動労西日本の岡山支部建設へ9・27岡山国鉄集会

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0308号02/11)(2015/11/01)

動労西日本の岡山支部建設へ
9・27岡山国鉄集会

 9月27日、岡山市内で岡山国鉄集会を開催した。集会には、星野絵画展の会場でビラを見たという参加者を含めて30名が集まった。 また私の解雇撤回裁判を共に闘った大石和昭弁護士からの「契約社員制度等が国民の大多数をなす労働者・勤労人民の基本的人権を根底から否定し、社会崩壊というべき事態にまで立ち至っている現状から目を背けることは許されない」と最高裁反動判決を徹底弾劾するメッセージと、動労総連合・新潟からのメッセージが寄せられた。
 集会は、安保国会決戦に示される戦争絶対反対の巨大な怒りの爆発を引き継ぎ、「次は何か」と闘いの方針を求める膨大な労働者階級に対して、動労総連合建設=動労西日本岡山支部建設を軸とする国鉄闘争、階級的労働運動の力で侵略戦争を阻止しようと訴える行動として議論を重ね、準備してきた。
 集会の基調提起を行うにあたって、私自身が9・23米子国鉄集会で提起した基調の内容を、再度岡山の仲間で議論し基調を作り直した。中国・四国の労働者の議論をもとに、国会前闘争の総括を基調に入れた。
①吉備線民営化と岡山気動車区廃止に絶対反対で闘う。
②乗務員の労働強化がおこなわれている。9月9日、山陰本線で単線区間に上り下り双方の列車が同時進入し、正面衝突寸前の事故があった。反合・運転保安闘争路線で闘う。
③契約社員制度撤廃を闘う私の解雇撤回裁判で、「非正規だから会社は自由に解雇してよい」という最高裁判決が出された。非正規化・外注化を粉砕し、動労西日本の組織拡大を岡山でも勝ち取る。
 以上の3点を集会参加者全体で確認することができた。
 決意表明では、岡山地区の拠点労組を中心に闘争宣言が発せられた。
 岡山大学医学部職員組合の矢田範夫さんは、「戦争法と一体で医療法が改悪され、持ち株会社化が解禁された。全員解雇・非正規化の民営化攻撃に絶対反対で闘う」と訴えた。
 自治労倉敷の百本敏昭委員長は、「自治体民営化絶対反対。人事評価制度絶対反対で県本部に動議を出す」と発言。
 岡山マスカットユニオンの清水久美子委員長は、「組合の組織拡大は青年労働者の組織化をめぐるUAゼンセンとの闘いだ。国鉄闘争と一体で闘う」と発言した。 また岡山・星野文昭さんを救う会の植野忠さんは、9月3~4日に開催した星野文昭絵画展の成功を報告し、「戦争絶対反対! 沖縄闘争を闘って獄中41年の非転向の闘いを貫く無実の星野さんと共に闘おう!」と訴えた。
 最後に、岡山マスカットユニオンの木村守男書記長は、「この戦争は、過剰資本・過剰生産で世界市場を奪い合う帝国主義戦争だということをはっきりさせ、自国帝国主義打倒の闘いをやりぬこう。11・1労働者集会へ大挙結集しよう」とまとめを提起し、集会を終えた。
(山田和広・動労西日本書記長)

特集0308

Posted by kc-master