2・14北海道 国鉄集会不当解雇から29年! 闘いはこれからだ

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0312号03/03)(2016/03/01)

2・14北海道国鉄集会
不当解雇から29年! 闘いはこれからだ

 2月14日、国鉄闘争全国運動・北海道主催による〝2・14北海道国鉄集会〟が札幌市教育文化会館で悪天候の中、30人弱の結集で成功裏に開催されました。
 札幌圏連帯労組の仲間による開会挨拶から始まり、事務局の2人の仲間が基調報告を行いました。
国鉄解雇撤回闘争の歴史的総括
 「国鉄1047名解雇撤回闘争の歴史的総括」が提起されました。趣旨は「1987年4月1日に国鉄分割・民営化が強行されてJRとなり、30年という長い期間にわたり国鉄闘争が闘われてきたが、当初これほど長期にわたって闘いが継続されるとは支配階級はもちろん、国鉄もJRも、どの政党、どの労働組合も思っていませんでした。
 しかし動労千葉を先頭にした闘いは、終わるどころかまだまだこれからだと継続されています。しかもその闘いはますます内容を豊かに発展させて、日本の階級闘争を牽引しています。国鉄闘争を語らない階級闘争、労働運動は何の力も展望もないものになっています。動労総連合の全国建設で勝利しましょう」。
動労総連合・北海道建設へ
 「新たな国鉄闘争に本日の集会をもって突入しよう! 北海
道に動労総連合を建設しよう!」という方針が提起されました。
 具体的には第1に「1987年にさかのぼって解雇を撤回させ、JRに採用をやり直させる」との動労千葉の新年旗開きでの決意表明を断固支持し、昨年6・30最高裁決定の攻撃を真正面から受けて立ち、JRへの職場復帰を求める新たな署名活動を全国運動・北海道として取り組んでいくこと。
 第2に、3・26北海道新幹線開業は地方切り捨て、安全破壊の攻撃であることを確認し、JR北海道と関連職場に動労総連合・北海道を打ち立てて立ち向うこと。
 第3に、2016年がいよいよ激動の世の中となってきている中で、韓国民主労総のゼネストに連帯し、「生きさせろ・反戦ゼネスト」を実現すること。パク・チョンソン氏(全国鉄道労組ソウル地方本部長)のメッセージの中の〝どうせ行かなければならない闘争の道、大変でも笑いながら行こう〟が紹介され、会場全体が共感しました。 「派遣法撤廃! 貧困・過労死許すな! 非正規労働をなくし、子どもの貧困や虐待のない社会を! 3・11反原発・福島16へ! 星野文昭さんを今年こそ取り戻そう!」との提起があり、参加者全員で確認しました。
 星野文昭さんの家族、弟の修三さんとお連れ合いのゆかりさんから「今年こそ取り戻そう」という訴えがあり、全員で「ソリダリティ」を歌いました。
 続いて、札幌圏連帯労組の堀井委員長をはじめ、自治体、NTT、電機の労働者、道南ユニオン、婦人民主クラブ北海道支部(準)、非戦いぶり、資本論に学ぶ会からの発言があり、会場からは元国労闘争団員からの発言があり、最後に集会決議が採択されました。
 時間が足りなくなるくらい中身の濃い集会でした。
 (北海道労組交流センター)

特集0312

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