10・4山梨国鉄集会報告

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0296号04/13)(2014/11/01)

10・4山梨国鉄集会報告

動労千葉・中村仁さんの闘いの報告と、活発な質疑応答

10・4山梨国鉄集会報告

 山梨合同労働組合と「とめよう戦争への道!百万人署名運動・山梨連絡会」は10月4日、甲府市のぴゅあ総合で、動労千葉の被解雇者・中村仁さんをお招きして、「不当解雇と闘い続けて28年、国鉄労働者の話を聞こう10・4集会」を開催しました。

 中村さんは、1978年国鉄入社から現在までの闘いの報告を1時間にわたって話されました。1979年の動労千葉の分離・独立の時は、郡山で機関助士の仕事をしていて、あまり労働運動には関心がなかったそうです。人生の転機となったのは、1980年代の国鉄分割・民営化でした。「国鉄の赤字が膨らんだのは、実際には新幹線の建設などで出た借金を全部国鉄に押しつけたからなのに、まるで労働者が怠けているからであるかのようにマスコミが宣伝したのが許せなかった」と、中村さんは当時を振り返りました。こうして彼は、動労千葉の国鉄分割・民営化反対の2波のストライキに参加し、その報復としてJR不採用とされて解雇され、今日まで28年間、解雇撤回の闘いを続けています。

 中村さんは、「高度経済成長の時は、労働者の要求が満額通っていた。だが結局は、資本の手の上での闘いに過ぎなかった。だから資本が行き詰まって全面的な攻撃をかけてくると、そういう運動は通用しなくなって崩れていった。それでは駄目だ」と、資本主義体制を前提とした従来の労働運動を批判しました。そして現代の非正規職の現実に触れ、「非正規の現実を変えるには正規職が闘わなければいけない。青年労働者にこんなものを残してはいけない。歳をとった人にも、退職してやれやれではなく、自分たちがやり残した課題なのだから、もう一度立ち上がってほしいと訴えている」と、非正規職撤廃の立場を明らかにしました。
 そして千葉鉄道サービス(CTS)の3人の労働者が動労千葉へ加入したことに触れ、「彼らは、動労千葉の闘いは正しいという思いで加入してくれた。だからいよいよ責任が重大になった。CTSの労働者を守り、彼らに応えるような闘いをやらないといけない」と決意を明らかにしました。最後に、動労千葉・関西生コン支部・港合同と国鉄闘争全国運動が呼びかける11・2全国労働者総決起集会への参加を訴えました。

 中村さんのお話のあと、活発な質疑応答が行われました。参加者は、中村さんの訴えを聞き、「一人が一人を連れて11・2集会へ参加しよう」と誓い合いました。