― 仙台市内 ― 5・1被災地怒りのメーデー

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0303号03/02)(2015/06/01)

― 仙台市内 ― 5・1被災地怒りのメーデー

阿部辰雄(ふくしま合同労組)

 5月1日、仙台市内で「被災地怒りのメーデー」が50人の結集で開催されました。今年は、ふくしま合同労組と福島県労組交流センターが実行委員会に加わり東北全体のメーデーとして勝ち取られました。司会の福島県労組交流センター事務局長の開会あいさつに続いて、みやぎ連帯ユニオン書記長が基調提起を行い「韓国ゼネスト情勢に続いて日本でもゼネスト情勢を切り開き安倍を打倒しよう」と提起、参加者全員の拍手で確認しました。
 続いて、闘いの報告と決意が、全金本山労働組合、ふくしま合同労組、みやぎ連帯ユニオン、仙台市職労、婦人民主クラブ全国協、東北大学学生自治会から熱く述べられました。まとめと団結がんばろうを、全金本山労組委員長が行い「岩盤規制を撤廃し戦争に突き進む安倍政権を打倒しよう!」と提起しました。
 集会後、一番町アーケード街を通り仙台駅前までデモ行進しました。デモ隊に手を振る人やデモコールを一緒に唱和する学生など大注目のデモでした。
 最後に、私が、ふくしま合同労組として発言したので要点を掲載します。
 「今年の3・11反原発福島行動にたくさんの方々に参加していただきありがとうございます。天候に恵まれず結集が大変だったと思いますが、全国から1100人の方の結集に感謝いたします。集会の発言やデモ等を通じて、労働者に国境がないことや国際連帯が重要であり、福島と全世界が繋がった行動ができたと思います。
 ふくしま合同労組として昨年8月バーベキュー、10月イモ煮会、今年4月花見を開催しました。毎回新しい参加者が来て成功しています。今後もイベントを行い地域の方々と交流し、繋がっていきたいと思います。
 4月28日に『沖縄連帯・戦争反対の一斉行動』として福島駅前で1時間街宣を行い、戦争反対署名を20筆集め、翌29日は連合メーデーで国鉄署名を71筆集めました。今の情勢だからこそ、多くの署名を集めることができるので今後も街宣などで署名をたくさん集めたいと思います。
①緑風園分会について
 昨年12月に施設長が交代しました。これは分会の力で前施設長を打倒した結果です。職場では三六協定の問題があります。
安倍政権が進める労働時間規制撤廃・戦争につながる攻防なので絶対反対で闘っています。また同僚との学習会を通して組織拡大に向け前進しています。
②不動産業の仲間について
 同僚の賃金3万円アップを勝ち取りました。分会結成に向けて前進しています。
③その他の職場について
 郡山市の医療福祉職場で働く仲間がメーデーの流れを引き継いで分会結成を宣言し、職場当局に申し入れをしました。同僚と団結しています。
 私もふくしま合同労組の一員として、一人ひとりの職場での組織拡大に向けて組合員と団結して頑張っていきたいと思います。また私の職場でも闘いを開始していきたいと思います」。被災地メーデーは大成功です。

各地の活動0303

Posted by kc-master