全逓労働者が11・1集会で発言

2019年7月31日

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 2009年11月5日発行

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11・1日比谷に5850名が結集!

 民営化絶対反対の国際的団結が登場

 世界大恐慌下、大失業と戦争に立ち向かう労働者の国際的団結が打ち立てられました。11月1日、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部、全国金属機械港合同、国鉄千葉動力車労働組合が呼びかけ、日比谷野外音楽堂で開かれた全国労働者総決起集会には5850人が結集しました。国鉄1047名解雇撤回闘争が民営化絶対反対の闘いの中軸として、世界に確認されたのです。

 11・1集会は、全国から集まった労働者・農民・市民・学生と、韓国・アメリカ・ブラジル・ドイツからの訪日団、さらに在日・滞日外国人労働者も多数参加し、「ゼネストが必要な情勢だ! 闘う労働運動を復権させよう!」と全国・全世界に発信しました。
解雇・賃下げの嵐が労働者を襲い、失業者が急増しています。自殺者は10年連続で3万人を超えています。

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  この現実に労働者人民の怒りが爆発し、自公政権を打倒しました。代わって登場した鳩山政権は、「連合」を最大の基盤にした政権です。平野官房長官は連合の顧問でパナソニック労組の役員でした。パナソニックは大量の派遣切りを行いましたが、腐りきった御用組合は派遣法撤廃に反対しました。郵政民営化に、そっ先協力するJP労組中央本部も同じです。


 「公務員労働者360万人をいったん解雇し、民営化して選別再雇用する」という道州制攻撃が始まっています。社保庁解体(社保庁労働者1千名首切り)をはじめ、全労働者への首切り・賃下げ、非正規職化・労働強化の攻撃に立ち向かい、労働現場から反乱を起こすときです。
世界中で労働者のストライキやデモが闘われています。情勢に負け、展望を失い、変質と屈服を深める既成の労働組合幹部の支配に対抗し、現場からの怒りの声が噴出し、労働運動の新しい潮流が生まれ出ようとしています。
11・1集会は、国鉄1047名解雇撤回闘争を先頭に、民営化・労組破壊と、改憲・戦争に立ち向かうすべての労働者の怒りの声を結集してかちとられました。国鉄1047名闘争はすべての労働者の未来をかけた闘いです。1047名解雇撤回の旗を闘いの先頭におし立てよう。
労働者の団結した闘いこそが歴史をつくり、社会を変革する力です。11・1集会を新たな出発点に、現場労働者の力をさらに結集し、闘おう。

  全逓労働者が11・1集会で発言

  現場労働者の団結した力で郵政民営化攻撃を打ち破ろう!

 

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(写真 登壇した全国で闘う郵政の青年労働者のスクラムの前で、JP労組中央本部と本部派執行部を弾劾して、郵政民営化絶対反対を世界に宣言する全逓労働者)

 この場所で、郵政民営化絶対反対で闘う決意をして4年間、職場でその路線を曲げることなく、闘いぬき今日ここに立っています。8月30日の衆議院総選挙で自民党の支配は終わりを告げ、民営化の矛盾はさらに深まっています。
10月1日のJPエクスプレス統合計画は、現場の怒りと反撃の中でついに破綻しました。そして、現場の怒りは止むことはありません。全国の郵便労働者の怒りに震え上がった日本郵政社長・西川は、ついに辞任しました。世界中で非正規職化と貧困を生み出してきた民営化・規制緩和に対して、反転攻勢のチャンス到来です。民営化絶対反対の闘いが、世界の常識になろうとしています。
職場から立ち上がる組合員に対して、組織破壊者と罵ってきたJP労組中央ののし本部と本部派執行部に言いたい。「労働組合を出世の道具にして組織を破壊してきたのはお前らだ」。もうひとつ言いたい。「西川の次は、お前らだ。首を洗って待っていろ」。労働組合は現場組合員のものです。現場に闘う団結を拡大しよう。そして、闘う全逓をすべての組合員の手に取り戻そう。
「我々のこれまでの闘いは、圧倒的に正しかった。そして勝利に向かっている」。我々は、七転八倒の闘いの中で、あらゆる困難に立ち向かう団結をつくってきた。この団結こそが勝利の展望です。立ち上がった仲間と共に郵政民営化絶対反対の闘いを貫く決意です。
民営化絶対反対の闘いは、国境を越えて、すべての労働者が団結できる闘いであると確信します。結集された皆さん、ともに闘いましょう。

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 世界からの連帯メッセージ

 トルコ・DISK(進歩的労働組合連盟)トウーファン・セルトウレックさん

 私たちが組織化に取り組むところではどこでも、個別資本や使用者を代表する政府が労働者たちに攻撃を加えています。現在イスタンブールの大病院の組織化に取り組んでいますが、先週の金曜日( 10月2日)、18人の闘う労働者が解雇されました。私たちは病院前で抗議行動に入っています。‥(略)‥ 東京の会議と集会の成功をお祈りします。連帯をこめて。

 アメリカからシンディー・シーハンさん

 世界中で労働者階級・人民が、よりよい社会を創り出すために共に闘うことに心からの連帯を表明します。労働者の権利のためには、平和な世界のための闘いを包摂するものでなければなりません。ご健闘をお祈りします。愛と平和のために。

(写真 集会後、日本・韓国・アメリカ・ブラジルの労働者が組合旗を掲げ、右翼の妨害をもはねのけ銀座・東京駅前をデモ行進しました)

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(写真 韓国からは、45 人が参加。『解雇者復職闘争特別委員会』の代表は「労働者の生存権をかけた闘いで、特に被解雇者の闘いで、資本に労働者を解雇するとその反撃で逆に大損をすると見せつけるのだ。この力関係が、労働者の権利向上、資本の搾取構造撤廃の足場をつくることになる」と訴えました。)

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(写真 国鉄1047名解雇撤回の当該、国労闘争団のメンバー(北海道・秋田・九州から参加)と動労千葉争議団が「解雇撤回を闘う」と熱烈アピールしました。)

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(写真 アメリカから。国際港湾倉庫労組のアンソニーさんは「オバマは同じ資本家の規範で動い
ている。我々は、資本主義的鎖を断ち切らねばならない」と訴えました。)

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(写真 ブラジルのコンルータスの代表は、滞日ブラジル人・ペルー人と共に登壇。「すべての搾取と抑圧を終わらせる社会主義社会に向け前進しよう」と力をこめて呼びかけました。)

全逓

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