― JR東日本に向けてデモ ―5・1新宿メーデー

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0303号03/01)(2015/06/01)

― JR東日本に向けてデモ ―

民主労総ゼネストと連帯して5・1新宿メーデー

新井 拓(5・1メーデー実行委員会)

 4・24韓国民主労総のゼネスト、それと連帯した杉並区議選闘争は情勢を一変させました。その最大のものは、私たち自身が「ゼネスト指導部」への飛躍を決断して団結を固め、ものすごい迫力で総決起していることです。いまだ端緒的ではありますが、情勢全体を確実に揺り動かしています。
 動労総連合、合同一般労組全国協、全国労組交流センター、全学連の四者共催の5・1新宿メーデーは、「韓国・民主労総ゼネスト連帯! 国際連帯の力で、戦争法を葬り去ろう!」のスローガンを掲げて闘いぬかれました。
13時30分から開始された四谷区民ホールの集会は253名の結集、カンパは11万5752円(プラス1100ウォンと6人民元)でした。
 動労千葉・動労水戸・動労神奈川を先頭とするJR東日本本社への意気高いデモに、前日に解雇されたという青年労働者が飛び入りで合流してきました。「一生ハケンを許さない!」「事故の責任は会社にある!」など、新自由主義を真っ向から弾劾するコールは労働者の「憤怒」と結合するものです。午前中にはJP本社デモと社前行動、JR環境アクセス本社抗議行動が行われ、全労連メーデーでは500筆の国鉄署名が集まりました。関西でも連合メーデーに「大阪都構想絶対反対」で登場、岡山大学病院前でも行動が闘われました。アメリカでは警官に よる黒人虐殺への抗議としてオークランド港封鎖が闘いとられています。全国全世界の労働者階級の決起で歴史的なメーデーが闘いとられたのです。

安倍打倒に総決起を!

 第一の意義は、世界大恐慌の世界戦争への転化に対し、韓国の労働者階級を先頭に全世界の労働者階級がゼネストを叩きつけることです。民主労総と連帯してゼネストを打てる指導部を作る闘いが杉並区議選であり、5・1メーデーだったのです。
 第二の意義は、安倍の戦争政治に日本の労働者階級が総反撃を宣言したことです。
 日韓労働者の国際連帯で世界戦争の焦点としての東アジアを「世界革命の根拠地」「ゼネストの拠点」へと転じる闘いを、日本労働者階級が開始しようということです。韓国ゼネストに対する最大の連帯は、日本の労働者階級が安倍打倒に総決起していくことです。
 第三の意義は、労働基準法改悪、労働者派遣法改悪、解雇の金銭解決制度の導入などによる戦後労働法制の全面解体攻撃に対して、国鉄闘争の前進を基軸に絶対反対で立ち向かうことでした。5・1メーデーはその突破口を切り開きました。
 5月14日に閣議決定された「平和安全法制整備法案」と「国際平和支援法案」は「平和安全法制」と称されていますが戦争法案そのものです。違憲が明白な10の改正法案を一つにして提出する手法はデタラメ極まりありません。安倍打倒へ総決起しましょう。

各地の活動0303

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