甦る労働組合 組合再生へ! 11月集会の総括深め、職場拠点化に取り組もう

2019年12月24日

月刊『労働運動』34頁(0357号01/01)(2019/12/01)

甦る労働組合
改憲と戦争攻撃に立ち向かう労働組合再生へ! 11月集会の総括深め、職場拠点化に取り組もう

吉野 元久(全国労組交流センター常任運営委員、動労東京委員長)

■サクラ散る! 断末魔の安倍政権を打ち倒そう!

 10月4日に開会した今秋臨時国会は、12月9日で会期末を迎えます。安倍は、臨時国会冒頭の衆院予算委員会で「憲法制定から70年経過した。時代にそぐわないものは改正すべき」と表明し、幹事長二階の地元和歌山での自民党主催改憲集会を皮切りに全国で連続的改憲集会を実施するように指示しました。そして「全国遊説隊」を組織し、11月7日に衆院憲法審査会を再開させ、国民投票法(改憲手続法)の成立を狙っていました。
 しかし、首都を2万6千の警察官で戒厳令下におき、湯水のように「血税」を注ぎ込み、二つの「台風大惨事」を嘲笑うかのように強行された天皇即位式―大嘗祭の思惑は頓挫し破綻しました。
 その極めつけは、2閣僚の「更迭ドミノ」に続く安倍主催「桜を見る会」事件の爆発です。驕りと忖度、そして労組破壊―文字通り「我亡き後に洪水来たれ」を地で行く最末期帝国主義=安倍政権。傲慢不遜さと腐りきったこの極右政権に対して、今こそ全人民の憤り・怒り・熱望のすべてを束ね、労働者自身の手でトドメを刺す秋が来ました。

■全国運営委員会の成功へ!

 11月労働者集会は、JR東日本と関生大弾圧=「労組なき社会」化と激化する改憲攻撃という「非常事態」の中で開催されました。集会の参加者はかつてない程の熱意と決意に溢れた集会だと実感したと思います。11・9ソウルでの労働者大会10万決起―訪韓闘争や国際連帯の闘いでも、また「関生支部への弾圧許すな!11・16全国集会」(大阪・西梅田公園)でも、現下の改憲・戦争情勢に猛然と立ち向かう挑戦と大きな前進を実現したと思います。
 しかし、挑戦はまだ始まったばかりです。闘いもまだ「道半ば」です。広島からの「教職員100人声明」や神奈川での「大行進」運動、そしてコンビニ関連ユニオンなどの経験や教訓を多くの仲間が共有することが大切です。幾多の失敗例から学ぶことはもっと豊かで堅実な前進の糧となります。
 私たち動労東京でも、11月30日のダイヤ改定で作業密度の強化や「仮眠時間」の不利益変更などとの闘いに突入しました。新たな支部結成に向かっての組織戦も始まります。そして、ジョブローテーション4月実施や常磐線全線開通に向けた線見訓練の12月強行や常磐緩行線への自動運転導入攻撃との対決が本格化します。
 国鉄1047名解雇撤回闘争や外注化・非正規職撤廃闘争を軸とした国鉄闘争と、関生支部への大弾圧を粉砕する闘いは、改憲攻撃と対決する労働組合再生の闘いそのものです。全国運営委員会に総括と教訓を持ちより、職場の拠点化と労働運動を甦らせる路線をうち固めよう。