「和解案」受け入れは国労解散の道だ

2019年8月1日

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国鉄情報 № 318 2010年2月25日

解雇撤回投げ捨て・不当労働行為容認を前提とした
「和解案」受け入れは国労解散の道だ
民主党による1047名闘争解体を許すな!

国鉄1047名闘争は23年間で最大の決戦を迎えた。23日、与党3党と公明党が会合を持ち、「JR不採用政治決着へ4党合意案、解決金は270億円」のたたき台を打ち出した。これは検修外注化という第2の分割・民営化攻撃と一体で、金で1047名闘争を解体する重大な攻撃だ。国労本部をはじめ4者4団体一部指導部の民主党政権とJR資本への全面降伏は、国鉄分割・民営化に屈服した以上の階級的裏切りだ。追い詰められているのは民主党とJR資本だ。今こそ解雇撤回を貫き、検修外注化阻止・反合・運転保安闘争でJR体制打倒へ闘う時だ。動労千葉スト、2・13闘争の勝利の地平に立ち、労働者の団結した力で闘って勝利を切り開こう!

 反合理化・運転保安闘争で解雇撤回・JR体制打倒へ!

 24日付毎日・東京新聞の朝刊は、「政府与党三党と公明党の担当者が2月23日、会合を持ち、国鉄の債権、債務を引き継いだ鉄道建設・運輸施設整備支援機構に対し、裁判中の原告約九百人に計約二百七十億円の解決金を支払うよう求めるとともに、JR各社には約二百三十人分の雇用確保を要請するとの和解案のたたき台をまとめた。各党に持ち帰って検討し、三月初めにも政府側に要請する」と報道した。
この攻撃の本質は何か。民主党・連合政権による1047名闘争の解体=国鉄労働運動の解体攻撃だ。民主党は、自民党ができなかった1047名闘争の解体を通して、戦後労働運動の中心だった国労を解散させ、労働者階級の闘いを根絶し、改憲と民営化(外注化)攻撃へ突き進もうとしているのだ。
そもそも四党が提示した「和解案」なるものの中身の最大の狙いは、解雇撤回を放棄させ、「JRに法的責任なし」を認めさせ、国鉄(=JR)の不当労働行為責任追及をここで断念させることだ。わずかの金で民主党とJR資本への全面降伏を誓わせようとしているのだ。検修外注化という第2の分割・民営化攻撃がかけられている今、解雇撤回を投げ捨てJR資本に屈服することは、国鉄労働者のみならず、すべての労働者に対する大裏切りだ。こんな全面屈服は断じて許せない!

動労千葉スト、2・13闘争勝利の地平で闘おう

  大恐慌情勢下、青年をはじめどれほど多くの労働者が倒産・解雇・非正規職化で苦しめられているのか。その出発点は国鉄分割・民営化だった。多くの労働者は、国鉄1047名解雇撤回闘争に自らの希望を見出してきた。解雇した資本を許さず、労働者の団結に依拠して、解雇撤回まで闘い抜く1047名の誇りに満ちた労働者魂に共感し、自らの闘いとして支援してきたのだ。1047名闘争は労働者の闘いの結集軸であり、民主党・連合政権打倒、JR体制打倒の最先端の闘いだ。
2・1~2動労千葉48時間ストライキと2・13JR東日本本社1850名デモは、第2次分割・民営化反対闘争の宣言だ。
検修全面外注化攻撃は、JRを数百の子会社、孫請け会社に分割するとんでもない大合理化攻撃だ。そして、郵政や自治体、教育、民間など全産別の外注化攻撃の一大突破口になる攻撃だ。しかし、今や検修外注化阻止はJR職場の声になり、JR東日本は一切の団交ができなくなるほど追い詰められている。
だからこそ民主党はJR資本と一体となり、1047名闘争解体に打って出てきたのだ。1047名闘争と検修外注化阻止闘争は一体となって、反合理化・運転保安闘争路線でJR体制を打倒する最先端の闘いだ。
われわれは断固として宣言する。解雇撤回を投げ捨て不当労働行為を容認する「和解案」を拒否し、今こそ解雇撤回を貫いて、検修外注化阻止のJR職場闘争と一体で、JR体制打倒に立ち上がろう!  改憲と戦争、民営化と労組破壊に突き進む民主党・連合政権を打倒しよう!

 検修外注化阻止!J R 職場闘争と一体で解雇撤回へ

1047名闘争は解雇撤回なくして解決なし!

