福島労組交流センター第24回総会 動労福島を建設しよう!

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0303号05/03)(2015/06/01)

福島労組交流センター第24回総会

動労福島を建設しよう!

(写真 4・18 福島労組交流センター総会)

渡辺 誠(福島労組交流センター運営委員)

ゼネスト情勢下で拠点建設を

 4月18日、福島県労働組合交流センター第24回総会が福島市民会館で開催されました。事務局長から開会が宣言され、渡辺代表より挨拶を受けました。
 ロシア軍が軍事演習で核兵器を臨戦態勢に置く用意をしていたとのプーチン発言は、世界戦争=核戦争の危機を孕んでいることをはっきりさせました。
 また、中国が進めるアジアインフラ投資銀行(AIIB)設立は、米日帝に対抗しアジア全域から中東―欧州を結ぶ広大な市場を勢力圏にすることです。
 韓国民主労総はパククネ政権打倒の4月ゼネストを宣言しました。プロレタリア革命をめぐる巨大な決戦となっています。
 日本も「2・1ゼネスト」情勢に突入しました。その最先端が沖縄の全島ゼネスト情勢です。翁長知事の「辺野古の新基地は絶対に建設することができない」という発言は、沖縄県民の辺野古新基地と安倍政権への怒りの激しさを示しています。鍵を握るのは、沖縄における階級的労働運動の前進、基地労働者を先頭にした労働組合の拠点とゼネスト指導部の建設です。
 ゼネスト情勢を時代認識として捉え、党と労働組合がゼネスト指導部形成、労働組合の拠点建設の闘いにうって出よう。

14~15年春の闘いの大前進

 続いて、議案提起があり14年度総括が事務局長より提起されました。3・8医療シンポ―3・11反原発福島行動―3・15動労水戸支援共闘結成集会と決戦課題を担い勝利しました。ここに福島県労働組合交流センターの到達地平があります。
 過激派キャンペーンや2・3福島大学デッチあげ弾圧に怒りを解き放ち「福島圧殺」を打ち破ることに成功しました。子どもたちの甲状腺がんと向き合い、福島県立医大と対決し仮設住宅をたずねる医療活動を進める「ふくしま共同診療所」は希望の光です。
 9・11郡山闘争は外注化阻止を掲げ650人が結集し、動労総連合の青年が鮮烈に登場しました。2・15郡山国鉄集会は集会成功に向け、東北全体から郡山地区の労働組合を対象にオルグが展開され、東北全体の課題として取り組まれました。
 動労千葉を支援する会・福島では先進的会員の署名が福島の署名数に表れています。星野奪還の闘いでは、百万人署名を労働組合の中にどう持ち込むか会員より提起されました。三里塚、沖縄の闘い、機関誌を軸に労働組合の拠点建設などの提起がありました。最後にふくしま合同労組の分会での取り組みが大きく前進していることが紹介されました。
 15年度活動方針は鮮明です。動労総連合を福島から建設しようです。動労水戸支援共闘を福島県でこそ拡大しよう。3・11集会を今年の反省を踏まえ継続的に取り組もう。ふくしま共同診療所を守り発展させよう。星野絵画展を成功させよう。ふくしま労働学校で理論武装しよう。14年度決算報告と15年度予算案が了承され、総会は終了しました。福島県労働組合交流センターが全ての闘いの先頭に立つ決意を全参加者で確認できた総会でした。

運営活動0303

Posted by kc-master