525名の解雇撤回! 組合の旗を守れ
2010年3月2日発行
525名の解雇撤回! 組合の旗を守れ
福山分会・平口さんと共に闘おう
2年後の年金機構廃止=全員解雇を許さない! 外注化阻止決戦で道州制粉砕・鳩山政権打倒だ
すべてのみなさん!分限免職とされた525名の仲間の解雇撤回! 闘う労働組合の旗を守ろう!社保庁解体は何のためか。連合・自治労が支える鳩山政権は、2年後の年金機構廃止を公言。再び全職員の解雇と選別再雇用が迫っています。「首切り自由」で非正規化と賃下げ、労働強化を際限なく進める。道州制で公的年金保険も解体し、地方政府の下で大増税を行う。これが、民主党政権の正体です。断じて許せない。全労働者の反乱で鳩山政権をぶっ倒そう!
(写真 分限免職の組合員を切り捨てるな! 社保庁の仲間525名の解雇撤回を闘う2・27戦闘宣言を発す(左)2/27社保労組解散大会は無効だ! 被処分者を切り捨てる腐った組合幹部を平口さん先頭に徹底弾劾(右)総勢50名でシュプレヒコール)
分限免職の仲間を切り捨てるな! 社保労組解散に絶対反対
不当解雇・雇い止めにされた組合員の仲間を切り捨て、どうして自治労・社保労組本部は全国社保労組・社保非常勤労組の解散を強行するのか。
労働組合は、労働者のために存在するのではないのか。「一人の首切りも許さない!」これはゆずることのできない労働組合の原点です。
社保労組の解散には絶対に反対。闘う労働組合の旗を守りぬくべきです。
道州制による公的年金保険解体・全員解雇が迫っている
労働組合の闘いぬきに、労働者の職も生活も権利も守れません。鳩山政権の「税制改正大綱」には、2年後の「年金機構の廃止・国税庁との統合で歳入庁設立」がうたわれました。年金機構の労働者は再び全員解雇。再雇用の保証などどこにもありません。
なぜ国税庁と統合するのか。「財政危機」を理由に、経団連も自治労本部も「税・財政・社会保障の一体改革」を主張。公的保険を軸とする戦後社会保障制度の解体と消費大増税が迫っています。一体これでいいのか! です。
これが民主党・連合政権の正体追いつめる社保労働者の闘い
施政方針演説で鳩山首相が強調した「新しい公共」とは、公務員の首を切り、労働者住民に「無償の奉仕」を押しつけること。これが、「地域主権」と道州制導入で狙われているのです。
大恐慌下で御用組合の連合を支えに登場した鳩山政権は、国家と資本の救済のための政権です。断じて労働者の政府ではありません。解雇撤回を闘う社保労働者の闘いが、民主党・連合政権の正体を暴き、追いつめています。
闘えば勝てる! 労働組合の路線と団結がすべてを決する
昨年の8・30総選挙を思い起こしましょう。労働者の積年の怒りが、戦後の自民党支配を打ち倒したのです。労働者が本気になって怒れば、革命だって可能です。
労働組合の闘う路線と労働者の階級的団結だけが、大恐慌下の大失業と改憲・戦争への道を打ち破るのです。
首切り協力=政労使一体の労組幹部から組合を奪い返そう
資本主義擁護のため身も心も「政労使一体」となり、社保庁の解体・首切り、年金機構の労働強化に協力する労組幹部から、労働組合を奪い返そう。福山分会・平口さんとともに解雇撤回! 外注化阻止決戦の爆発で道州制粉砕・鳩山打倒をかちとろう!
労働者の団結こそ力。怒れる仲間は連絡を!
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イラク反戦7周年全世界一斉デモ<改憲・戦争、民営化・外注化、労組破壊>粉砕!国鉄1047名解雇撤回!沖縄の怒りで鳩山政権ぶっ飛ばせ!
3・20ワーカーズアクション
3月20日(土)13時東京渋谷・代々木公園集会後渋谷デモ
ワーカーズアクション実行委員会連絡先:全国労働組合交流センター国鉄千葉動力車労働組合
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資本主義は終わりだ! 大失業と戦争打ち破る第2次国鉄決戦へ
外注化・非正規化絶対反対! 青年労働者先頭に闘おう
大恐慌はさらに激化。労働者に犠牲を転嫁するな!