 国鉄1047名解雇撤回闘争は、23年前の国鉄分割・民営化による解雇への怒りから始まった。それは、分割・民営化反対闘争であり、一切の責任を労働者に転嫁する資本を許さず、仲間を裏切ることを拒否する労働者の誇りをかけた闘いだ。解雇撤回なくして解決などあり得ない。
今日の大恐慌情勢下で、大量解雇攻撃に対する労働者の怒りと1047名闘争の結合に恐怖しているのは民主党・連合政権だ。だからこそ彼らは1047名闘争の解体に出てきたのだ。
今こそ、4者4団体一部指導部の裏切りを突き破り、1047名闘争は、2000万青年労働者、6000万労働者の怒りと結合し、解雇撤回の旗を高々と掲げて、歴史の最前線に躍り出る絶好のチャンスを迎えているのだ!

検修外注化阻止と一体でJR体制打倒へ!

 JR東日本は、検修全面外注化をはじめ新たな第2の分割・民営化攻撃をかけてきた。鉄道の安全に関わる業務を下請け・孫請け・ひ孫請けなど数百の会社に分割して莫大な利益をあげようとしているのだ。すでに尼崎事故、羽越線事故、新幹線事故など安全が崩壊している中で、鉄道会社としての根幹を投げ捨て、労働者を最底辺に突き落とそうとしている。こんなことを許すことができるか!
しかし、現場から労働者の怒りが噴出している。国労本部や東労組本部の裏切りを突き破り、「検修外注化阻止」がJR職場の声となってきているのだ。その怒りの渦の中で、JR東日本は動労総連合のみならず、国労や東労組とも一切の団交ができなくなっているのだ。検修外注化は、究極の合理化攻撃であり、これをぶっ飛ばすことは分割・民営化体制をぶっ飛ばす闘いそのものだ。この闘いは国鉄を突破口に全産別で外注化を強行する攻撃との全面的対決の闘いだ。
今や、検修外注化阻止へ青年労働者の決起が開始された。JR本体の闘いと1047名解雇撤回闘争が一体となっった時、JR体制打倒の巨大な展望が切り開かれる。追い詰められているのはJR資本の側なのだ。
動労千葉の鉄建公団訴訟で、1047名のJRからの排除が、JR総連の要求を受け入れた葛西ら国鉄当局によって行われた事実が明らかになった。闘えば真実は明らかとなり、労働者の団結した力があれば資本に勝てる。1047名解雇撤回・検修外注化阻止でJR体制打倒へ!

3・1~2動労千葉ストと連帯し、3・20闘争へ!

2月1~2日、動労千葉は、検修外注化阻止・ライフサイクル制度撤廃を掲げ、組合員2 名の強制配転に抗議して48時間ストライキを打ち抜いた。この闘いの先頭には平成採の青年組合員が立ち、2名の組合員が動労千葉に加入した。
2月13日、動労千葉など5団体がよびかけた「1047名解雇撤回!検修外注化阻止!反合理化・運転保安確立!2・13全国労働者総決起集会」には、1850名が結集し、JR東日本本社へ戦闘的デモを貫徹した。
そして、動労千葉は、検修外注化のための再度の幕張電車区2名の強制配転に抗議し、3月1~2日、第2波のストライキを決定した。組織破壊攻撃への怒りのストライキだ。
今、民主党・連合政権は支持率も低下し、その支配はぐらぐらだ。民主党政権の最大の弱点は、国鉄と沖縄だ。国鉄分割・民営化が完成しないことは連合の存在基盤を揺るがしている。そして、基地をめぐる沖縄の怒りを彼らは解決することができない。
3・1~2動労千葉ストライキと連帯して闘おう。

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私たちは金が欲しくて闘ってきたんじゃない!

 国鉄分割・民営化攻撃をくぐり抜けてから23 年。私たちは、解雇撤回を高々と掲げてJR資本、国家権力と闘い抜いています。しかし、4者4団体は何をやっているのか。「政治解決」と称して民主党に頭を下げ、身も心も捧げながら金銭解決を求めている。私たちは金が欲しくて闘ってきたんじゃないんです!分割・民営化以降、本当に苦しい思いをしてきました。しかし、国鉄分割・民営化は全労働者にかけられた攻撃だという思いで先頭に立って闘ってきました。ここに来て金をもらって闘争をやめて不当労働行為を認めるなんてことが許されるんでしょうか。私は絶対に許しません! 解雇撤回を貫く以外に私たちの解決はない。この決意で、すべての闘いの最先頭でこれからも闘い抜きます。
羽廣憲さん(小倉闘争団員)の2・13 集会発言
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