■甦る労働組合 労組交流センターの飛躍勝ち取ろう

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0302号01/01)(2015/05/01)

■甦る労働組合

民主労総との国際連帯をかけて、労組交流センターの飛躍勝ち取ろう

辻川あつ子(常任運営委員・全国女性部事務局長・電機)

5・31女性部第22回大会へ!

 韓国では、「セウォル号」事故一周年を迎え、遺族は激しい怒りをパククネ政権にぶつけています。子どもを失った親たちは、「子どもたちの死を無駄にするな。こんな政府では安全は取り戻せない」「沈没した船の引き揚げ、原因の究明を!」とパククネ参加の追悼式典をボイコットして抗議しました。遺族の怒りと民主労総の「生きさせろ」ゼネスト情勢の合流は、パククネ政権と倒すか倒されるかの激突になっています。
 JRでは、4月12日、山手線で支柱が倒れ、8時間の運行停止で、40万人以上に影響が出る事故が発生しました。電車との激突は避けられましたが、大変な状況でした。その前の青函トンネル特急列車火災も、大惨事の一歩手前という事故でした。JR北海道は、いかに新幹線を打ち出そうが、すでに輸送の安全を掲げる会社の体をなしていません。
 これからの大量退職問題は、JR北海道をはじめ、JR九州、JR四国、JR貨物に対して、国鉄分割・民営化=JR体制の矛盾を一層集中させることになります。
 日本で起きている事も韓国で起きている事もまったく同じで、新自由主義の「命より金」、1%の資本家たちの労働者階級への攻撃です。

 動労神奈川の青年労働者の解雇撤回、アメリカンアパレル分会の解雇撤回と国鉄闘争を軸に闘う労働組合が次々と圧勝しています。
 「動労総連合を全国に」を打ち出して闘う私たちの存在は、安倍・葛西にとって、黙って見過ごせない存在になりました。やはり、安倍・葛西を倒すか、私たちがつぶされるかの情勢になったということです。民主労総との国際連帯に応えるためにも、私たちの組織がこのままの規模ではまったく足りません。四大産別先頭に、組織拡大、拠点建設へ進撃しましょう。
 3・15動労水戸支援共闘結成集会には、多くの皆さんに参加いただき感謝申し上げます。集会の休憩時間に、「私は全動労の家族会でした。皆さんに会えてうれしい」と動労水戸の家族に握手を求めて来たご婦人がいました。改めて、私たちの国鉄分割・民営化絶対反対の闘いが、今も、「闘えなかった。でも、闘いたかった」という労働者や家族の結集軸になれると確信しました。

 女性部の組織拡大は、全国労組交流センターと一体の重要な課題です。「職場にたたかう労働組合をつくる」女性部活動をめざして開催される5・31女性部大会の成功を勝ち取ろう。