しています。天文学的な財政投入と超金融緩和政策も「息継ぎ」とはなりえず、無慈悲な大量解雇と賃下げ、「新興国」市場をめぐるバブル投機とドバイ、ギリシャと続く国家債務不履行の連鎖。ドル大暴落の切迫。トヨタ車狙い撃ちの露骨な争闘戦と保護主義の台頭。
際限ない資本救済政策によって、日本の財政赤字は3月末には900兆円を突破。税収37兆円に対し歳出は92兆円。国債発行44兆円。
何が「財政再建のために人件費削減」だ。「財政再建」などあり得ないことは、常識で考えたって分かりきったこと。すべてを労働者に犠牲転嫁するなんて、断じて許されない。「財政危機」なんて資本主義的生産様式を終わりにし金融資本の全資産を接収したら一瞬にして解決。そういう問題です。
安全投げ捨てる効率化=外注化で殺されてたまるか
今、JRがやろうとしているのは、利潤の極限的追求のために第2の分割・民営化で、数百の会社に鉄道業務を分割・外注化する攻撃です。それが何をもたらすか。安全の最後的崩壊です。
半年間止まったままのベルリン地下鉄、事故の頻発で保線会社がひん倒産したイギリス、先日のベルギーの大事故、そして05年尼崎事故、羽越線事故。民営化・外注化でおびただしい数の乗員・乗客、保線労働者が犠牲となっているのです。そして、効率化・コスト削減が現に人を殺し、職場の仲間を病気や退職に追いやっている現実に、私たちも日々直面しています。何のための、誰のための「効率化・コスト削減」なのでしょうか。
分割・民営化の決着かけ、動労千葉が渾身のスト決起
動労千葉は、国鉄分割・民営化の決着をかけて、検査修繕業務の全面外注化阻止・JR体制打倒のストライキに打って出ました。2・1~2の48時間ストでは2名の組織拡大を勝ち取り、さらに強制配転阻止の3・1~2第2波ストに決起しています。
敵は恐れている。労組破壊はねのけ職場から総反乱を
大恐慌は、労働者の反乱を恐れる当局・資本の労組破壊攻撃を激化させ、御用組合幹部による労働組合の「産業報国」運動への転換を急速に進めます。社保労働者の首切りに協力した自治労本部をはじめ、民主党・連合政権の下でそれがいっきに進行しているのです。
青年は未来をかけて団結!3・20渋谷に総結集しよう
動労千葉のストライキは圧倒的に正義の闘いです。外注化阻止決戦、そして社保労働者の解雇撤回・道州制粉砕、鳩山打倒の闘いは、腐った労組指導部を打倒し、全労働者の怒りを解き放つ闘いです。大失業と超低賃金、外注化・非正規化の強制に対して、2千万の青年労働者の未来をかけた決起が始まっています。3・20渋谷へ、団結をかけ、ともに総結集しよう!
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『ルポ貧困大国アメリカⅡ』(堤未果著岩波新書)腐りきった資本主義を倒す労働者の怒りと闘い
「経済危機後のアメリカでは、社会の貧困化が加速している。職がみつからず、学費ローンに追い立てられる若者たち。老後の生活設計が崩れた高齢
者たち。教育や年金、医療そして刑務所までもが商品化され、巨大マーケットにのみこまれている。オバマ登場で状況は変わったのか…」
今話題となっているこの本のカバーの見返しには、こう書かれています。そう、この本を読むポイントは2つ。
現在のアメリカ社会はどこまで行き着いたか、何が決定的な転換点となったかであり、この資本主義の現状に対して突破の道はどこにあるのかです。
「外注革命」のもたらした惨たんたる現実さん
第1章「公教育が借金地獄に変わる」で、教育の民営化、ビジネス化によって学資ローンが学生たちを食いものとし、「自己破産」すら認められず借金漬けにされて死ぬまで(死んでも)借金返済に追いまわされる姿が報告されます。第2章「崩壊する社会保障が高齢者と若者を襲う」では、企業年金制度の破たんを例に、食っていけない、医者にもかかれない高齢者の絶望的状況が暴かれていきます。第4章「刑務あば所という名の巨大労働市場」こそ、「外注革命」をなしたアメリカの行き着いた姿。民営化された刑務所では、時給40セントの強制労働の一方で、部屋代(!)や食費、備品代で毎日10ドルが取られ借金づけとされて収奪されていく。「いまもっともトレンディな投資先―順調に増加する有罪判決と逮捕率が確実な利益をもたらしてくれます。急成長するこのマーケットに投資を!」、これが、大手投資会社のキャッチコピーとなり、家を奪われたホームレスの人々が次々に投獄され監獄労働を強制されていく状況が報告されます。
外注化阻止! 労働者の革命を
本文冒頭が「爆発した教師と学生たち」としてカリフォルニアの学生と教職員のストライキ闘争から始まるのは、決定的。闘いにこそ希望があるということです。外注化は資本主義の終末点。労働者階級の革命が未来を開くのです