ひめじょおん――女性部から 自治労・全国保育集会での取り組み
ひめじょおん――女性部から 自治労・全国保育集会での取り組み
■ひめじょおん――女性部から
自治労・全国保育集会での取り組み 「子育て新制度は中止すべきです」
加須市職員組合 飯島 良子
来年4月1日から子育て支援新制度がスタートするとされていますが、財源も基準も整わない中、制度の破綻が明らかになっています。
私は職員組合保育部会の中で「子ども子育て新システムは絶対反対」と主張してきました。今回、7月11~13日の第35回全国保育集会が埼玉で開催されることになり、改めて市職の仲間や、近隣の保育労働者に、現場の状況を無視した新制度の内容を知ってもらい、「子育て新制度は中止すべきです」の声を一緒に上げてもらうための取り組みを行いました。その内容を報告します。
新制度の内容を暴露した職場討議資料リーフを作成しました。保育部会での学習会の開催や、近隣の公立保育職場を回ってリーフを配布し、保育集会日程中間の12日の保育労働者交流会の呼びかけを行いました。ほとんどの保育職場では、「暑い中ご苦労様です」と声をかけてくれ、リーフを受け取ってくれました。中には臨時職員が多くなっているなど厳しい状況を訴えながら「読んでみます」と答えてくれた保育者もいました。
保育集会当日は猛暑の中、大宮ソニックシティ前に、全国労組交流センターの保育労働者や自治体の仲間、全国女性部など27人が結集しました。全国から続々と集まってくる保育関係者に対して、「新制度は子どもの命を奪い、労働組合を破壊する」「命よりもカネもうけの保育は絶対反対」「団結して闘えば勝てる」と、熱い思いでビラまきを行いました。
併せて、国鉄解雇撤回署名を呼びかけたところ、2日目の分科会会場での署名も含め、なんと全参加者1181人の1割以上の人たちから150筆もの署名が集まり、大成功でした。現場労働者は正しい方針を出せば立ち上がり、闘えば必ず勝てると確信することができました。
集会2日目の12日、18時からの保育労働者交流会には、事前に行った埼玉でのリーフ配布活動や、集会当日のビラまきの成果がどれだけあるか不安もありましたが、地元埼玉、東京、関西、他県からビラを見ての初参加も含め14人が結集し、感動的な交流会が勝ち取られました。
他県の保育者からは、過疎地域での民営化の中で引き継ぎ作業を行っている現状の苦悩などが報告され、関西では民営化反対で声をあげることにより仲間との団結を勝ち取ることができた闘いなどが紹介されました。また、大阪からは、闘わない執行部に対して、民営化反対の意思を表明し、組合選挙に立候補している報告がありました。参加者一人ひとりから職場の現状や思いを交流する中で、新たな団結も生まれました。
「子育て新制度絶対反対・非正規職撤廃」を方針に、今後それぞれの保育職場で、闘う労働組合を組織し、仲間との団結をさらに拡大し、闘いに勝利しましょう!