪された」「営業成績で給料が下げられた」「4時間勤務を3時間にしろと言われた。これでは生活していけない。組合は何もしいてくれない。当局は一人一人個別に分断して時短を強要している。許せない」
 

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 郵便輸送会社

 5月末に中野営業所で解雇されて飛ばされたコンビニ便集荷パート労働者が、強制移動先の目黒営業所で、また解雇通告!
 目黒では、パート労働者以外にも派遣労働者の仲間は9月末までで切られました。しかも、5月の中野の時よりもひどく、勤務を継続したければ、いったん解雇をのみ、短時間臨時社員で大幅賃下げ(週30時間、現在の4割減収)しかないぞ、という屈辱的な内容です。どこまで労働者を侮辱するのか!絶対に許すことはできません。
 そもそも郵便郵送会社(旧・日逓)の労組幹部と当局は一体で、06年に本庄JPU副委員長(当時U)が会社常務になったように御用組合の天下り先になっています。昔から違法な雇用契約を平気でやってきているのです。
 日逓・中野の小林君解雇撤回闘争のように、労働者の怒りは必ず爆発します。

(写真は6月1日、日逓中野営業所前闘争)

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 これらは、民営化の破産の現実です。そして、民営化に「率先協力」してきたJP労組中央本部の闘争放棄が生み出した現実です。現場労働者が団結し、闘いを始めた瞬間、職場は「何でもものが言える」明るい職場に変わります。11月1日、民営化反対・非正規職撤廃の労働者集会(裏面参照)に集まろう!

闘ってこそ労働組合だ!

世界の労働者と11・1日比谷へ
民営化絶対反対! 非正規職撤廃!

 JPEXは現場に拒否された。「推進」のJP労組中央本部は現場労働者の敵だ

 「戦略事業」のJPEXが、破産しました。一切の責任は、当局とそれに率先協力してきたJP労組中央本部にあります。にもかかわらず当局は、JPEX破産のしわ寄せをゆうメイトに押しつけ、さらには年賀の営業などで現場を競争のなかに叩き込み、新人事給与制度=成果給賃金に道を開こうとしています。絶対に許せません!総務省は「移籍要員がそろわず現場の混乱は避けられない」とJPEX10・1実施を断念しました。要員確保が破綻したということです。絶対反対派の闘いと現場労働者の怒りが結びつき、民営郵政当局に要員不足を強制し、総務省の認可が不可能な状況にたたき込んだのです。職場の仲間が束になって闘えば、当局のどんな攻撃をもうち破ることが出来るという確信をつかみました。問題は、本来、闘うはずの労働組合が当局の側を向いており、現場の闘いを押さえつけていることです。ゆうメイト(非正規職)が職場の大半を占めるに至ったのは、当局とJP労組中央本部が合意してきたからです。現在、郵便事業会社では正規職6万7千人に対して非正規職16万人。年間2千人(0.0125%)を正規職登用することで、JP労組中央本部が何か取り組んでいるかのように語ること自体が大ウソです。実際は、日々非正規職を増やしているのが現実です。
その一方で、「正社員への道」があるかのように低賃金を強要して、ゆうメイトの仲間をこき使うというやり方です。当局と結託するJP労組中央本部は絶対に許せません。

 希望者全員を正社員にしろ! しべての労働者が人間らしい生活が出来て定年まで働ける職場に変えよう

 派遣法の撤廃、非正規職の撤廃は、すべての労働者の願いです。どうやって実現していくのか。
そのためには闘いの軸が必要です。やはり、国鉄1047名解雇撤回闘争と郵政労働者が先頭にたち『このもとに団結しよう』と呼びかけることです。
国鉄1047名闘争は、動労千葉を先頭に新自由主義と対決して1千人を越える労働者が団結して23年間不屈に闘いぬき、今なお解雇撤回を掲げ勝利しつづけている一大解雇撤回闘争です。解雇撤回という労働組合の大原則を貫き、労働者は団結して闘えば勝てるんだということを示した全世界の労働者の展望です。
そして「郵政労働者の8割を非正規職に変える」JPEX10・1実施計画を、私たち現場労働者の闘いが破産させたことは決定的です。いまこそ国鉄(JR)に続き、郵政職場から「民営化は間違ってる、絶対反対で闘おう!」と掲げる労働組合の登場が、どれ程全国の仲間を励ますことでしょうか。
11 月1日正午、東京・日比谷野外音楽堂に日本と世界の労働者が民営化
絶対反対・非正規職撤廃を掲げ集まってきます。世界の労働者と団結しよう。11・1日比谷に、職場からこぞって参加しよう!

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 ドイツ・レーバーネットが動労千葉10・1ストライキをトップで報道!
 

 「動労千葉は10月1日、幕張支部の副委員長・書記長の配転にたいして全1日のストに決起した。ストと集会はとても活気あるもので戦闘的だった。多くの労働者人民が動労千葉とそのストを応援している。他方、不正義のJR資本側はいまや追い込まれている。動労千葉の闘いは勇敢にさらに前進している」(写真は、『ともにストに立とう』と強制配転攻撃に怒りのシュプレヒコール。職場の仲間に動労千葉への結集を呼びかける。10月1日、幕張車両センターにて)

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 カルフォルニア・バークレーで5000人の教職員と学生が決起

 9月24日、アメリカ・カリフォルニア州全域の公立・州立大学で、教職員が学生とともに授業ボイコットとストライキに立ち上がった!実に45年ぶりの歴史的事態だ(写真はバークレー校)。なぜか。教育予算の削減、大学職員の解雇、教授・講師の給与カット、学費の32%値上げーシュワルツェネッガー州知事とオバマ政権のもとで、「州財政の破綻」を口実にした教育破壊への反撃だ。この大ストライキを打ち抜いた労働者・学生が11・1日比谷にやってくる! 連帯して闘おう!

全逓

Posted by m-center