6・15埼玉労組交流センター総会の報告

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0293号08/01)(2014/08/01)

6・15埼玉労組交流センター総会の報告

(写真 4・25ジェコー闘争に決起した埼玉の仲間)

自治体、教育を軸に、国鉄、全逓、ジェコー・ショーワ闘争に取り組み、次世代のリーダー・青年の獲得へ! 6月15日、埼玉労組交流センターは総会を上尾市で開催し、大成功を勝ち取りました。4大産別をはじめ、各産別の総括と14年度の方針を提起し、活動方針を全員の拍手で確認し、総会を終了しました。
 総会の内容は、自治体、教労決戦が中心でした。7月11~13日まで大宮ソニックビルで幼保一体化に向けた全国保育集会が行われるため、埼玉の総力をあげて、保育の民営化、外注化・非正規職化撤廃にむけた闘いを繰り広げることで一致しました。
 そして、A自治体では、青年部を結成したとの報告がありました。これからが闘いですが、埼玉労組交流センターの全精力を傾ける闘いとして、埼玉の青年部建設を中心にすえることを確認しました。
 また、教育労働者の決起が開始されました。中学校新採教員のBさんは、激しいパワハラによる退職強要を受け、一般合同労組さいたまユニオンに加入し、パワハラ究明と解雇阻止を求めて、県教委との団交を闘い取りました。Bさんは退職届を出さず、パワハラの事実を暴露・弾劾し、「能力がない」という県教委の主張のデタラメさを暴いたのです。追い詰められ、真実が暴露されることに恐怖した県教委は、Bさんを3月31日に免職処分、翌4月1日になんと「教員免許の剥奪」という前代未聞の攻撃を通告してきたのです。さいたまユニオンは直ちに県教委に押しかけて徹底追及し、免許取り上げのための聴聞会への弾劾行動をよびかけたのです。すると県教委は突然、何の根拠も示さずに免許状取り上げ処分の「中止」を通告してきたのです。今、免職処分撤回を求めて闘っています。Bさんは「私以外にも全国でパワハラやいじめが横行している。私は断固として闘う」と宣言しています。
 さらに、国鉄、全逓、ジェコー・ショーワの各闘争は、埼玉労組交流センターにとって、青年を獲得し、拠点を建設していく重要な闘いです。
 この1年間、『月刊労働運動』と会員の拡大を勝ち取ったことは大きな成果です。各産別の次世代のリーダー建設、青年部建設が一人ひとりの会員に求められています。
 特別決議として、月1回、埼玉労組交流センターの街宣をやって、交流センターの意義と主張を広げようとの提案があり、可決されました。さらに、国際連帯として、埼玉はイラク、クルド、韓国の方たちとの交流が重要だと確認されました。真の国際連帯は、自国の資本家を打倒することです。それが労組交流センターの道であり、戦争を止める道です。
大熊 豊彦(埼玉労組交流センター事務局長)

各地の活動0293

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