神奈川労組交流センター第25回総会報告

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0291号09/01)(2014/06/01)

神奈川労組交流センター第25回総会報告

本気さと団結! 総会の成功をかちとった

 4月20日横浜市内で、神奈川労組交流センター第25回総会は、会員をはじめ52人の参加で、成功裏に勝ち取られました。
 総会では、13~14年の勝利の地平、特に直前に勝ち取られた4・16鈴コン分会裁判勝利に沸き立ち、県交流センター結成25年、四半世紀にわたる闘いがついに階級的労働運動派の新たな歴史を作り出す段階に入ったことを確認し、自信と確信をもって拠点建設・組織拡大へ闘うことを宣言しました。
 総会では、連帯の挨拶として、国鉄闘争全国運動呼びかけ人伊藤晃さん、JAM神奈川ジェコー労組武田委員長、沖縄民権の会座覇光子さん、婦人民主クラブ全国協、NAZEN神奈川、神奈川・星野文昭さんを取り戻す会、百万人署名運動・神奈川連絡会、全国労組交流センター飯田事務局長からの連帯のあいさつを受けました。
 伊藤晃さんは、職場での闘いは路線の選択の問題と同じである、三教組分会での国鉄10万筆署名の取り組みは非常に教訓的であるとし、「県交流センターの力を集中して拠点を作るべき」と問題提起しました。武田委員長は「鈴コンの勝利と三浦での闘いに感動している。今後ともあきらめずに闘う」と決意を明らかにしました。
 各地区ブロック、各産別、さらには青年労働者からの発言が相次ぎ、集中した議論と討論が行われました。討論を通して何よりも国鉄決戦に全県の総力をあげて闘うこと、とりわけJR京浜東北線川崎駅事故を徹底弾劾し、国鉄分割・民営化に決着をつける闘いに全力をあげることを確認しました。
 さらに、三浦の仲間からの特別報告と討論は、本気で権力奪取への挑戦に踏み込んだからこそ体制内執行部との非和解的な激突となっていること、そしてこの闘いは三教組をめぐる攻防のみならず全労働者の未来をかけた崇高な闘いであることが鮮明になりました。5月17日に開催された三教組定期大会は、「不正選挙を行った執行部に大会開催の権利があるのか、委員長・書記長は辞任しろ!」と、現場の仲間が会場内外で総決起して激しい激突として闘われました。
 三教組、自治労、郵政職場はじめ全産別で資本との激突が始まりました。今こそ10万筆署名を武器に職場の仲間を会員に組織すること、『月刊労働運動』を積極的に職場に持ち込むことを確認しました。
 最後に、二つの特別決議「①三教組を先頭に拠点建設・組織拡大へ、②無実の星野文昭さんを取り戻そう」を採択しました。また新たな常任運営委員を選出し、階級のリーダーへ飛躍して闘うことをはっきりさせました。
 資本と安倍政権に怒り、行動を求める青年労働者の根底的な決起が始まっています。「闘う労働組合をつくる組織がここにある。一緒に闘いたい」と青年に認めてもらえる労組交流センターへの飛躍が課題です。ひとりの青年の決起が全体を獲得する情勢に入っています。6・8国鉄集会-8・17改憲阻止大集会へ、「本気さと団結」で闘っていきます。
 岩崎 ゆかり(事務局長)

各地の活動0291

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